紙切れ

「面倒くさい、うるさい、酒臭いし煙草くさい。どうしてこんな場所にいるかというと、友人と軽く飲むはずの予定がいつの間にか大規模な飲み会になっていたのを知らず、こんな面倒でうるさくて酒と煙草の煙が蔓延するチェーン店の居酒屋で開催される合コンに出るようにハメられていたのである」


これは6年前に書いた文章なのだけれど、私の嫌いなものがすべて詰まっている。面倒くさい人間関係、うるさい場所、酒、煙草、酔っ払い、よくわからない(クソまずい)チェーン店の居酒屋、合コン、自分の知らないところでの予定変更。2021年もそれは変わっていないので、やっぱり私はどこまでもこういうタイプの人間なんだろうと思う。


閑話休題。

横浜から、電車の音を聞きながらこの文章を書いています。相変わらず仕事はろくでもなくて、私は何も変わらないまま流されて下流で漂っています。もう好きなものもわからなくなってしまった。化粧はどんどん薄くなるし、なんだかありあわせのものをどんどん詰め込んでいくようになった。セブンとファミマとローソンとミニストップとユニクロと無印とGUを詰め込んでいくような感じ(これはあくまでも例えでその個々を否定するものではない)。自分の常識って、自分の倫理観って何だったんだろうと思うことが増えた。

先日職場でちょっとした揉め事があった。
「なんで資格持ってない人(私)がここのグループにいるんだ」というのが彼女の主張だった(彼女というには年が行き過ぎてるけれど)。
そんなの私だって知ったことではない。人事異動があったときに、いちばん人がいなくていちばんやばかったグループに入れられただけだ。会社としてはそりゃそうするだろう。
Twitterでも少し触れたけれど「自分の出来の悪さを棚に上げて何を言っているんだ?なんでお前にそんなこと言われなきゃならないんだ?」と思った。
異動してからの数年間、自分の業務の取得と、後輩育成と、他部署の仕事と、それなりにいろいろやってきた。そのひとつも成し遂げたことのないあんたが、私に何か言う資格などない。お前が持ってるのは、その紙切れのような免許だけ。免許持っててすべて備わっているなら耳を貸してやってもいいが、紙切れのような免許だけぶら下げて威張ろうなんて一億年早いんだよ。私はあなたの言うことは聞かないし、今後あなたの業務も一切やりません。そんな紙切れ免許とっとと返上しやがれ。

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