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2月23日放送分 #渋谷の体育会 収録後記(パラ卓球 渡邊剛選手)

こんにちは!
パラスポーツ大好き女子改め、パラスポーツエバンジェリストのまえゆかです。

ちょっと滞りがちになってしまいましたが、2月23日放送分の収録後記です。
2週連続でパラ卓球クラス3の渡邊剛選手にお話をお伺いしました!

ご視聴まだの方はこちらからどうぞ^^

先週分も内容知っていていただけるとより楽しめると思いますのでこちらもぜひ!

アスリートカードのエピソードを

パラスポーツすごろくで重要なのがアスリートカード。
コマに停まったら引いて、アスリート力が上がったり下がったりするもの。
これが上がるとマス目を多く進めるようになることを想定します!

この週は、主にアスリートカードのエピソードを中心にお伺いしました。

イベントへの参加

先週、障がい者スポーツトレーナーとの出会いが大きなプラスになったというお話がありましたが、その他には? とお伺いすると、イベント出演とのこと。

一卓球人として注目されることの価値、また健常者の卓球選手を間近にすることで、選手のフィジカルの強さとかを目の当たりにして刺激になるとのこと!

これはメモですね~★

コーチとの出会い

競技の開始時からずっと同じコーチだという渡邊選手。
コーチは現役時代に全日本選手権に出場したり国際大会にも出場経験のある方。
それでも、車いすの卓球は渡邊選手に出会うまで見たこともなかったそう。

体幹のない渡邊選手にどこまで言っていいのかコーチ側も戸惑いがあったそうなので、自ら「叱咤激励の激励はいらない」とスパルタ指導をお願いして、ズバズバと指導してもらうようになったそう。

クラス3の選手の中には車いすのブレーキをかけてプレーする方も多いですが、車いすを動かしながらプレーするスタイルを提案してくれたのは今のコーチなんだそう!
手探りで一緒に進んでいるけれど、知らないからこそ新しいものが生まれているような気もします。

車イスは日常用

パラスポーツといえば競技用の車いすがあるイメージですが、パラ卓球の競技用車いすはなく、移動や練習場のスペースの関係で日常用を使うのが国内では一般的とのこと。
海外のトップ選手は乗り換えるのが一般的なようです。

他競技のように車いすのレギュレーションも厳密に決まっているものがないそうなので、みんな自分の体に合うものをオリジナルで使っているそう。

それでも、ちょっと車いすで改造したい部分はあるそう。

左手でタイヤを操作するため、タイヤの位置だったり。
動くプレースタイルなのでフットワークをより意識している渡邊選手ならでは。
前輪は既に競技用に仕様を変更していて、クッション機能を取っているため、フットワークがより機敏になる一方で、点字ブロックやちょっとの段差で躓いたり…ということも。
皇居ランをすると木の根っこに引っ掛かって転倒することがあるそう。。
ケガしないでほしいですね。

初期費用が低めで始めやすい!

競技用の車いすがなくて日常用でできるということと、卓球のラケットがあればプレーができるという点では、パラ卓球はすごく始めやすい競技と言えます。

もちろん、こだわっていけばラケットの質や車いすの改造も必要になったりすると思うのですが、スポーツを始めてみたいけれどお金がかかるとちょっと…と思う方には、初めの一歩としてオススメな競技だなと思います。

渡邊選手の場合は、競技の時に座面のクッションのみ変更しているそうです。
レギュレーションとしては、クッションは2枚まで、合計の厚さが15㎝未満。

日常のクッションが8㎝くらいのものを使用しているとのことですが、高い方が視線が高くなるため、15㎝の全く別のクッションにしているとのことす。

高くすることで背もたれが物理的に低くするため、体幹のない渡邊選手にとってはグラグラしてしまうようになるのですが、慣れて体幹の位置を保てるようになっているらしいです。
筋肉が動かないのにどうやって?って思ったのですが、左手で体を支えるため、この左手が体幹の代わりを果たしているそう!

そのため、左右の筋肉のつき方が全然違うらしいです。
ちょっと見てみたい。。笑

トレーニングの特徴

左手が体幹替わりで筋肉のつき方が違うものの、左右バランスが大きいのもあまりよくないらしく、トレーニングではその部分を意識しているそう。

渡邊選手が特に意識してウェイトトレーニングをしているのが上腕二頭筋。

ここの筋肉があるのが男らしさの象徴らしく。笑
淡々とダンベル運動で鍛えているのが、さすがアスリート!

