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瞑想とコーチングについて

最近私の中で【自分の本音に気付くきっかけを作るゼロタイムの浸透を目指す】というビジョンを立てました。


人はいとも簡単に日常の忙しさに飲み込まれてしまうからこそ、自分と丁寧に向き合うことを習慣化して取り組むことが大事なのだと最近切に思っております。


ゼロタイムとは、毎日の暮らしを一旦リセットし、
前に進んで行くためにわざわざ設けていただきたい「休息時間」のこと。


仕事が好きだからこそ没頭し続けている人や、逆に「このままでいいのかな?」と何かに迷っている人が一旦立ち止まり、ゼロにすることで今までどうだったか?これからどうしたいのか?を見つめるきっかけになりますし、再び前に進むための活力にもなる、そんな時間です。


私は事業としては「瞑想とコーチング」を提供しておりますが、瞑想とコーチングを定期的に取り組んだことによって私自身が変わって行った。
そんなストーリーを残しておきたいと思います。

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今ではヨガ歴15年になりましたが、
元々は興味本位で仕事帰りにホットヨガスタジオに足を運んでみたのがきっかけ。


仕事は一見華やかに見えるアパレル業でしたが、
一日中ヒールで立ちっぱなしなため、足がとにかくキツかったり、バックヤードでは重たいダンボールの積み下ろしやハンガーがけした商品を抱えて店舗と倉庫を往復したりなど、実は過酷な肉体労働によって、毎日疲労感でいっぱいでした。 


また、業績を上げるためのノルマ、スタッフの育成など、責任感ある役職からの過度に感じていた精神的なプレッシャーも感じていました。


ヨガを始めたことで、過労とストレスが重なり
肉体的にも精神的にもギリギリだった状態が、
疲れにくい身体に変化していたり、気持ちも引っ張られて前向きな自分がいたり。
わりと直ぐに変化を実感しました。 長年の悩みが解消して行くことが本当に嬉しく、一気に魅了され、仕事帰りに足繁く通ったり、自宅でも実践するぐらいまでハマって行きました。


そんな折に結婚し長男を妊娠。
10年間勤めた会社を退社して、専業主婦になりました。機微で繊細になるマタニティ時期にも、ヨガが側にあったからこそ、どんどん変わってゆく自分の心身と上手に付き合えたのだと思います。


長男が1歳の時に夫の実家である茨城県に転居するという転換期を迎えましたが、夫の転職や知らない土地での子育て、専業主婦という孤立感とで私は予想以上に参っていたのだと思います。 「このまま何もアクションを起こさなかったら今の延長線上で人生が終わってしまうのではないか?」「私の人生、本当にそれでいいの?」ある日、脳裏を過りました。
 


その後、次男を妊娠。
このまま挑戦しない人生で終わりたくない・・と相変わらず悩んでいた日々に私は直感的に「ヨガ」に可能性を感じました。
「それまで趣味であったヨガを伝えたい!」
そんな想いを胸に、学びに足繁く通い、0歳児を抱えながらの活動をスタートさせました。


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大好きなヨガを仕事に出来て、
ありがたいことにお客様にも恵まれるようになりました。基本的には、いただいたお仕事は全て引き受けるスタンス。ヨガスタジオやスポーツクラブ、小学校での家庭教育学級などに加え、

私自身が0歳児を抱えながらの活動だったもので、中でも人気だったのは託児付きクラス。最大50名という3年連続満席キャンセル待ちの状態でした。


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基本的には週に5日。
多い時は1日4本のレッスンを受け持っていた時期もありました。


好きなことをお仕事として全う出来て、
本当に毎日が幸せでした。
今の幸せというものに満足していた折、
感謝に身を置きつつも人が集まって光栄な反面、実は違和感もありました。


数をこなすことでの限界値が見えてきてしまったのと、忙しさ故の現状維持という贅沢な課題を感じていました。 これから先の人生というものに漠然とした不安を感じた時、マットの上でポーズの練習を積み重ねる。 最後に横になってお休みをするポーズのシャバーサナをするのですが、この至福な一時の心地良さを感じるために行う一連の流れが、一瞬は満たされたような感覚に浸れる。


