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柊のしごと・かんがえごと

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展示や仕事、日々の生活のなかで考えていることを書き留めておくためのマガジンです。
運営しているクリエイター

#生き方

落ち込んでしまうときは

なんとなく元気が出ないときがある。自分がいつもと違うとつい「なんでだろう…」と不安になる…

柊有花
3年前
54

いまのこと、これからのこと

もうすぐ伊勢に行く。いわゆるワーケーションというやつ。2週間滞在しながら仕事をするという…

柊有花
3年前
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京都の個展でのこと

10月17日から始まった個展にあわせて、京都へ行った。 ひさしぶりに京都駅で降りたとき、前回…

柊有花
3年前
24

はらはら落ちる

そろそろ個展が始まる。 搬入の前に作品をギャラリーに発送したら、急に心が軽くなった。春の…

柊有花
3年前
13

荷造りを終えて

個展の荷造りをほぼ終えて、あたたかいレモネードを飲んでいる。レモネードは冷たいのもあたた…

柊有花
3年前
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よく眠るための雨

多くのひとが言っていることではあるけれど、雨の日はよく眠れる。うっすら目が覚めても、また…

柊有花
3年前
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会いたいひとに会う日

今日は、会いたいひとに会う日にした。 武蔵野線、中央線、総武線、都営三田線、寒いけれどどこまでも迷わず行けそうな日だった。 最近、ひとと、場と、出会う。失ってあいてしまった穴のところに、自分とより近しい、いろいろなものが入っていく。「さみしい」「不安」のかわりに今日は「柚子」「ひみつの小部屋」「町の息吹」が入った。 魅力的な場や、ひとの力を借りることで、自分の境界をやすやすと超えてゆくようなイメージが描かれる。遠慮なく、どーんと扉を開けていいんですよと言われて、はっとする

星を集める

絵や、文章や、会話で、自分の想いを伝えるようになってから、いろんなひとや場所、いろいろな…

柊有花
4年前
14

長距離を走るためのおまじない

自灯明という言葉を反芻している。自らをよりどころとすること。 明かりもまばらな夜の町を歩…

柊有花
4年前
18

みずからの無知を知ること

本を作りたいと思う。 いままでは版元さんに出版していただくことを想像していたのだけど、…

柊有花
4年前
19

孤独は2つの魔法になる

孤独なとき、考える。喜びのてざわりをどうすればひととシェアできるのか。 孤独なとき、考え…

柊有花
4年前
9

生還

今年も無事に誕生日を迎えられそうです。 10年以上前から書いていた文章を読み直す機会があっ…

柊有花
4年前
12

白昼夢のテイク・オフ

本は導かれて誰かの手に届く。本は文字のなかに、本という形のなかに音楽をたたえ、絵本は言葉…

柊有花
4年前
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湯に入る

会いたいと思うのはたいてい夜のことなので、いったん眠ると忘れてしまう。なみなみと湯をはった浴槽に身を沈めていきながら、湯があふれるかあふれないかのところで耳をじっとすませている。 偶然を装ってほんの少し身体を深く沈めた途端、湯があふれてくる。一度あふれてしまえば、どんなに湯が流れてしまっても気にならない。湯は音になってとめどなく流れてゆく。 風呂は熱いのが良い。 上がったあとは、いくつかつまらないことをする。そして手足が冷えたころに布団に入る。一人だったり二人だったりす