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クラシック音楽コンサートでのいろは

クラシック音楽のライブに行っても客席で大多数を占めるのはおじいちゃん、おばあちゃん。日本全土で少子高齢化が急ピッチで進んでいるので仕方ありませんが、若い人にももっと気軽にクラシック音楽のライブを楽しんで欲しい!ということで、私自身も実践している、コンサート最中のちょっとした3つのコツを書いてみます。

このテクニックはもちろん、老若男女、どなたにでもご活用いただけますので是非お試しください。

1.演奏者観察

クラシック音楽といっても、コンサートには様々な種類があります。百人以上の人がステージに上るオーケストラ、それより小編成のアンサンブル、数人で演奏する室内楽などなど。どんな編成でも、ステージにいる人がどんな人なのかはいつも気になります。

「不機嫌そうな人だな」

「あの人、良い人っぽい!」                   

「生活感あふれる人!」                   

「お洋服のセンス素敵」                     

「なんて美人!このステージ上でこの人が一番きれいだな」

先ずは、音を出している人がどういう人達なのか観察しましょう。演奏者が実際に良い人か否かは知る由もないので、自分の直観力に全てを委ねます。

2.会場観察

会場によっては、大きい場所だとなかなかステージ上の人間の細かなところまで見えない場合もあります。そんな時は、会場観察を始めます。先ず、自分の頭を動かさずに見える全てのものの数を数えます。

・客席に座っているお客の数

・会場の天井、壁についている照明の数

・ステージ側天井にある反響版などの有無の確認と、ステージ用照明の利用状況

(頭を動かさずに数えられる全てのものを数え、それでもまだ数え足りない場合は、次の3.再・演奏者観察をした後に、周りのお客様の邪魔にならない範囲で頭をほんの少し左右、上に向けて数えてない分を数えます)

3.再・演奏者観察 

ここの段階に来る頃には音楽も進み、会場も良い具合に温まっていることでしょう。そこに来て、再び演奏者の観察をします。今回の観察のポイントは以下の通りです。

・どの人が上手そうか、良い仕事をしているか

この段階に来ると、観察眼だけでは何とも分からないので、耳を澄ませます。例えオーケストラのように大人数の弦楽器奏者がいる場合でも、目視して各メンバーがどの程度のエネルギーとパッションを持って演奏しているかは案外分かるものです。

面白いのは耳を澄ませて聞くと、時として大人数で演奏している中に艶やかな音、丁寧な音の扱いなど、様々な事に気が付くことがあります。そんな時は「今の最高な仕事っぷりをしてるのは、誰なんだ!?!?」と、静かにそれに値しそうな人間を探します。

まとめ

上記を試した上で音楽に没頭できない時は、演奏者がいまいちな演奏を披露しているか、会場にいる貴方がお疲れ、もしくはコンサートの気分でないのかもしれません。その様な時には客席でウトウトする、ということも至福の時に満たされる最高の選択肢の一つです。ですが、くれぐれもイビキにはお気を付けください。☺


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