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はじまりはスウィ−ツ・ビュッフェ - 弾き語りツアー”謡うロマン街道”のお話

公式note読者のみなさま、どーも。マネジャーのせきぐちと申します。ファンの皆々様、中田裕二への応援、いつも本当にありがとうございます!

ついにリリースされましたニューアルバム『PORTAS』、たのしんでいただけてますでしょうか? CD版のDISC 2「中田裕二の謡うロマン街道」のライブ音源は、今のところ配信の予定はなく、このCDでしか聴くことができないのですが、ところで、この”謡うロマン街道”っていったいなんのこと??て、最近中田裕二の音楽を知ったとよ、いう方ですとご存知ない方もいらっしゃると思いますので、今回はこの場をお借りして少しお話させていただきます。

平たく言いますと、バンド編成ではなく、ギター(ごくごく稀に鍵盤を奏でることもあります)の弾き語りで全国を巡るライブシリーズのことで、2014年6月の新潟での第1回目以降、北は北海道から、南は九州・沖縄まで、これまで延べ73本が開催されております(いずれは海外でも開催したいですねぇー)。

セットはおよそ2時間。トークも挟みながら、平均して20〜22,3曲が歌われます。アンコールはございません(ただし、これまで2回だけありました)。ツアー自体、いわゆるテーマとか期間は区切りは設けておらず、Bob Dylanの"Never Ending Tour"よろしく、もはや、ミュージシャン・中田裕二のライフワークとなっております。

このライブシリーズをはじめるきっかけになったのが、2014年3月に長野県・松本にある「アルモニービアン」という結婚式場で開催された”スウィ−ツビュッフェ&ライブ”。美味しいスウィーツビュッフェに舌鼓を打ちながらライブを楽しみましょう!というこのイベントに呼んでいただいたのですが、普段のライブとは異なる会場の雰囲気や、お客さんがゆったりと食べたり飲んだりしてるのを見ながらその場で曲を決めて歌っていくのがとても心地良かったんだそうです。

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↑その”スウィ−ツビュッフェ&ライブ”の様子がこちら。みなさん、ドレッシーでしたねー。あ、ちなみに、ロマン街道はドレスコードはございませんので(汗)ご安心ください!

ということで、会場に選ばれるのも、洋館、教会、酒蔵、美術館、お寺、カフェ、映画館、劇場、倉庫など、一般的なライブ専用スペースはほとんどございません。各地のコンサートプロモーターのみなさんが、あちこち探してきてくれるんです!規模も、お客さんとの距離がものすごーく近い50人くらいのところもあれば、600人くらい収容のホールと、てんでバッラバラ。とある酒蔵で開催したときなんぞ、その酒蔵で作られてる日本酒(しかも升でだった記憶があります)が希望のお客さんに振舞われたのですが、中田の歌声に酔われたのか、お酒に酔われたのかは定かではございませんが(笑)、ライブが終わる頃にはすっかりご機嫌になられてたお客さんもいたりして。っていうくらい、ロマン街道の会場には終始和やかな空気が流れております。

そんなロマン街道の様子がプチ体感できる映像がYouTubeで公開されております↓

昨年の10月、週末開催の多いロマン街道にしては珍しく、週に4本の公演を行った際、映像作家の及川佑介さんに同行していただいき、ミニ・ロードムービーに仕上げていただいた映像の前編・後編です。

そして、このシリーズの最大の特長は、事前に一切セットリストを決めず、その場で思いついた曲を歌いまくるという点。思いつくと言っても、レパートリーはしっかり用意はしております(笑)。オリジナル曲はもちろんのこと、洋邦・ジャンル不問のカヴァー曲も多数。歌詞とコードが記載されたとてつもなく分厚いファイルを2冊、譜面台の上にドカーンと拡げて、トータル200曲(!)くらいあるレパートリーをパラパラとめくりながら、会場やお客さんの雰囲気を眺めつつ、思うがままに歌いまくるんです。中田曰く「お客さんを目の前にしたひとりカラオケ(笑)」の由縁です。時にはお客さんからのリクエストに応えたりもしますが、ファイルにない曲の時は、ワンコーラスやハミングで返すという”ワザ”ももっております(笑)。とはいえ、記憶をたよりにその場でサラっと弾いたり歌ったりしてる様子は、間近でみてていつも凄いなー思います。なので、頻度の高い曲はあるにせよ、同じセットリストで行われたことが一度もないんです。

例えば、↓こんな感じ。

<中田裕二の謡うロマン街道>2019.07.06(土)高松 玉藻公園 披雲閣
01. ランナー
02. 誰の所為
03. ワインレッドの心(安全地帯)
04. MR.LONELY(玉置浩二)
05. 桃色吐息(高橋真梨子)
06. 月の憂い
07. テンション
08. ウナ・セラ・ディ東京(ザ・ピーナッツ)
09. Moon River *スタンダード
10. マレダロ
11. 共犯(椿屋四重奏)
12. 白日
13. 薄紅
14. Deeper
15. ウィスキーが、お好きでしょ(石川さゆり)
16. カナダからの手紙(平尾昌晃 & 畑中葉子)
17. スローモーション(中森明菜)
18. 幻を突き止めて
19. LOST GENERATION SOUL SINGER
20. ENGLISHMAN IN NEW YORK(STING)
21. 接吻 - kiss -(オリジナル・ラブ)
22. おてもやん *熊本民謡
23. カブトムシ(aiko)
24. MIDNIGHT FLYER


かなり駆け足で話してきましたが、ロマン街道をまだ観たことがないぞ!という方はもちろん、これまで何度となく来られてる方も、さらにこの音源が収録された2年前の高崎の達磨寺にいたよ!という方も、この”一期一会”なライブシリーズの空気感を、『PORTAS』CD_DISC 2のライブ音源で少しでも味わっていただけると嬉しいです。

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↑高崎・達磨寺のステージから。その名のとおり、敷地内の達磨の数に圧倒されました。

最後に宣伝です(笑)
2015年から、中田裕二の年末恒例行事ともなっております<年忘れ公演>が、今年も12月26日(土)と27日(日)の2日間、東京・日本橋三井ホールで開催されます。会場のお客さんは通常時の半分の収容にさせていただくのですが、2日間とも生配信も行います(生配信の詳細は後日発表します)。2日目がこの”謡うロマン街道”。一年を締め括る最後のライブですので、いつも以上に歌いまくちゃうはず!

2020年の年の瀬を、中田裕二の歌をお供に、ゆったりお過ごしください。


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