赤坂見附「うまや」でリッチでリーズナブルなランチ体験
大好きなフラメンコショップが赤坂見附にあった。
そこが閉店してしまうので、最後にお直しの衣装を取りに、赤坂見附へ。
赤坂見附なんて、全然用事がないから、フラメンコのお店がなくなったらもう来ることはないかもしれないなぁと思って
以前同じ教室の友人が、店の近くにとても素敵な和食屋さんがあったのよ、と教えてくれて、ぜひ行ってみたいと思っていたので寄ることに。
なんでも、三代目 市川猿之助プロデュースのお店とのこと。歌舞伎好きだし、そりゃあ行かなくちゃ。
「うまや」さんというらしい。
グーグルマップで場所を確認しながら歩くと、角に看板が。
赤坂不動尊の脇の道を入ったところに、大都会と思えないような素敵な入り口が登場。
なんかすっごく素敵。
うおおおおと独り言を言いながら門をくぐって入口へ。
引き戸を開けると、昔ながらの家屋を活かした雰囲気のあるお店が。
1人だと告げると、カウンターに案内された。
衣装屋さんも失くなってしまい、ちょっとセンチメンタルだったし、とりあえずビールをいただく。
カウンターからは厨房が見え、料理人さんが忙しそうに仕事をしている。
ものすごく広いテーブル席もあり、そこからは庭園が見える。2階席や個室もあるそうだ。カウンターだと景色は見えないので、テーブル席のほうが良いかも。
ランチメニューはどれもリーズナブルで、九州の食材を使ったラインナップ。
桜島どりのチキンカツ定食や、もち豚炭火焼き定食などは、だいたい1300円程度。このお店の雰囲気では考えられないリーズナブルな価格設定。
わたしはというと、せっかく来たなら名物を、と思い
【うまや名物】三代目 市川猿之助の楽屋めし 1750円
を注文。
なんでも、猿之助丈の楽屋に届けていたお弁当をイメージして作った定食なんだとか。猿之助さんがどんなお弁当を食べていたのか気になる。
ほどなくして到着した楽屋めし。
うーん、小鉢がたくさんで、豪華。
家では「ちょっとずつ何種類も」というご飯を作らないので、外食ではこういうのが出てくると嬉しい。
さっそくいただく。
うなぎの卵巻きとか、普段食べないので新鮮。
それと1本だけついているエビフライが揚げたてで美味。
ごはんは、白米か麦飯か選べて、せっかくだから麦飯に。
そしてこだわりの卵がついてきて、卵かけご飯も楽しめる。
なんとなくサービスがよくて、ほくほくしながらいただいた。
食後には牛乳プリンもついてくる。コーヒーは200円でつけられる。
とにかく古い家屋を活かした店内が古風で素敵なので、ひとり時間にはうってつけ。
近くなら、友達とのランチに個室を予約して行くのも良さそう。
着物を着てランチ会、なんてのも雰囲気に合うかなぁ。
ただ、もう少しここが良ければ最高なのに、という惜しい点がいくつかあったので挙げておく。
定食の味は全体的に美味しかったが、想像を上回るほどではなかったのがちょっと残念。わたしが関西の舌だからかもしれないが、煮ものが少ししょっぱいのと、茶わん蒸しが固い(プルプルが良かった)。牛乳プリンも印象がちょっと薄かった。
エビフライはとってもサクサクで太いエビで美味しかったのだが、他のお料理に関しては全体的に無難なお味で、こだわりの卵も、ん?なんか普通。という感じで良さが分からなかった。
もうひとつ、カウンター前の料理人さんが、わたしが座っても「いらっしゃいませ」のひとこともなく、目も合わせず、のままで、さらに金髪だったのが少し気になった。別に仕事をちゃんとしていれば髪色はどうでもよいと言えばよいけど、せっかく和風のお店だから、ここは黒髪でお願いしたい。あと、いらっしゃいませくらいは言った方がいいかなと思った。
店構えがとんでもなく素晴らしいので、逆に料理の無難さが際立ってしまった感があるが、それでもコスパは良いし、雰囲気のある店に気軽に入れるランチメニューがあるのはありがたい。
テーブル席で友人とのランチなら、さらに好印象だったと思うし、都内で誰かに会うことになったら、予約してこちらのお店を利用してみようと思っている。
そんな感じで、リッチな気分でリーズナブルなランチを楽しむなら、とってもおすすめな赤坂「うまや」。
気になる方はぜひ行ってみていただきたい。
今日もお読みくださりありがとうございました!
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