ちなみに今の上腕二頭筋の仕上がりは85%とのこと。ますますみたい!

アフリカの選手に、上腕二頭筋が45㎝を超える腕っぷしの方もいて、それは卓球じゃないだろう、とも思うらしい。
渡邊選手は37㎝。
パワーリフティングの選手は尋常じゃない太さですからね。

男性車いすアスリートあるある

何故だかわかりませんが、男性の車いすアスリートは坂道を上りたがる。笑

ちょっと角度のきついスロープだったり、長い坂道だったり。
腕にきついだろうけれど、みんなサポートを受けずに自力で登りきるのが男らしさ!
登れるかどうかにチャレンジしたくなるのがアスリート魂に火をつけるのかもしれませんね。

今後、新しく施設を作られる際には、長めのスロープをあえて作ると、パラアスリートの練習拠点になるかもしれません。笑

渡邊選手にとってはゲートブリッジや皇居がその拠点とのこと。

洞ノ上選手とのその後

最後に会ったのは3年ほど前。
広尾でランチをしたことがあるというのはとってもおしゃれ。

今ではSNSもあるので日常でお互いの結果をシェアしているとのこと!

車いすの陸上は今後ランキングで代表権が決まっていくのかな?

渡邊選手の場合は、ランキングでの自力出場は少し難しいラインにいるとのことで、ワイルドカードでの推薦枠を祈っているとのこと。
何があっても対応できるように準備して待っている渡邊選手。
出場していただきたいと思うので、私も祈ります!!

パラ卓球のレジェンドを追って

2020年の大会はまもなくですが、パラ卓球の別所キミヱ選手はご存じですか?

既に70代で現役選手なので、別所選手を見習うと、パリ、ロサンゼルス、その次も狙えちゃうと思っているそう!

特に、元々フランス料理店で働いていた渡邊選手にとってパリは絶対に出たいと思っているとのこと。
フランスには知人も多いので、より2024年の方が思いが強くなりそうですね。

私も2024年は会場に応援に行きたいなー!

マイナスのカードは?

ケガなどのアクシデントはこれまでになかったという渡邊選手。

エピソードとして挙げていただいたのが、車の修理に出して練習場から約8㎞を歩いて(車いすで)思いのほか筋肉痛が起こったという経験が…

さらに、ダンベルを持っている時に痙性が起きてバランスを崩して転倒して、床に着いた左手を痛めた…ということ。

「痙性」という言葉を平井さんんも初めて聞いたということだったので、アスリートカードにあると皆さんに知っていただく機会になるかもしれませんね!

痙性は試合中や会議中など思わぬところで起こってしまうもの。
会議中に起こって、いきなり机を蹴り上げたりすることも。
また【ゲリラトゥーキック】をしてしまったり。笑

みなさん、もしも車いすのアスリートが痙性が起きてうっかり机を蹴ったりゲリラトゥーキックしたりしても怒らないであげてください。笑

メンタルの課題

アスリートにとって大事な要素の一つでもあると思いますが、渡邊選手は試合になると「勝ちたい」という気持ちが強くなるそう。

強くなりすぎて視野が狭くなってしまって、カッカしてしまうこともあり、冷静な自分を取り戻すことが自分の課題にしているそう。

ノートには技術的なメモではなく、冷静さを取り戻す言葉を書いているとのことで、今の渡邊選手が書いているのは

イップマン

という言葉。プレー中もつぶやくようにしているそうです。

中国拳法をテーマにした映画で、この動きが理想的ということで、体幹のブレない軸をイメージできるようにこの言葉をつぶやいているそう。

この映画、私も観てみようかな!

アンチ・ドーピング

アスリートの誰もが意識しなければいけないアンチ・ドーピング。

渡邊選手が心掛けているのが薬を飲まないということ。

最近は協会のメディカルトレーナーがいるため、ドーピングに抵触しない薬を指導してもらって使っているそうですが、ちょっと風邪ひいたとかでは薬は飲まず、ドラッグストアで薬を買うこともないそう。

以前に熱が38.5℃出てしまった時も、ペリエにレモン果汁と砂糖を入れて寝る!というスタイルで翌日には熱が下がっていたとのこと。

薬だけでなくサプリメントも取らず、いいものを摂取するスタイル。
フランス料理店で働いていた渡邊選手は料理もお好きとのことでほとんど外食もしないんだって!

