
編曲が面白くなった理由
以前【作曲が楽しくない】という記事を書いたことがありました。
この時は『編曲のやり方が分からなくて楽しくない』という結論に至って、「とりあえず一度編曲から離れて、作曲(スケッチ)だけに集中しようとなったわけです。
ですが、経験値を積み、ついに「編曲って面白いぞ…」というところまでたどり着きました。
「なぜ編曲が楽しくなったのか?」について書くので、「編曲どうしたらいいのかわからない!」という方は読み進めてください。
参考になるかは分からないけど!笑
編曲がつまらなかったのは「何をすればいいか分からなかった」から
私は編曲が全くできませんでしたが、それは「何をしたらいいか分からなかった」から。
そもそも感覚で曲が作れないし、楽器も自由に弾けないので、メロディに合う音を合わせるということが出来なかったのですね。
じゃあ、どうやって編曲ができない問題を解決したのか?
それは『ChatGTP』です。
「こんな感じのイントロにしたいんだけど、どんな演奏法や楽器を使えばいい?」みたいな質問をして、いくつか候補を挙げてもらって、そこから自分のイメージに近いものを選んでその通りに打ち込みました。
こうすることで「何をすればいいか分からない」からは解放されるので、編曲の第一歩目を踏み出すことが出来たのですね。
コレが全てなのですが、あなたが思ってることは分かりますよ。
「でも、それじゃ自分のイメージと違う回答されたらどうするの?」ですよね?
この疑問は取るに足らなかったです。
編曲は『作る』じゃなくて『選ぶ』感覚で
私自身『AIさん、そうじゃないんだよ…』と思いながらも、とりあえず言われた通りに打ち込んでみたんです。
そしたら『もっとリズム感を感じたいんだよなー』とか『ココはアルペジオの方が良くない?』とか感じるようになったのです。
そこで気づきました。
『あれっ?何をすればいいか分からない状態じゃなくなってない?』と。
AIに「こういうアイディアがあります」と提示されたことで、「いや、そうじゃないだろ。もっとこう…」という感じで『何をしたいか?』が生まれてくるんですよね。
編曲が出来ない人は『なんでもいいからとりあえず作る』ってのがとにかく大事な気がする。
もっと言うと、演奏パターンはバッキング、アルペジオ、リフ、オブリガート…とかある程度パターンは限られてるから、その中のどれかを選ぶ。
この『選ぶ』っていう感覚が編曲が出来ない人にはカギかなと。
『作る』じゃなくて『選ぶ』。
一歩踏み出すことで景色は変わることを感じたし、視界が開けて編曲に対する苦手意識がなくなりました。
まずは型にハマる。
型破りはそれからって感じですね。
作曲は『感情表現』、編曲は『背景描写』
私の勝手な感覚ですが、メロディを『感情表現』とするなら、編曲は『背景描写』みたいなイメージを持ちました。
美術で考えてみますか。
何でもいいんですけど…例えば「運動会の思い出の絵を描きましょう」となった時、「リレー競技で自分が走ってる姿」の絵を描くのがメロディで、「周りの状況」が編曲みたいな。

…コレ伝わるのか?笑
バトンを持って走ってるのが主人公だとして、メロディはこの子の感情を表現してる。
んで、周りで一緒に走ってる子たちと競ってる感じを16分のピアノバッキングで表したり、応援してる歓声をトランペットでカウンターメロディで表現するとか。
…コレ伝わるのか?笑
まぁ私の感覚としてはこんな感じで、メロディは『感情表現』、編曲は『背景描写』という役割で考えたことで、頭の中が整理されたかなと。
この感覚に気づいたことで、「編曲って面白いかも…」と思えました^^
これからの課題としては、もっといろんな曲を聴いて引き出しを増やすことですか。
いいなと思ったアイディアをストックして、今後の編曲に活かしていきましょう!