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教育実習で担当させてもらった生徒さんたちへ


#オープン学級通信

 皆さん、お元気ですか?国語教師のたにむらです。旧姓は「M」です。

皆さんに分かりやすいように、当時の若々しい私の写真で、【感謝の学級通信】を書かせていただきます。(*^-^*)

 私が神奈川県にある母校の中学校で教育実習をさせてもらったのが、私が25歳の時、今から5年前の6月のことになります。

 私は高校卒業後に入った大学を経済的な理由で辞め、社会人生活を送る中で、「やっぱり先生になりたい。みんなを応援する先生になりたい。」という想いで、働きながら通信制大学に通い、

やっと、やっと迎えた教育実習の1ヶ月を、感無量の気持ちで過ごしました。

 夢を諦めなかったからこそ出会えたあなた方だったから、

やりたいことは積極的に相談してさせてもらおう!

皆さんの良いところをたくさん見つけて、褒めて励まして応援したい!!と思いました。

 平日、授業案や黒板に貼る資料などを夜中まで作って、朝早く印刷し、朝のあいさつ運動に加わったり、

休み時間や昼休みに趣味や部活や勉強の話をしたり、

部活見学させてもらったり、テスト期間中に掃除しながら廊下を回って皆さんの真剣な表情にまたひとつ感動したり、

放課後、黒板に書く練習をしているときに文字の大きさのアドバイスをしてもらったり・・・

本気で先生になりたい私に対して、なんとか教育実習での授業を成功させてあげようと積極的に手を挙げてくれる人が多く、授業に活気をもたせるお手伝いしてもらいましたね・・・。

「先生には、本当に先生になってほしい」

「私の弟たちの先生になってほしい」と励ましてくれたり・・・

あなた方には、本当に励まされて、応援していただきました。

(私が生まれつき片耳難聴であることを皆さんに言わないで授業がなんとかできたのも、皆さんのご協力があったからだと思います。)


 私は皆さんの笑顔の記憶を胸に、働きながら大学に通い続け、卒論を書き、去年、やっと教師になることができました。

本当に皆さんには感謝しています。

(もちろん、ご指導いただいた先生方にも感謝しています。)

 

 皆さんは今、大学生になった頃でしょう。

今、大学に通わずに自宅で授業を受けて、友人ともなかなか会えずに、将来の不安が高まっている人もいるかもしれません。

昔の私がリーマンショックで家庭が経済的危機に陥って、大学を辞めざるを得なかったように、休学・退学を考えるほど、辛い状況にいる人もいるかもしれないと思うたび、心配になり、心苦しく思います。

 けれど、あなた方が心にやりたいことを抱き続けて、少しずつでも歩んでいるのならば、その夢は叶うと思います。

 たとえ、大学を一度辞めて社会人になっても、その後、働きながら大学に通うとか、お金が貯まってからまた大学に通うのも、選択肢としてはありだと思います。

 もしも、悩んで悩んで、苦しくなったら、友人でも家族でもバイト先の人でも母校の先生にでも、相談してみて下さい。

ひとりで考えて答えがでないとき、誰かに話すことで自分の気持ちが固まったり、他の方向性が見えてくることがあります。

私はいつでも、皆さんが今日、笑顔で過ごしていたらいいなと願っています。

 世の中は常に変化し、私たちも少しずつ歳を重ね、経験を重ね、学生時代と同じようにはいかないことも増えていきます。

でもね、あせって、急いで大人にならなくてもいいんです。

自分の素直な気持ちで、これからのことを考えてもいいんです。

周りが「もう大学生なんだから、そろそろ社会人なんだから」と、どんなに急かそうとも、あなたのペースでやっていけたらいいと思います。

♥夢は、未来への扉。こころは、未来へのコンパス。♥

 後ろ向きになる日があっても、世の中が騒がしくとも、あなた方のこころや思いや夢を、大切にしてほしいと思います。

誰かのことを、応援できる皆さんだから、私は遠くから、皆さんを応援しています。

きっときっと、明るい未来がくるよ!笑顔を忘れないでね!


国語教師(歴2年目) たにむら ゆかこ より

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