見出し画像

青年海外協力隊になる前、2か月間1人旅した話②「旅のスタート地点、中国の西安に着くまでも大変だった」

前回(旅の動機&日本出発)↓

韓国の仁川国際空港に到着した。

今日はこの空港に一泊しないといけない。

旅のスタート地点である中国の西安に行くには、あと1回中国の天津(天津甘栗で有名な、あの天津)で飛行機を乗り換える必要があって、天津行きの飛行機は明日のお昼11時45分発なのだ。


とりあえず、時間をつぶすために仁川国際空港を散策することにした。

ちなみに仁川国際空港はとても広くて、建物内をじっくり見て周ったら1日かかるんじゃないかと思う。

韓国コスメショップ、免税店、高級ブランドショップ、おしゃれなカフェ・・・まるで巨大なショッピングモールだ。

でも、大きなバックパックを背負ってお店を見て周るのは疲れるし、そもそも私はあまりショッピングは好きではないので、ウロウロするのはこれくらいにしておく。

滑走路が見える、ガラス張りの一角に空いているソファを見つけたので、そこに座って西安に着いた後の計画を考えることにした。


西安ではどこに行こうかな・・・。やっぱり兵馬俑はかかせない。そこに行くにはどのバスに乗ればいいのだろうか・・・。


そういえば、お腹が空いてきた。時間は夕方の5時を回ったところだった。

夕食は空港内のフードコート内で、にゅう麵みたいな、暖かいそうめんの上に野菜が乗った韓国料理を食べた。

画像1


夕食を食べ終わっても、まだ午後6時・・・。

寝るにはまだ早いし、何をしようか?


空港内の施設を調べてみると、どうやらスパがあるらしかった。

寝る前にお風呂にも入りたいし、そのスパに行ってみることにした。

画像2


スパは3時間で7000ウォン(約700円)。羽田空港のシャワーは30分で1030円だったので、すごく安く感じる。(しかも羽田空港のシャワーは1分でも時間を過ぎると追加料金520円がかかる…もう使わないぞ…)


シャワールームにはシャンプーもリンスもボディソープもついているし、水圧も強くて快適だった。

スパのお風呂は、2~3人が入れるくらいのジャグジー付きのお風呂だった(日本のつぼ湯?みたいな感じ)。これが8つくらい並んでいる。10人くらいが一気に入れる広いお風呂が3~4つついている、日本の温泉とはちょっと違う感じだ。

スパは3時間利用のコースなので、とてもまったりお風呂につかることができた。

今後、旅行中はお風呂に浸かる機会はないと思うので(安いユースホステルにはシャワーしかない)、最後のお風呂を楽しんだ。


その後は、寝心地のよさそうな場所を見つけて眠りについた(バックパックは盗られないように自転車用のチェーンでイスにくくりつけておいた)。

仁川国際空港では、夜中も巨大な電子掲示板がギラギラと広告を流しているし、エレベーターや空港内のアナウンスがひっきりなしに聞こえてくる。早朝のフライトを待つ人たちも大勢いるので、常にざわざわと人の話し声も聞こえる。

1時間に1回くらい目が覚めて、安眠とはいえなかったけど眠気はとれた。


そして次の日、天津(2回目の乗り換え地)行きの飛行機に乗るために、チェックインカウンターへ向かった。

仁川→天津→西安までのチケットには、預入手荷物料金が含まれているらしく、ちゃんと荷物を預けることができた。言葉通り、肩の荷が下りた!


しかし、ここでまた問題が。

カウンターの人「中国から日本に戻るチケットはありますか?」

私「無いです。そのままバスでベトナムに行きます」

カウンターの人「15日以内に中国から出国するチケットがないと、中国に入国できないんですよ。今から中国発でどこか別の国に行く航空券をとってください」

私「!!?」


急に体が熱くなって、汗が出てくるのが分かった。今から、チェックインカウンターが閉まるまでの間に中国を出国する航空券をとらないといけないとは…!!

(日本人は15日以内だったらVISAなしで入国できることは知っていたけれど、帰りの航空券まで必要なことは知らなかった…)


急いで中国発、ベトナム行きの航空券を探す。とりあえず中国にさえ入国できればいいので、適当な航空券をとっておいて後でキャンセルしようと思った。


航空券を買い、なんとかチェックインカウンターが閉まる前にすべりこみ、手荷物検査を受け、飛行機の中に乗り込んだ。

ギリギリセーフ!!


ちなみに、天津→西安までは何事もなく乗り換えできた。ほっとした。

画像3



日本を出発して30時間。

4月17日の夕方、やっと旅のスタート地点である西安に到着することができた。

移動だけで疲れたので、今日は予約していたユースホステルで休むとしよう・・・。

いいなと思ったら応援しよう!

ゆかり🌱
サポート代は、本代や経験代に使わせていただきます。そして、もっとおもしろい記事が書けるようにします!