過去の私が夢見ていた理想を手に入れた一方で、
どこかでヨガに頼る自分や、「ヨガさえやっておけば」という価値観を持つ自分への違和感、人が集まることに慣れてしまった現状や、自分自身のマンネリにモヤモヤしていた時期でした。


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ヨガは好き。ただ、今の停滞感から抜けるには、ヨガの講師を続けて行くのはちょっと違う気がしました。 


葛藤する日々の中で、質問によって今までの自分の枠をバゴーン!と壊してくれた、私にとっての救世主「コーチング」と出会ったのです。


「今という感覚」に意識を向け続ける練習を積み重ねてきた私にとっては、質問の威力によって今まで無意識に作り上げてきた枠を超えた思考が築かれるようになりました。 「どう在りたいんですか?」と質問されたことで改めて未来が開かれていくような光が射した瞬間でした。
「そもそも何でヨガをやりたかったんですか?」という問いから、
あの時、母という役割だけの自分に違和感を持っていたことを思い出すきっかけになったのです。


そして改めて、ここから新しい人生をスタートする決意をしました。


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具体的に頭の中を整理して、
何をしたらいいのかが明確になるので
人生が前に進むスピードが格段に上がりました。


・5年やっていたヨガの講師から、メンタルコーチとして活動させていただけるようになったり
・母や地方という縛りから解放され、あくまでも「自分」として生きられるようになったり
・幅広い選択の自由の上で暮らしを楽しめるようになったり


思考を整理し、進化のための目標に向けて着実に行動することで、自分が思い描いていた理想を一つづつ現実にして行きました。

 

ただ、この頃はタスク漬けで忙し過ぎて
私自身の心身のメンテナンスが疎かになっていた時期でした。


ただただ大好きなコーチングに夢中になっていたことで結果的に、自分の中の答えや本音を知るという発見から行動までのスピードが上がり、コーチングが悪いわけでは全然ないのですが、私自身のメンテ不足によるシワ寄せから、自分の中が忙しい状態で答えを出そうと思っても、本当っぽい答えを導いたり。
浅い呼吸が続いたことにより、持ち前の直感力が乏しくなっていく感覚がありました。



他にも、睡眠不足や疲労感から体調を崩しやすくなったことで日々のパフォーマンスの低下を感じたり、毎日楽しいし前には進んでいるんだけれど、振り返ると仕事詰めな生活が続いて家族を疎かにしてしまったり。(トドメは詐欺被害に遭うという一歩手前までいきましたからw)


ヨガの実践を通して感覚はたくさん磨いてきたから大丈夫というものでもなく、1回だけ磨いても意味がなく・・ 日常の忙しさの中でいとも簡単に見えなくなってしまう本音を知るためには磨き続けることが大事なのだと思います。


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瞑想が与えるメリットは計り知れないのですが、一番は感覚が磨かれたことです。感覚が磨かれたことによって思考とのバランスが取れるようになりました。 日々のルーティンの中で私たちを容易に鈍らせてくる五感を磨き、人が本来持ち合わせている鋭い感覚というセンサーを育ててくれる。


五感が鈍る原因は、脳による疲労が影響しているもの。情報過多な環境に生きる私たちは、あらゆる情報処理を一気に引き受けようとする。
全てをキャッチしていると脳はパンクしてしまうため、知らないうちに五感を鈍感にすることでそれを防いでいるのです。
だから、あの時の私はうまくいかなかったのだなと実感しています。


思考と感覚がバラバラだった当時を振り返ると、
如何にスピードを優先し効率的であるのか?とか、成果を出すことを求めて日々のマルチタスクをこなす事を重視してはいつも常にアクセルを踏んでいる状態になっていたなと思います。


自分の感覚もおざなりになり、気付いたらいっぱいいっぱいになっていました。 


そもそも余白を作らないように
意図して日々を送っていました。当時の私にとって、余白があるということは「無駄」な行為と時間だという認識がありました。その時間があるのなら一つでもタスクをこなしたかったし、
一歩でも前に進んでいたかった。


