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「聴す」あなたはどう読みましたか?

どうも、ゆかりです^^
今回は、読み方と意味を知って、涙がでてしまった言の葉について。
想いを紡がせていただきたいのです。
対人支援でもとてもとても丁寧に自分に落とし込みたいこと。
けど、きっと。
身近な場面でこそ、もっとも心を奏でていたいこと。
届けたいな、もっともっと拡がるといい、と希う。

【「聴す」の読み方を知ったそのとき】

この読み方を知ったのは、
コピーライター阿部広太郎さんの著書「心をつかむ超言葉術」の一頁。
ひらがなの三文字が目に入った瞬間に、意味を受け取り涙腺が崩壊した。
「聴す」と書いて、「ゆるす」と読む
聴くということは、相手の存在自体をまるごと受け容れること。
だから、「ゆるす」なのだ、と。
阿部さんの書かれたとても素敵な記事がありますので、ご紹介いたします。

【「聞く」と「聴く」の違いって?】

意味の違いによって、使い分けがされている「きく」。
「聞く」「聴く」、それから「訊く」について少しだけ、綴ろう。

聞くは、「物音を聞く」「遠くで声が聞こえる」などのように、音や声が自然に耳に入ること。
ただし、「聞き耳を立てる」「聞き惚れる」のような複合語で用いる場合は、この限りではない。

聴くは、「音楽を聴く」「講義を聴く」などのように積極的に耳を傾けること。

訊くは、「道を訊く」「可否を訊く」などのように尋ねる、問う時に用いる。
常用漢字とされないため、公用文では「聞く」と表記されることが多い。
小説などでは頻繁に使用されているので、私は数年前まで常用漢字だと信じており、公式記録で用いていたところ、上司に注意を受けた記憶が鮮明。

【「傾聴」を考える】

さて、私は職歴で相談業務に携わって長い。
最近では心理カウンセラーの学びを更に深め、
傾聴」という単語が自分の辞書にとっぷりと記されているつもりであった。
なんとも恥ずかしい。
自分の浅はかな思い込みに、穴があったら入りたいような面もちである、と云える。

傾聴とは、「目」「耳」「心」を傾けて真摯な姿勢で相手の話を聴くコミュニケーション技法のこと
心理学者のカール・ロジャーズの三原則としても広く知られている。

だが、それだけではない。
相手の話をきちんと聴くことは、もちろん。
自分自身の内なる心の声や思い、感情を自分できちんと「聴く」こと。
ハッとする。
頬を伝う熱いものを感じつつ、胸が軋む音が聞こえる。

他者の話を傾聴し、他者を聴すことができていたとしても。
自分を聴すことができている人は、果たしてどのくらいいるのだろうか

【ゆるす、ってなんだろう】

想いを馳せる、たくさんのたくさんの私のいとおしい人たち。
人を手伝いたい、助けたい、癒したいと願い。
自分自身のケアが疎かになってしまっている、いとおしい人たち。

きっと、まずは。
一番近くにいて、一番よくわかっているのに。
本当は一番よくわからない、「自分自身」。
自分自身を「聴す」こと
あるがまま、ありのままの自分でいていい。
そのままの自分で価値がある。
そのままの自分だからこそ他の誰とも違う価値があるんだ。

思えば、無視、してきていました。
自分の奥の奥の方の心の声。
聴かない、認めない、受け容れない
自分が一番近くで自分を大切にできたはずなのに。
そして、そのことは、きっと私だけに起きていることでなく。
みんな、にも。
私の大切な人たちにも、起きている、無自覚に。

この世にたった一人しか存在しない、自分自身。
深く受け止めよう、今より少しでも労ろう。
頑張って生きている、と認めよう。
とてもとても素敵で、愛おしい、と知ろう。

もし、自分でそう思えない時はどうすればいいの?
って、訊いてみた。
そしたら、こう考えればいいかも。
目を閉じてみて。
最初に浮かぶのは、誰の顔?
その人にとっても、きっと自分は。
きっときっときっと、大切な存在
その人のことが大切であるなら、同じくらい自分も大切かも知れない
私は、自分の無価値観に苦しむ時、
目を閉じて自分に問いかけて自分にそう応えるようにしています。
そうすると、少しだけ、胸のあたりにぼんやりと温かい感覚が訪れ、
口角が少し上がって、ここに留まろう、って思えるのです。
騙された、と思って、ちょっとやってみて!

【結びに -まとめ- 】

ソーシャルワーカーやカウンセラー、コーチ、コンサルタント、セラピスト、他にも対人でお仕事をする人々にとって「傾聴」とは基本的なスキル。
ですが、もっともっと深めていける意味や意義があって。
私はまだまだ、未熟なひよっこなんだな、って。
だからこそ、もっと成長していく伸び代も、ある。
そう信じて今日も全力で、読んでくださったあなたに感謝いたします。

言葉って、ただの言葉でしかないけれど
私たち人間のコミュニケーションに、欠かすことができません。
言葉が通じない場所で、心が繋がってコミュニケーションが取れることも、もちろんあります、実体験として断言できます。
ですが、基本、広く伝えたりどなたかと対話をしたりするときに、言葉って大事
言葉のもつ、大きな力や可能性についても、大切にしていきたい

そして、「こころ」や「感情」といった、言葉で表現しにくいもの
そこにアプローチして、確かな手触りのあるような感覚を誰もがもてるといいな、て希ってやみません。
私は、言語化が苦手な方、口下手だとお悩みの方、本当はたくさん抱えている豊かな心の世界をなかなか表現できない方、そんな方たちのエンパワメントができたらいいなぁ、て考えています。

あなたの生きづらさが、ふんわりと少しカタチを変えて、違う何かに育っていきますように
ここまで読んでくださって、誠にありがとうございます
またきっとお目にかかりましょうね。

末筆になりましたが。。。
この記事を書くにあたり、自分自身の過去や感情と向き合いました。
その過程で私の過去を柔らかくさせるために、たくさんのヒントをくれた大切で大好きなおともだち。
彼女のおかげで、この記事を書くことができました。
彼女が、彼女独自の方法やアイデアで「聴す」を広く伝えていくこと、楽しみです。
ありがとうありがとう、今日も大好きよ

サポート、ありがとうございます💗 世界の子ども支援に大切に使わせていただきますね!!!