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中川さんのインディージョーンズ記

いつも危険と隣り合わせの職業

警察官

厳しそうな現場に行くときは遺書を書いて行くという(戻って来れないかもしれないから)
一番守りたい時に自分の家族を守れない(現場にいるから)
待つことも仕事だという(犯人捜査やエトセトラ)

そんな体験談を聞いているうちに、私の心の中ではBGMが
インディージョーンズのあの音楽が流れ始め、
皆様もちょっとそんな雰囲気の中、この記事を読んでほしい
今回の過酷な内容の記事を。。。


若林くんの番組『激レアさんを連れてきた。』にも出演できるのでは?
というくらい『九死に一生を得た』な現場を経験されておりました。

そんな命を守る現場から引退されて、今は町のためにと
色々尽力されておられる中川博文さん(64歳)にお話を伺いました。

私が聞きたかったのは、中川さんの警察官人生の中で
特に印象に残った災害救助体験

機動隊の訓練の時に、火炎瓶が運悪く2本も当たってしまい
身体が火だるまの中、水圧がすごい遊撃放水車の放水を当てられ
水圧で身体が地面でくるくる回りながら消火され、
毛が燃えたけど無事助かったが、
時計が壊れちゃった、と笑いながら話してくれるこのおじさまよ、、、

とても大変な体験談を、すらすらお話になるのですが
私の肩は終始上がりっぱなしでした
(想像して怖すぎて。ヒーヒーゆうてたw)


そんな中川さんのご趣味は多岐にわたります。

モトクロス、トライアル、大型バイク、ロッククライミング、登山
アマチュア無線、パラグライダー、スキー、カヌー、手話

手話とアマチュア無線以外は基本的にアウトドア派ですね。

もともと山が好きで、キャンプも好きだという
足をいわして(*関西弁です。痛める)からは
山登りが遠ざかったとのことですが、
山岳警備隊もされていたそうなので山のプロですよね

そんな中川さんが生きててよかった〜と思えるような恐怖体験をお話ししてくださいました。
怖がりの人は読まないでください。脳裏に焼き付くからご注意ください。

では想像力豊かな方々は現場を想像しつつ読んでいただくと、より一層臨場感たっぷりに感じると思いますが、トラウマになった!とか、怖すぎるからやめてくれ!な、クレームは一切受け付けませんので、自己責任で
そこんとこよろしくお願いします。

それでは、どーぞー↓

水害と土砂崩れの狭間で俺はどうする?

とある大水害の中、中川さんは現場検証のため、現場を見に行くわけです。
もうこの時点でジョーンズのBGMをスタートしてくださいw
早め早めがポイントです。

町のひどい状況を確認しつつ休憩をしようと弁当タイムに選んだのはこんな場所

T字路が一般車両規制になっていて、
T字路の向こう側が山
そしてT字路に向かう手前に橋があり、その橋の上で弁当タイムを取ったのだそう。

そんな時、ふと山の斜面を見たら木が動いたらしい(悪い予感しかしない)
そしたらごごごご〜っと土砂崩れ発生!!(ぎゃーーーっ)

中川さんはそのまま橋の上で車が土砂に押されて押されて(ひーっ)
そっから必死で土砂から脱出し近くの病院まで移動する(これもすごい)

病院で電話を借りるもパンク状態(携帯などない時代です)
どうしようかと思っていたら、先程の橋が崩壊(ひーーっ!!)

あな、恐ろしや、、、

ハラハラな出来事はまだ続く。。。

そんな凄まじい状況から署に戻る道の途中、トンネルに入って10秒後、、、
すごい音がしたので後方を確認したら崖崩れ(ぎゃーーーーっ)
数秒遅れてたら、、、その崖崩れに巻き込まれていたかもしれぬ、、、

はーっ、もうここまで聞いて心拍数が上がる上がる
動悸までしてきます


まだまだ終わりません、、、

トンネルを抜けるとそこは、、、水浸しの町でした、、、
町は2メーターくらいの高さで浸水してたという
民家の2階から助けを呼ぶ声が聞こえてきたので、どうやって助けに行ったかというと、、、

どんぶらこ〜どんぶらこと流れてきたタンスに捕まって、家の方まで移動するという強者w

ここまでくると、中川さんはもはやリアル忍者ではなかろうかと疑問さえ湧いてくるw忍者は人前に姿を見せてはいけぬはずなのに、大丈夫なのでしょうか? と余計なお世話の妄想ですが心配にもなってきましたw

そしてタンスde忍者の中川さん、ここで予想外の出来事が起こります。
道路が深くなったところでタンスがくるりんっとして転覆事件!!

忍者なのにカッパを着てたから、これが悪と働き自由に身動きが取れず
もがき苦しむはめに!!!(怖いよー怖いよおおお)


そしたら、運が良い忍者は、たまたま電柱の突起に引っかかり
電柱をのぼり一命を取り留める(ふーーーっ一呼吸)

その後現場にいた仲間からロープを投げてもらい
これまたどんぶらこっこと流れてきた
サンポールに巻きつけて民家に投げるということをしていたら

消防署の救出ボートチームがやってきて民家の住民も
忍者も救出されたそうですが、住民はゴムボートに乗ったのだが、
忍者はミッキーマウスの浮き輪に捕まって引っ張ってもらったという
可愛らしいオチでww

これからミッキーの浮き輪を見る度に私は忍者を思い出すだろう。。。

はい、まだ終わりませんw

署に戻るにも道がなく、、、これまた川のようになった橋を渡る
でっかい岩が流れてきて橋にごっつんごっつんと当たる、、、
信号機が流れてたり、車が流れてるのを横目に、、、
なんとか無事に警察署に戻ると人がいない!
(ほとんど現場に駆けつけていた)

警察署の建物の上から道路を見ると、でっかい自動販売機が
どんぶらこっこ状態で流れていたという。。。

そしてポッケを確認すると
何かあった時にと書いていた遺書がボロボロになって
出てきたという。。。

ほんとご無事で何よりでした!!!

はー疲れたw

このようなシリーズがあと2話ありますよ!


私が伝えたいのは、忍者から教えていただいた災害時に役立つヒント、
なのであります。
それも今後書きたいと思います。

#九重町 #ここのえまち#地域おこし協力隊#災害救助#インディージョーンズ#忍者

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