見出し画像

初回の授業で「嘘つき自己紹介」は知り合い同士がいてもおすすめ

山梨学院大学 学習・教育開発センターの小笠原です。

前回、「4つの窓」のワークを紹介しました。

今回は、上記と同じくらいよく使う、「嘘つき自己紹介」というワークについてご紹介します。

タイトルでは、初回の授業と記載しましたが、もちろん授業以外でもいろんな場面で使うことができるワークで、とてもシンプルで、対面でもオンラインでもよく使います。


<用意するもの>
1:A4の紙(一人1枚)
2:太めのペン


<進め方>
1:A4の紙を4つにおり、十字の線を入れて”4つの枠”を作る。

2:左上には、お名前をかく。残り3つの枠に本人のこと紹介するキーワードなどを書く。ただし、1つだけ嘘を書く(名前は嘘書かないでねーというと笑いが起きることがある。すべっても自己責任でお願いします)。

3:順番に紙に書いた内容を説明する。1週目はすべて本当のように話す(まだどれが嘘かのネタバレはしない)。
※この際に、もしいくつものグループが同時に進んでおり、早めに終わったグループは、お互いに質問をしてみる。

4:全員が回ったら、最初に話をした人が再度紙を見せて、聞き手の人が、どれが嘘かを当てる。その後ネタバレをして、実は。。などと少しストーリーを語る。

5:次の人が同じように、紙を見せて嘘がどれかを聞き手に当ててもらいネタバレをする。

6:早めに終わったグループは、書いてある紙をみんなで広げて、お互いに関心のある部分を質問してみる

以上です。

これもシンプルですが、いろんなシチュエーションで活用できます。

特に、知り合いも知らない人もいる中で自己紹介のワークをすると、「いや、もうお互いのこと知ってるし」となって場の熱量が下がる可能性もあります。

その際に、嘘つき自己紹介は、知り合い同士でも「え?そうなの?」と、意外な一面が見られることもあり、初対面、知り合いがいても活用できるワークだと思います。

シンプルだし、学生同士が知り合いいても盛り上がるし、自分のこと話していいんだって感覚と、相手が自分に矢印を向けて聞いてくれるんだって感覚が作りやすくなるから好きなワークの1つです。

※なかなか思い浮かばず書けない学生もいるので、その時は順番を最後にして、他の人の内容を参考に書いても良いことを伝えてサポートしてもいいと思います。

また、ここでもモデリングとして、教員側がまず自己解放しながらやってみせることも重要です。

モデリングのメリットとして

1:進め方を理解する
2:あ、こんな感じで書いていいんだなと書く際の内容の質感を理解する

のがポイントになります。

スクリーンショット 2021-04-17 午後10.20.46

※単語だけ書いて、あとはストーリーを語りながらの方が相手もより聞いてくれるようになります。
※このうち1つが嘘です。どれが嘘かは本人に会った時に関心あれば聞いてください。


画像1

※上記は外で実施している様子。各自で散らばって、嘘つき自己紹介を書いています。

<体験した学生の声>

・嘘つき自己紹介は、そこから話題が広がっていくので初対面の人ともすぐに仲良くなれそうだなーと思った

・嘘つき自己紹介は自分のこともめちゃくちゃ考えるし、相手のどれが嘘かも気になって自然と普段よりも相手のことに興味を持っている自分がいて、とても面白いやり方だと思った。

・嘘つき自己紹介面白い! ミーティングに来た初めての人ともコミュニケーション取れるから、部活にも取り入れたい!

学生の声にもありますが、

1:普段の自己紹介とは違った角度で紹介ができる。特にプチ自慢などができるのもポイントかも。

2:相手の嘘がどれかを当てようとする際に、相手の話を興味を持って聞こうとする。


というように、自分と相手のことをめちゃくちゃ考えて自己紹介をしあえるのがポイントかなと思います。

ぜひ、お互いを知る際に、楽しみながらやってみてください。

※もしお役に立てたなら100円でぜひ記事を買ってやってください!

ここから先は

0字

¥ 100

この記事が参加している募集

自己紹介

よければTwitterもフォローお願いします! https://mobile.twitter.com/tetu0722 頂いた「サポート」は本に充てさせていただき、学びはnoteに還元したいです。よろしくお願いします!