「聞き上手」って、なんぞ?
ここだけの話なんだけど…
私、よく言われるんです。
「聞き上手だよね」って。
私自身、特別何かを意識している訳ではないんだけれど
どうも周囲からの印象はそんならしい。
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とある日のできごと。
次女の通う幼稚園バスをバス停で待っていたときのことだった。
バス乗り場が同じ近所のおうちからは、おばあちゃんが園バスのお迎えに来ていた。
そのおうちのママはもうすぐ出産だから、いろいろと準備やお手伝いに来ているのだという。
そのママにとっては4度目の出産。おばあちゃんも結構近所に住んでいるから、こうしてしばしばお迎えなどで顔を合わせる。
『産後は、しばらくの間こちらにいらっしゃるんですか?』
と質問したところ、彼女なりに少し悩んでいるのだと打ち明けてくれた。
私は別に何かアドバイスができる訳でもないし、ただただ話を聞いていたのだけど、
『話をよく聞いてくれるものだから、ついつい話しやすくって、いろいろ話しちゃったわ。少しグチも混ざっちゃっていたけれど、聞いてくれてありがとうございました。スッキリしました。』
と。
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そこで、客観的に自分がなぜ聞き上手と言ってもらえるのか
ちょっとだけ自己分析してみた。
※専門家ではないので、実際のところどうなのかは疑問点として残るけど。
・たぶん表情が豊かなんだと思う
自分の子どもが3人、そしてパートといえども子どもたちと接する機会が多い分、向き合うときも全力。
ちょっとオーバーリアクション?くらいの表現をしちゃうクセがついてしまっている。
日頃から口角を上げて、笑顔(…というかにこやかな表情)は意識しているけど、
たぶん笑顔だけじゃなく驚きや悲しみ、楽しさ、全部、顔中の筋肉を総動員しているような気がする。
特に重要なのが、ほっぺと眉毛。
お化粧するときにもかなり意識しているんだけど、きちんと眉の動きが表情に乗っかって初めて、「眉毛」の存在価値があるのだと思っている。
(余談だけど、最近は立体感を出すために、眉マスカラも導入している)
↑どうでもいい情報。笑
うん。
でも、「話を聞いているよ」というのを顔で表現するのに、表情って本当に大事。
・たぶん相づちもオーバーなんだと思う
子どもたちと向き合うのに、特に褒めるときには大げさになっちゃう。
でも、その方が、心からそう思っている様子が伝わるって思う。
それに、そうやってリアクションしていると、会話自体もとっても楽しいものになってくる。
・たぶん視線…
人と話をするうえで、視線のやり場に困ることがある。
でも、目を見て話した方がきちんと頭に入るし、記憶にも残りやすい。
目を中心とした表情なんかも見ていると、話し手の感情が2割増しで伝わってくる気がする。
…かといって、ずっとひたすら目を見つめていると、怖がられてしまうことがあるから、たまに視線をそらせながら聞いているといい。
視線をそらすタイミングも大事だけど。
相手が伝えたそうな顔つきになったときに視線をそらすと、興味がないように感じられる恐れもあるから。
・結局のところ「全身」で聞く感じなのかな
話を聞くって、なんだか『耳』という音を感じる器官での作業のように感じるけれど
実は『聞く』ってコミュニケーションにおける重要な要素なんだと思う。
正確には『聞く』じゃなくて『聴く』なのかな。
『傾聴』っていう言葉があるように、相手に寄り添って話を聴こうとする態度が大事。
もちろん、性格が合わなかったり、苦手だと感じる人もいないわけじゃない。
でもだからといってただ避けちゃうのではなく、どんな共通点があるのか、とか、何が好きなのか、とか、本当にちょっとしたことでもいいから相手に興味関心があることを示すと、気持ちよく話し始めてくれる。
話してもこちらのリアクションを見て話すわけだから、やっぱり『きちんと聴いてるよ』って示してあげればいいんだと思う。
それになにより話が弾んでくると、一緒にいて楽しい。
楽しいだけじゃなくて、悲しかったり落胆したりと、たとえ話の内容がネガティブであっても、その時間や感情を共有できることこそがコミュニケーションなんだと思うな。
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いろいろ振り返ってみたけれど、私が目指したいのは
『記録より記憶に残る存在』
『一緒にいて楽しかった!って思ってもらえる存在』
よし!
もっとたくさんの人と話そう。いっぱい聴こう。
そして、成長しよう。
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