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柊のしごと・かんがえごと

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展示や仕事、日々の生活のなかで考えていることを書き留めておくためのマガジンです。
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#イラストエッセイ

湯に入る

会いたいと思うのはたいてい夜のことなので、いったん眠ると忘れてしまう。なみなみと湯をはっ…

柊有花
4年前
14

「意味」と「イメージ」をひとつの言葉に内包する

花という言葉は、「花」をさす。花という文字は、花という存在の象徴。そんな話をした。言葉の…

柊有花
4年前
20

言葉を獲得する

「一日野づらや川辺や林の中を歩き回り、いたるところでイメージを採集する。そして、日が落ち…

柊有花
4年前
41

戦い方はひとそれぞれあっていい

ひとに会う予定が多いと、ゆっくり文章を書く時間がとれない。が、今はひとに会って話を聞きた…

柊有花
4年前
16

愛は等価交換できない

高橋源一郎×東浩紀「平成のおわり、文学のおわり # 2 」を見た。言葉の取り扱いについて常…

柊有花
4年前
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触れられて、わたしたちはめざめる

「いまを生きる」ということを考えるとき、切り離して考えられないのは自分自身の肉体のこと…

柊有花
4年前
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予感めいている

予感めいている 秋の、つんと抜けるような空 胸の奥までひといきで貫くような太陽の光 低くうなるベース音 陽を受けて散らしたあと、前髪の毛先に残る希望のつぶて 来なければよいと思った今日は来て、光あふれる明日につながる、慈悲は、ある、おそらく。 満員電車で押されても、仕事を辞めても、いとしいひとを失っても、わたしたちの尊厳は変わらずここにある アイデンティティと名づける前からある、手の中に握って生まれてきたものを思い出しながら わたしの代わりはいくらでもいるけれど わた

泣く理由

頭がぱんぱんになって、心がぎゅうぎゅうになると、しかるべき場所に収まりきらなかった涙が仕…

柊有花
4年前
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