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《お揃い》に対する拒否反応

どうもお揃いというものに拒否反応というかトラウマがある。
中学校の入学式でとなりの人と全く同じ服だったのは確実にトラウマ原因ナンバーワンである。135人いてそりゃ誕生日同じ人あと2人いたから確率的にはそりゃそうだろうって気もしなくないが、そこで同じクラスで出席番号前後になるって確率は流石に引く。嫌な事は覚えているものだ。

もうとにかく理不尽な理由で画一的に決められるのが子供の頃から大嫌いだった。その最たるものが制服で、転入先の小学校が公立の分際で標準服とかいうクソ制服があり、せいぜいジャケットとスカートを規定する程度ならいいものをやれカーディガンは紺色だ、中は白のブラウスだ、タイツは不可、コート不可とかまあとにかくダサい上にまったく理にかなってない決めつけがありぶっちゃけ違法だろって調べ上げて突きつけたけどまあ担任もクソだったって顛末がある。確かにある意味制服というものは楽だけど、頭ごなしに均一化させるとか、公立の小学校ってさすが奴隷養成機関なだけあるわ。特に民度が低く、悪政が敷かれており、兎に角悪名高き大阪だしね。

というわけで制服がない学校という理由で中高を選び、まあそんなに入学式を超えるようなお揃い事件もなかったんだけど、どうも大人になってからもふとした瞬間に「同じモノ」持ってる人と遭遇するとものすごく拒否反応が出る。
無論、新卒のときのリクルートグッズなんて買ってない。そもそもスーツのアルバイトを入学以来していたので「黒のスーツで黒髪で行かなくてはいけないという論理的な理由がない」だった。きちんと清潔感のある身嗜みであることが本質なのではと考えてたら浮いてたね!チャコットも劇団四季も落ちたけどまーいーや!

兎に角みんな同じお揃い仲良し!出る杭にはならないように気をつけようね!みたいなスタンスがもう嫌い。気持ち悪い。

同じでもセーフなもの、はじゃあ逆に何かと考えると、

◉携帯電話 インフラやしな
◉パソコン ただし頭の悪い特に男がカッコつけでMacBook Pro見せびらかしてるとイラッとくる。 根が理不尽なミサンドリストなものですから
◉大量生産品 ペンとか。むしろ被らない方が難しいもの
◉衣装や支給品とかのお揃いである必要が明確なもの。
◉推し 同担拒否では全くない専門性が高くそもそもそこしかないもの。例えばスケート靴とか。ブランド自体が少ないものは数社独占状態だからまあかぶる。気にならない。

で、うわっとなったのがこれまで

◉最寄駅で前歩いてる人が同じ靴履いてた
◉エスカレーターで目の前の人が同じカバンの色違い
◉持ってた財布が色違いだった

まあどれもオーダーメイドではなく量産品を一般的な量販店で購入しているので絶対に同じものを持っている人はいるのだけど、意外と合わないじゃないですか。もちろん存在していること、そこは理解してるのだけど、どーーーーも、うげっとなってしまう。

多分なんだけど、自分がこだわって選んだものであればあるほど拒否反応が激しいのかも。

私は私であって、私の選択は私だけのものなはずなのに、同じだと自分の選択が自分のものだけだっはずなのに否定されたような心持ちになる。


よって時々、お揃いは拒否である。

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