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幸せは、不幸のはじまり【馴れ初め編】

今回は私と元旦那の馴れ初めをご紹介していきたいと思います。


もうかなり前の話になるので、うろ覚えの部分があります。ご了承くださいませ。。。

時は遡り、8年前、、、

私は第一志望校には落ちましたが、なんとか第二志望に合格し都心の大学に入学。

大学生といえばバイト!!!ということで入学してすぐ初めました。

いろんなことが新しくて、大学1年生ということでバイト先の先輩方からは

本当に可愛がっていただいておりました。大学を卒業するまでそこで続けることになるのですが、1年後、、、彼がバイトとして入ってきます。

当時彼は紆余曲折を経て、フリーターをやっていました。仕事もすぐに覚え、頭の回転が速いので、ピンチの時も周りをよく見てフォローしてくれることが多かったので、みんなから慕われる先輩でした。バイト明けはしょっちゅうみんなで飲みにいったり、バイト先の人と過ごす時間がものすごく多かったです。それが私にとってもすごく居心地がよく、大学生してるなー!とのほほんと過ごしていたのです。

そして彼には数年付き合っている彼女がいました。また、おこがましいですが私は身長が170㎝くらいで、童顔の人がタイプなので、背の高い彼は私の恋愛対象には鼻から入らなかったのです。私にも大学時代彼と付き合うことになる前に何人かお付き合いしている方がいたので、お互いそういう相手としてみることはありませんでした。

時は経て、彼も無事正社員に上がり、私は大学3年生になります。私は彼と付き合う前に、お付き合いをしていた元彼にフラれ、大失恋をした私は恋愛なんかこりごり!!とデートさえもしなくなり、色気もさっぱりなくなります。(笑)そんな時、たまたま彼も当時付き合っていた彼女と折り合いが悪くなり、お別れをするのです。

そこで、私を心配した周りからの後押し?(シングル同士仲良くどっか行って来なよ)もあり、自分でもよくわかりませんが、デートをすることになりました。水族館に。彼もなぜ私を誘ったのか???という思いもありましたが、別に話に詰まる人ではないし、彼からも特別可愛がってもらっていることを自覚していたのでノリで行くことにしました。その場のノリで、本当に行くとは思いませんでしたが、本当に行くことになります。

お昼前に集合して、ラーメンを食べて(笑)水族館にいきました。本当に。(笑)

そして夜飲みに行っても話は尽きなかったことを覚えています。

ただ、楽しかったんですよね。この時間が。

それまでの私は、相手がどれだけ自分のためにお金と時間を費やしてくれるかということにフォーカスしすぎて、あまりうまくいかない恋愛が多かったので、こういう時間は本当に気楽であっという間でした。もちろん、男友達がいないわけでもなく、ただ飲みに行ってくだらない話をし続けることなんてないわけではなかったですが、私はわりと神経が細い方なので、旅行や外出は本当に人を選びます。どんなに仲の良い間柄でも何十時間も誰かと過ごすことに疲れてしまうので敬遠することが多いのですが、1日を通してこんなにストレスなく誰かと二人で過ごせたのが本当に新鮮で仕方なかったです。またそれも彼の配慮があってこそなのでしょう。

それからというもの、彼からの連絡がしょっちゅう来るようになりました。夜中電話で話したり、モーニングコールをすることだってありました。将来の話をしたり、お互いの過去やバックグラウンドを話し合ったり。二人で食事に行く機会も増え、飲み会を1次会でふたりで抜けて飲み直すこともありました。朝まで飲んでたこともあります。本当に楽しかった。私はここで彼のことが好きなんだと自覚します。もっと彼と二人だけの時間が欲しい、彼の特別な存在になりたい、そんな気持ちが私の心に芽生えます。また、彼も同じ気持ちだろうと高をくくり、彼と一緒にいる未来を期待し、”付き合おう”の一言を待つようになります。