料理も食べてみたいなぁ…笑

クラス分け

渡邊選手のいるクラス3は一番人数の多い層。
そのためクラス統合になってクラス4・5の選手と対戦する機会はほとんどないです。

でも、マインドとしてクラス4・5の選手と同じようなプレーができるように磨いていきたいというアスリートマインド!

言い訳のない渡邊選手

ここまでお話を聞いてきて、基本的にネガティブな話題が少ない渡邊選手。

「言い訳したくない」
と口にした渡邊選手のスタンスがかっこいいなぁと。

恋愛についても、モテないということを競技仲間と話題に上がるらしいのですが、「車いすだからモテない」という言い訳はしたくないとのことで、「車いすでもかっこいいよね」と言われるようにしたいという気持ちとのこと。

渡邊選手にとって恋愛はプラスになるという考え方とのこと。
「私と卓球どっちが大切なの?」と言われるとマイナスかもしれないけれど、応援してくれるとプラスになるとのことなので、アスリートカードだと「?」になるかもしれないですね!

交友関係が広がった

パラアスリートの中では、マネージャーやコーチと結婚される方が多いのですが、渡邊選手はパラスポーツをしていても障がい者同士ではあまりつるんでおらず、交友関係を広くもつスタンスとのこと。

事故の前後で交友関係が変わることはなく、むしろ共通の友人がいたりと今までよりも交友関係は広くなっているそう!

ここまでお話伺って、ポジティブだし、「言い訳しない!」という前向きな姿、人間力の高さがとっても魅力的だなと思いました。

すごろくにご協力いただくことがスタートでしたが、渡邊選手を応援したい気持ちがかなり強くなりました☆
すごろくをやった方にもこの渡邊選手の魅力が伝わる形を考えたいなーと思います(^-^)

パラ卓球のアスリートカード(案)

2週分をまとめるとこんな感じでしょうか?
1週目の時になかったー2を2種類と?を記入して、追加で+カードも入れました!

+3 
パラアスリートとして活躍する同級生に再会。
「パラリンピックの選手村で会おう」の一言に奮起する。
+2 
試合でライバルに圧勝。「うちの卓球場に来ても台は空いてないよ」と言われて「みてろ!」とエネルギーが沸いた。
+2
障がい者スポーツトレーナーとのトレーニング。障がいに適応したトレーニングの効果で手の可動域が広がった。
+2【追加】
試合で熱くなるも「イップマン」と理想的な動きをイメージする言葉をつぶやいて冷静さを保つ。
+1
海外遠征で異文化でのコミュニケーションや食文化に刺激を受ける。たくさんの経験が日本での生活にも糧になった。
+1
バリアフリーな卓球場に出会い、練習環境が整う。
+1
卓球の月刊誌を購読。トップアスリートのメンタリティから刺激を受ける。
+1【追加】
イベントで卓球選手と共演。フィジカルの高さを目の当たりにして刺激を受ける。
+1【追加】
試合会場にある急なスロープを誰よりも早く登りきる。腕力に自信がついた。
ー1
卓球の練習がしたいが体育館に傷がつくと利用を断られてしまう。
-2【追加】
ダンベルトレーニング中に痙性が起きる。バランスを崩して転倒し、手首を痛める。


-2【追加】
試合に勝ちたい気持ちが強く出すぎて、些細なことにイライラしてしまう。

?【追加】
恋人ができた。サイコロをふって出た目を確認。
 1→ 応援してくれる恋人の存在が力になる +1
 2→ 卓球と自分のどっちが大事なの?と言われて困る。 -1

今のところ13種類!
ボツになったり変更もあるかもしれませんが、渡邊選手からたくさんのエピソードをお伺いしました。

次はパラ陸上・車いすフェンシングを予定しております。
こうご期待~☆

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それではまた次回!

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パラスポーツエバンジェリスト。パラスポーツ以外にも色々関わりながら、考えながら発信しようと思います。 コルクラボ5期/Global Shapers Community東京HUB/こども哲学おとな哲学アーダコーダ理事 マガジン▶パラスポーツ/読書好き/哲学対話

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