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【週刊】中1男子 #20 「過勉死!?」

とある夜

私のFP3級試験が終わりどうやら合格したとわかった後の夕食の会話

長男「お母さん、余裕だった?」
私 「うーん、まあ1日1時間勉強したかどうかくらいだからね。」
長男「え、そんなに?」

私 「だって、大学受験の勉強なんて1日10時間くらいしてたけど。」
長男「10時間?よくカベンシしないね!
私 「(カベンシ?)もしかして、過労死じゃなくて過勉死ってこと!?
長男「そう。」

絶句した。
過勉死なんて聞いたこともない。1日10時間の勉強で過勉死って・・

私 「1日10時間で過勉なわけないでしょう。午前中に3時間、午後の夕食まで4時間、夕食後に3時間勉強したら、ほらもう10時間。」

長男「え~」

夫がちゃちゃを入れる。

夫 「きみがなるとしたら過勉死じゃなくて過弁死じゃないか?しゃべりすぎ!」
長男「そうかも、そうかも!」

感じたこと

毎日コツコツ勉強することがそんなに長男にとって遠いことだったのか、と後から考えれば考えるほどショックである。

私は呼吸するようにこつこつ勉強してきた。
長男にとっては、体を動かさずにいられないのと同じだろう。(私には外で体を動かしたくてたまらないという感情はこれっぽっちもわからない)

こんな風に感覚が違う人にはどう接したらいいんだろう?

思い出したこと

そういえば、こんなことを思い出した。

昔、師事していたチェロの先生が言っていたこと。

「すごいわねー、試験でなにがでるかわからないのに全部勉強するなんて!教科書のどこがでるか事前にわからないんでしょ、すごすぎる!」

いや、コンサートとか試験のために1日中チェロを練習するなんてそちらの方が信じられない、と言ったら「そお?」と不思議そうにしていたのが印象的だった。

「何を息を吸って吐くようにできるかは人によって違う」
そんなことに改めて気づかされた長男の「カベンシ」発言だった。

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