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柊のしごと・かんがえごと

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展示や仕事、日々の生活のなかで考えていることを書き留めておくためのマガジンです。
運営しているクリエイター

#私の仕事

5年間のことと、これからのこと

終わった仕事のことを振り返ってみたい。どんなふうに書けばいいのかわからないのだけど、いま…

柊有花
2年前
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他者の言葉で自分を知る

京都での個展が無事終わりました。送られてきた段ボールを一つずつ開けながら、あらためて「お…

柊有花
3年前
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届けること、受け取ること

書きたいことが断続的にあって、続けているこのnote。最近では「note見てます」と、初対面の方…

柊有花
3年前
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『星ダイアリー』と、石井ゆかりさんのこと

石井ゆかりさんの占いを楽しみながら、手帳として使える『星ダイアリー』。来年の2021年版の…

柊有花
3年前
20

京都の個展でのこと

10月17日から始まった個展にあわせて、京都へ行った。 ひさしぶりに京都駅で降りたとき、前回…

柊有花
3年前
24

荷造りを終えて

個展の荷造りをほぼ終えて、あたたかいレモネードを飲んでいる。レモネードは冷たいのもあたた…

柊有花
3年前
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孤独について

書きたい衝動に突き動かされて矢にもたまらず家を出た。だが、こういうときはだいたい勢いが勝って書きたいことがまとまらない。夕食時でにぎわうファミレスに入ったのもよくなかったなあと、早々にノートを閉じて店を出る。 本当は、孤独について書きたかったのだった。思春期のころからずっとつきまとっているつよい孤独感と、それに対する恐怖感について、向き合うときが来たのだと感じるできごとがあったから。 でもまあ、楽しい時間を過ごしているひとたちのなかで、孤独云々について考えても文章がまとま

無関心と関心のあいだで

制作において自分を客観的に見るということの限界を思うときがある。 「あっし、こんなの作り…

柊有花
3年前
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繭はほぐれて発光する

今日は朝から机にかじりついて仕事。 時間が必要なタイプの仕事なので、無になって取り組むけ…

柊有花
3年前
20

160万年から見た自分の人生は、あの彗星よりもはかない

160万年前の人間を見て、1万2000年前の祈りの造形を見た。自分の制作のテーマとして「祈り」が…

柊有花
3年前
17

誰かへの悲しみによせて

電車に乗っているときに、ふとある訃報の記事を見た。順風満帆に見えていても、そのひとが抱え…

柊有花
3年前
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お金や数の論理のなかでも自分を信じるために

ふんふん、と誰かの話を聞いて別れたあと、炎のような怒りがわいてくることがある。 何年も前…

柊有花
3年前
22

さえないわたしは星野源になりたかった

年のはじめに一年の目標を書いた。3つあるうちのひとつが「星野源になる」という目標だった。 …

柊有花
3年前
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完璧を目指しているときには訪れなかったこと

仕事柄、自分で自分の絵を言葉で説明することがあるのだけど、言葉にできることのほかに絵に宿っている何かがある、と、ふと考えた。 よいものを作ろうとし続けるかぎり、自分の意識の外の力が絵に作用するように感じる。意図していないその「なにか」は、折り重なる「誰か」との対話でできているように思える。ここで言う「誰か」とは、ひとだけではなく多岐にわたっており挙げきれない。花や、風や、鳥や、木、もっともっとあるけれど、いわゆる「常識」の外にある対話の相手のことだ。 自分でコントロールで