島根県大田市の見どころ〜その②温泉津の魅力 〜
こんにちは。コラボレーターのいたやゆかりです。
私は、大田市関係人口拡大事業の遊ぶ広報という取り組みで、10月16日から2週間、島根県大田(おおだ)市に滞在しました。大田市は地域によって海や山、温泉など雰囲気の異なる地域が行われています。
島根県大田市にある温泉津(ゆのつ)は、古き良き風情が漂う温泉街として知られ、歴史的な町並みと温泉が楽しめる魅力的なスポットです。
海と夕焼けの景色も綺麗ですし日々の喧騒を離れて、ゆったりとした時間を過ごしたい方にぜひ訪れていただきたい場所です。湯治にも向いています。
歴史と風情を感じる町並み
温泉津は、江戸時代から続く温泉街で、今でも古民家が点在しており、リノベーションされたお店などが立ち並んでいます。
街から散歩しながら行ける範囲に「やきもの館」があります。ここには民藝民藝の父とも称される柳宗悦が「美しい建築」と絶賛した石見焼の登り窯があります。
窯の中で焼かれる器は、素朴で温かみがあり、日常の器としても愛されています。町を散策しながら、歴史的な建造物や石見焼の美しさに触れてみてはいかがでしょうか。
また、温泉津には古民家をリノベーションした宿や店舗が点在しており、まるで時代を思い出したかのような気分に浸れます。「湯るり」という宿は築140年の古民家で、家具や内装にもこだわりが見られます。
ドミトリーのwatowaさんにも滞在していました。ゲストハウスで同じお部屋の方と様々な会話をしたり楽しい時間を過ごすことができました。
地元の人々との温かな交流
温泉津を訪れると、町の人々との交流があちこちで生まれます。例えば、温泉に浸かりながら地元の人々から入浴の心得や温泉の効能について学びました。
元湯は源泉からほんの1.3mの距離にあり、49度の湯が湧き出る古き良き温泉です。3種類の温度の温泉があるので、1番熱いお湯に浸かることは難しくても、楽しむことができます。身体がポカポカと温まります。温泉水の販売もしているので、お土産に購入しました。
広島の原爆被害を受けた方も火傷を治しに通ったりしていたそうです。
薬師湯にも行きました。こちらの方が、やや入りやすいです。
最初にいただくお水も美味しいですし、お風呂上がりに珈琲を飲むことのできるサービスもあります。屋上から外を眺めることもできます。
温泉津の神社に登ってみた夕焼けがとても綺麗でした。高校時代、放課後に遊んでいた山から見た夕焼けを思い出しました。
福光石 石切り場での見学
500年の歴史があるという福光石の石切り場への見学に行きました。
山の中の会場まで地元の方に車でお送りいただき、一緒に見学に同行していただきました。大田市で産まれ育った方も石切場の見学に行くのは初めての体験だったそうです。
手作業で作業していた跡や現在も掘り進めている場所など、実際に見ることができてとても迫力がありました。このように石を掘り出していると思うと、その跡のお寺の石畳などを見る目が変わりました。
3. 温泉津の味わい深い食文化
温泉津を訪れる際には、美味しい食事も楽しみの一つです。ここ数年で移住者が増えてきていて、飲食店も増えているそうです。温泉津の様々なお店を堪能した私から食文化のご紹介です。
けんちゃん拉麺
けんちゃん拉麺では、台湾風まぜそばをいただきました。マヨネーズやお酢等で味変をしながらいただくことができて、美味しかったです。
石見ポーク醤油らあめんも美味しそうでした!夜はBarになっていて、こちらの雰囲気も良かったですよ。
震湯カフェ内蔵丞(くらのじょう)
薬師湯と併設している震湯カフェ内蔵丞(くらのじょう)。
温泉津の奉行飯をいただきました。
お出汁とともに優しい味付けです。蒸し野菜も素材本来の味を楽しみました。温泉のお湯で作られた温泉卵も美味でした。室内のレトロな空間も心地良かったです。
港の食堂KAN
温泉津港に臨む「港の食堂」兼「ゲストハウス」。
お店から見る海の景色や日が暮れていく様子がとても綺麗です。港の町で、「Kくう・Aあそぶ・Nねる」というのが名前の由来だとか。
卵と地酒入りの出汁醤油かけて地魚をご飯にかけて海鮮丼にしました。生姜のお湯割とイカのおつまみと共に、夜の訪れを待っていました。
時津風
時津風は「時」 ギャラリーと物販「津」 カフェとスナック「風」 フィンランド式サウナ(休業中)の三つの構成になっているそうです。
私はモーニングを食べました。
「遊ぶ広報」で参加している知人と一緒にカウンターで話をしていたら、隣の席の方にも話しかけられて、楽しく談笑しました。奥の焼き物のギャラリーも素敵な空間です。
色shiki
「拝啓チーズ殿」と呼ばれているチーズケーキが名物のお店。
とってもとろりとしていて美味しいです。
大人気なので友人が事前に予約をしておいてくれました。
石見ポークとカレーのあいがけも美味しかったです。
キッチンWATOWA
「シェアリングキッチン」として、全国各地から素敵な料理人さんたちが期間限定・ポップアップストアとして開店!とのことでした。私が訪れた時は、京料理 旅する料理人の牧田旬加さんでした。
上品な茶碗蒸しにお浸し、お刺身、煮魚やお野菜にきのこの炊き込みご飯とお味噌汁。上品で美味しいお料理の数々でした。
本と喫茶のゲンショウシャゲンショウシャ
「遊ぶ広報」の面談の際にお話させていただいた西田さんがご夫婦がされているお店です。温泉津に宿泊した際から様々な方にお勧めされていたこともあり、3種のあいがけのスパイスカレーをいただきました。それぞれの味わいの違いと副菜とのハーモニーを楽しみました。
デザートのアイスも絶品でした。
西田さんから神楽の魅力を伺いました。今回は、映像では拝見したものの生で観ることは叶わなかったので次回、ぜひ、神楽を拝見したいと思っています。
BOONIES DINER
昨年11月にできたハンバーガーのお店。温泉津好きな友人からお勧めされていたので絶対に行きたいと思っていたお店です。サルサソースでさっぱりといただきました。
温泉津で心の旅へ
温泉津は、ただの観光地ではなく、地元の人々との触れ合いや、自然と調和した町並みが心を穏やかにしてくれる場所です。
湯治でゆっくりと過ごすのも楽しいですし、食べ歩きできるお店も結構あって、毎回の食事も結構楽しいですよ。
早起きして、朝市に行って海を見ながら朝食をいただいたりもしました。
それでは、味わい深く素敵な日々をお過ごしくださいね!