しかし、連絡は途端になくなります。彼は正社員になったと同時に近くの他店鋪に配属になったので一緒に働くことはなくなっていましたが、彼の店舗の話は近くということもあり、殺人的なシフトをこなしていると近況は耳にしていました。1ヶ月くらい全く連絡を取らない日々が続きました。久しぶりにLINEをしてみても以前のようには続かない。電話もできる雰囲気ではない。私はものすごく焦りを覚えました。”もしや彼女とよりを戻したのか!?あの私との時間はなんだったんだ!?!?”そんな不安さえ頭を過ります。若かったですね。そしてほんのちょっと落ち着いた頃、彼から連絡があり、彼とまた会う約束をしました。仕事の後だったので渋谷のツタヤのスターバックスで数時間彼を待っていました。いろんなことを考えながら。今日はどんな顔して会えばいいんだろう、久しぶりでドキドキするな、と胸を膨らませながら。そして、そんな緊張が嘘かのように、昨日の続きのように楽しい時間を一緒に過ごします。他愛もない話が止まりません。また、仕事に対しての不安も吐露してくれました。私は当時学生だったので、うんうんと聞くことしかできずかなり悔しい思いもしましたが、それが良かったみたいです(後日談)。そんな楽しい時間はあっという間に過ぎ、当時埼玉の実家に住んでいたので、終電は渋谷からだと22時台でしたが朝までコースを見込んでわざと逃します(笑)朝まで飲み続けることを提案しますが、彼は相当疲れた模様。覚悟を決めて、ホテルに入ります。もうどうにでもなれ!!と。半ばやけくそでした。

しかし、そんな心配も裏腹に順番にお風呂に入り、ちょっと飲み直して、隣で普通に寝ているではありませんか!!!!!!何事もなかったかのように朝を迎えますが私はほとんど寝られませんでした。(後日彼も緊張してほとんど寝れなかったことを聞きます。笑)そして、以前のように頻繁に連絡を取り合うようになります。数日たったある日、その時に”好きになった”のような言葉を彼からもらいますが、直接聞きたいという私の要望で彼ともう一度会うことになり、その際に”付き合おう”との言葉をもらいます。彼が好きで好きで仕方なかった私はもちろんその申し出を受け入れるのです。出会ってからかなり時間は経ちましたが、やっと!!!!やっと!!!!!!!!!!!私は!!!!この人の彼女になったよ!!!!!とそれだけで幸せいっぱいになりました。

それから約5年。彼への好きな気持ちはずっとありました。この件はいつか詳しく執筆しようと考えていますが、私は彼とお付き合いを始めて2年目を迎えようとする頃、心と体のバランスを崩してしまい、両親との関係も悪くなり、学校やバイトに行くことさえできなくなってしまった時期がありました。そんな時も彼は私を見放すことはしませんでした。今思えば本当にこの時は迷惑ばかりかけていたなと思います。忙しい中合間を縫って、バイト先の最寄駅や当時通院していた病院まで付き添ってくれたり、大学まで送り迎えしてくれました。寂しい思いをさせないように会う時間を無理してでもたくさん作ってくれました。これは彼なしでは立ち直ることもできませんでしたし、特に今でも感謝していることの一つです。

彼の仕事が忙しくて、デートらしいデートなんてそんなにたくさんした覚えもありません。当時学生だった私は学生同士のカップルを見て羨ましい気持ちもありましたが、それでも彼が好きだったのでわがままを言いながらもしょうがないと受け入れていました。私がダメになりそうな時に手を差し伸べてくれた唯一の存在だったので、そんなことは正直どうでもいいくらいでした。二人の自由な時間を作れないことが、彼との関係を終わらせる理由にはならなかった。でも、二人だけの時間を物理的に作れないことに関しては問題意識を感じていたので、私が大学を卒業し就職してすぐに同棲を始めました。それもあって寂しい気持ちはあまり感じなかったです。彼とはケンカもしましたし、感情的になることもありましたがそれも新鮮だったのです。私にとっては、今までどんなキラキラしたデートを重ねて来た男の子たちよりも、彼との飾らない時間の方が尊くて、彼そのものが愛おしく、かけがえのない存在でした。付き合ってからも私は彼に恋をしていたのです。

と、馴れ初め編、うろ覚えのなか執筆してみました。

うろ覚えながらも、覚えていることは覚えてるんですね。ピュアに彼のことが本気で好きだったんだ、と。悪いことばかりではなかったのがわかります。こうやって書き出すとやはりチクリとすることもありますが、昔の若かりし頃の思い出のような懐かしい気持ちにもなりますね。

ただ、これからどうすれ違っていくのでしょう。お楽しみに(?)。

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