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チームでユーザーインタビューをやってみた話し

🎅🍷<これは CAMPFIRE Advent Calendar 2022 11日目の記事だよ!

こんにちは。CAMPFIREでデザイナーをやっている床です。
2022年も残りわずかですね。
前回のアドベントカレンダーからもう1年が経ったのかと思うと、時の流れの早さに驚きます。
(導入文を書いている今も、たった4行しかけていないのに気がついたら1時間経っています。怖いです。)

2022年も様々な取り組みを行なったのですが、個人的に一番印象に残っているのはデザイナー数名でユーザーインタビューをやったことです。
軽い気持ちで「みんなでやってみよ!」とはじめたことでしたが、結構大変だったり、やって良かったなと感じたことがたくさんありました。
今日はその感想を書いてみようと思います。

きっかけ

日々デザインをしていると、お客様が何を感じているのか知りたいと思うことが多々あります。
実際にデザインチーム内でレビューをしていても「お客様は何があると嬉しいのかな?」「お客様はこの画面を使いやすいと感じるのかな?」という疑問がよく出てきます。
ですが「よっしゃ、いっちょお客様に聞いてみよう!」という流れにはなかなかなりません。

お客様に直接聞いたら良さそうなことを、なかなか気軽に聞けないのはなぜだろう?
理由は色々ありますが、大きな理由は「なんかめっちゃ大変そう」だからかなと思います。

めっちゃ大変そ〜の図

特にユーザーリサーチをしたことないメンバーにとっては、どう進めたらいいかわからないことがよりインタビューのハードルを上げているように感じます。
「どう進めたらいいかわからないし、なんかめっちゃ大変そう」を払拭するためには、実際にやってみるのが一番だと思いますが、やったことのないことを一人でやるのはなかなか勇気がいることです。

丁度私がやっていた施策でユーザーインタビューをする予定があったのですが、私自身まだまだ経験が浅く、不安がいっぱいでした。
そこで、デザインチームのファビュラス🌹なメンバー6人をお誘いして、みんなでインタビューをやってみることにしました。

みんなでやったこと

1.キックオフ

6名のメンバーのインタビュー経験はバラバラで、インタビューをやったことがある人もいれば、全くやったことのない人もいます。改めてユーザーインタビューの進め方や、目的をみんなで話して、「なんのためにユーザーインタビューをするのか」の目線合わせをしました。

スライドイメージ

2.インタビューの目的やスケジュールを擦り合わせる

私がインタビューの企画書をつくり、インタビューの目的や対象者をみんなですり合わせます。

3.インタビューで聞くことを決める

インタビューで聞きたいことを付箋に書き出していき、どういう順番でどのような質問をするのかを決めていきます。

インタビュー内容の設計

4.ユーザーインタビューで気をつけることを学ぶ

インタビューの際に気を付けることをスライドにまとめ、みんなで確認します。「こういうときはどうしたらいいの?」など疑問や不安をみんなで話し、インタビューをするイメージをつかんでいきます。

5.インタビュー練習をしてみる

社内の人に3でつくった内容でインタビューをさせてもらいました。時間配分や流れを見て、インタビュー内容を調整します。

6. リクルーティングをする

10名のインタビューを6人で分担し、それぞれ担当するお客様にインタビューのお願いと、日程の調整を行います。

7.実査

インタビュアー1名、観察者1名の2名体制でインタビューを行ないます。インタビューが終わったあとは必ず2人で振り返りを行い、インタビューのサマリーや感想をSlackのチャンネルに投稿しました。参加していないメンバーもインタビューの内容を確認し、気づいたことをスレッドで話します。

Slackの投稿イメージ

8.分析

みんなで分担して書き起こしを行い、それを元に分析をしていきます。

みんなでやってみて大変だったこと

冒頭に書いた通り、軽い気持ちで「みんなでやってみよ!」とはじめたことですが、チームでやることで大変だったこともあります。

🥺みんなのスケジュールがあわない

1、2名でインタビューをするのと違い、6名で足並みを揃えてやろうとするとなかなかスケジュールが合わず大変でした。みんなのリソースに余裕があるときに…という感じで進めるとなかなか時間が取れず、分析までにかなり時間がかかってしまいました。
今回のようにチームで進めるときは、役割を完全に分担するか、しっかりリソースを確保してからギュッと進めるのが良いと思いました。

みんなでやってみて良かったこと

一人でやるよりみんなでやって良かったと感じたこともたくさんあります。

👨‍👩‍👦ユーザーの解像度が上がった!

デザインレビューの際に「インタビューではこういう意見があった」「インタビューをしてこういう傾向が見えた」という発言が増えました。みんなでインタビューをしたことでお客様の共通のイメージが持てて、以前よりもユーザーの解像度が上がったように感じます。

✍「インタビューをする」という選択肢が増えた!

メンバー間で「今こういう施策をしていて、こういうインタビューをしてみたい」「こういうインタビューをすれば、こういうことがわかるだろうか?」という発言が以前より増えたように感じます。
インタビューをやってみて自分でもできると感じたこと、インタビューで得られることがわかったことで、みんなの中で以前よりインタビューが身近なものになったように感じます。

💖みんなで励まし合いながらできた

私自身CAMPFIREに入社して初めてのユーザーインタビューで不安でしたが、みんなで励ましあったり、助けてもらうことで、モチベーション高くポジティブな気持ちでインタビューに挑めました。
(デザインチームのメンバーは褒め上手ばかりで、気がついたらいつも褒め合い合戦になっています)

💫みんなでこれからのCAMPFIREについて語れた

実は、デザインチームで今取り組んでいる施策について話すことは多いのですが、これからのCAMPFIREについて話す機会が意外と多くありません。
インタビューが終わったあとの振り返りや分析のときに、お客様についてじっくり話したり、未来のCAMPFIREについてみんなで話すことで、たくさんの気づきを得る時間になりました。

😊とにかく楽しかった!!!

参加したメンバーに
「やってみたけどめっちゃ大変だったし、やる意味あったの?」
と思われることが一番最悪なことだと思っていたのですが、
やってみたあとメンバーから「楽しかった!」「もっとやりたい!」という声が聞けたのでやって良かった〜〜〜〜と思いました。
楽しいのが一番!

さいごに

やってみて良かったと思いつつ、やっぱりまだまだ大変だと感じることや、時間がかかってしまうことがたくさんあります。
これまで以上にたくさんのお客様の声を聞けるように、クイックにユーザーリサーチができる体制づくりに引き続き取り組んでいきます!💪

最後までお読みいただきありがとうございました。

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