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柊のしごと・かんがえごと

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展示や仕事、日々の生活のなかで考えていることを書き留めておくためのマガジンです。
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#コラム

「強さ」を構成する大切なもの

石井ゆかりさんに『花と言葉』を差し上げたら、石井さんのインスタでコメントとともに紹介して…

柊有花
3年前
20

ずっと時差ぼけのような一年

来年の予定がなんとなく決まってきた。やることを忘れないよう、ノートの切れ端を壁に貼ってす…

柊有花
3年前
15

ひとりぼっちのように思えるとき

陶芸のために電車を乗り継ぎ別の町へ行く。 「土と自分が半分ずつ協力して作るんです」と教え…

柊有花
3年前
24

「絵の仕事をしたいのですが」というお手紙

明日からすこし遠出して、打ち合わせ。移動の楽しみはあるけれど、朝起きれるかが心配でいまか…

柊有花
3年前
60

落ち込んでしまうときは

なんとなく元気が出ないときがある。自分がいつもと違うとつい「なんでだろう…」と不安になる…

柊有花
3年前
54

いまのこと、これからのこと

もうすぐ伊勢に行く。いわゆるワーケーションというやつ。2週間滞在しながら仕事をするという…

柊有花
3年前
28

荷造りを終えて

個展の荷造りをほぼ終えて、あたたかいレモネードを飲んでいる。レモネードは冷たいのもあたたかいのもおいしくて、いつの季節も信頼できる。 好きな作家のひとりである土屋未久さんのインタビューを読みながら、インターネットの速さと、身体を持つ生き物として生きる速度のあいだで、自分が一番しっくりくる速さ、バランスはどれくらいだろうと考えている。 昨日、長い散歩の途中で、ここのところしばらく探していた最後のピースのようなものを見つけた。そのピースは「身体性」という言葉だった。その言葉で

「好き」は自分が思うよりニッチだ

気になることがある。 「この短歌が、この文章が、この絵がエモい」と言っても夫に伝わらない…

柊有花
3年前
34

ぜんぜん疲れがとれへんから、半分あきらめとる話

ぜんぜん疲れがとれへん、いくら寝ても疲れがとれへんもんで、朝二度寝をするんやけどどうにも…

柊有花
4年前
14

長距離を走るためのおまじない

自灯明という言葉を反芻している。自らをよりどころとすること。 明かりもまばらな夜の町を歩…

柊有花
4年前
18

みずからの無知を知ること

本を作りたいと思う。 いままでは版元さんに出版していただくことを想像していたのだけど、…

柊有花
4年前
19

アネモネになる

花束の絵を描いている。 アネモネ、金魚草、バラ、オリーブ、ユーカリ、花束になるにはひとつ…

柊有花
4年前
10

湯に入る

会いたいと思うのはたいてい夜のことなので、いったん眠ると忘れてしまう。なみなみと湯をはっ…

柊有花
4年前
14

「意味」と「イメージ」をひとつの言葉に内包する

花という言葉は、「花」をさす。花という文字は、花という存在の象徴。そんな話をした。言葉の「意味」と、文字の「イメージ」とがひとつの文章の中に宿る。そんな文章のあり方を想像している。 もともと、誰かの日記や雑記を読むのが好きで、そんなものを書いてみようと思いたってここに書き始めた。noteに文章を書いていく中で、だんだん、「文章を書くこと」と「絵を描くこと」のバランスについて考えるようになった。 いまのわたしにとって、絵と言葉のバランスはとても重要だ。どちらかがどちらかの意