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そんな状態の中でも心のどこかでは日常の中でホッと一息つきたいとか
お花や食を通して四季を楽しむような丁寧な暮らしに憧れていたり。


ただ、実際のリアルな現状といえばその真逆。
例え休みがぽっかり空いたとしても、子供のことや日常の中でやらなければならないことなど、いわゆる「用事」で分刻みな予定を詰め込み、結局は「忙しさ」を選んでいる自分がいました。


休みが苦手だった当時は、
動いていることで自分としての価値みたいなものを下げないように、隙がないように完璧であることに徹して、常に戦闘モードでいたような気がします。


今までは主にヨガのポーズの実践を繰り返していたのですが、仕事の作業の合間にも取り入れられて手軽に出来てしまう瞑想の実践に注力していきました。 ヨガの実践により自然と培われていた「瞑想」が、結果的に効率良くない?ということに気付いてしまいました。


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一日の中の無の時間(ゼロタイム)があるということが如何に貴重で贅沢で活力を生む大切な時間になるのか?



感覚を研ぎ澄ますためには、何か目新しいものを足すのではなく、無くて良いものは減らしていく。
マルチタスクで酷使している脳や五感にも休息を与えてあげることで自分自身と向き合い、暮らしを丁寧に生きることに繋がるのではないでしょうか?



目の前に差し出されたものだけを見ることが当たり前になっていたり、日常に支配されやすいことで本質的なことを無意識に遠ざけてしまったり、今までの経験による思考パターンという枠から抜け出せずにいたり。


そんな私たちは、自分だけの足元を定期的に確認する必要があると考えます。


瞑想というものを
「難しそう・・」
「いや、言いにくいけどなんとなく怪しさが払拭出来ないかも・・」
「私には関係ないもの・・」
「時間が勿体ない・・」
というイメージから
カジュアルに気軽に出来る新しいトレーニングの一つとして定期的な取り組みを通し、今では私の生活の一部にまで浸透しました。


感覚を磨き続けたことにより、直感力や洞察力が以前より高まったり、毎日グランディングを意識したことにより、情報に振り回されなくなる自分がいたり、集中力が高まったことにより、結果として実はものすごく仕事のパフォーマンスが向上しキャリアに繋がっていたり。


先日も、私が約2年ほど定期的にメンテナンスでお世話になっている身体をみてくださる専門家の方に
「この2年で今が一番良い!」と言うお墨付きをいただいたんですよね。
これには私自身、本当にびっくりしました・・!と言うのも、


コーチングばっかりやっていた時は毎回
「アクセルベタ踏みだからもう少し緩めて。」
って何度も何度も助言をいただいてたのですが、自分の中では夢中だったし、現実が進んでいる気持ちでいたので全然気付きませんでした。


ただ、これまでの自分の経験を通して気付いたことは、目先のところだけに向き合うんじゃなくて、私たちは本質的なことに向き合わないとダメなんじゃないか?ってこと。
休むって苦手だし抵抗がありましたが、
休むことは絶対に必要なものなんだと実感しました。


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地に足つけて自分自身の可能性というものに挑戦できるコーチングと、脳の疲れをリセットし、前に進むための余白を与えてくれる瞑想(メディテーション)

心や精神をより健やかな状態に導き、自分というブレない土台を育てていくことで日常の中に散りばめられた変化にも対応できるような自分だけのバランスを見つけることが出来る。

自分の現状はどうなのか?
日々、変化や挑戦を楽しんでいる代わりに心身を酷使していないか?思っていることと行動は伴っているのか?

自分はどう在りたいのか?ということを
感覚と思考の両方のアプローチから一人一人が自分と丁寧に向き合い、自分の本音を知ることによって理想の人生に向かってまた一歩踏み出せる。

行き着くところはやっぱり「結局は自分」だったのでやっぱり私は「ゼロタイム」を広めていく。

自分自身の本質は、
整える時間を暮らしの中に強制的にセットすることでしか最大限引き出されないから。
結果的に、「健全且つ効率良いよね。」な状態を求めている方には絶対オススメです・・!!!!


◆朝5時から始まる瞑想を習慣化するプログラムはこちら


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