明るいときに頼りにしていたものは、暗くなったときに失われる
夕暮れから日が暮れきるまでのあいだ、川沿いを散歩している。昨日の雨で水たまりができているのを避けながら歩いているうちに、だんだん暗くなってくる。
視覚の代わりに他の感覚が研ぎ澄まされていくのを感じながらふと、本来、昼と夜はそれぞれ一日の半分を構成しているのに、昼のことばかり考えて夜のことをおろそかにしている、と思った。
昼=視覚の時間、夜=聴覚や触覚など視覚以外の感覚の時間である。でもいまのわたしの生活は眠る直前まで明るく照らされ、明るい光で構成されたコンテンツを楽しみ、