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【無料】愛する街をレペゼンする激アツYouTube『高円寺チャンネル』

高円寺チャンネルというYouTubeチャンネルがおもろいです。

高円寺を愛し、高円寺に居住を置く芸人たちが高円寺のオススメグルメスポットを紹介していくチャンネルなのですが、なんか良い。なんか好きになる。

高円寺チャンネル出演のメンバーは高円寺をレペゼンする4人。

鬼越トマホークの坂井良多。

ニューヨークの嶋佐和也。

空気階段の鈴木もぐら。

そいつどいつの市川刺身。


ハッキリ言って、メンバーが最高すぎる。

この4人の個性と味わい深さ。
なんとなく高円寺という街を象徴している。

私は高円寺に住んでいるわけでもないし、しょっちゅう遊びに行くこともない。

何度か仕事や飲みの席として訪れたことがある程度だが、この4人が高円寺っぽさを代表しているのは雰囲気として伝わる。

高円寺という街は独特であり、私の印象だけで言えば、下北沢からスタイリッシュさを抜いてディープさを濃縮させたのが高円寺。

これは決して高円寺をディスっているわけではなく、高円寺は何となく野暮ったい空気をどこかに残しながら、何者にも媚びずドンと構えているイメージがある。

誤解を恐れず言えば、下北沢は世田谷区ゆえか少し肩に力が入っている。

両方、飲食店にせよ古着にせよ素晴らしい街なのは間違いない。

まあ、それはいいとして…

このチャンネルは全身から高円寺のニオイを発している芸人4人が高円寺の飲食店を紹介してくれる。

とにかく4人の魅力がそれぞれ個性にあふれており、このメンバーたちを主人公に描いた漫画があれば絶対に読みたい。
最近、個人的に漫画から遠ざかってはいるが、あれば思わず手に取って徹夜で読みあさってしまう自信がある。

漫画内のキャラ設定を自分なりに妄想してみると

坂井が男気とカリスマ性とユーモアがあって頼りになるけどケンカっ早いトラブルメーカー。

嶋佐がニヒルかつダウナー系でオダギリジョーっぽさを醸し出すオシャレミステリアス。

もぐらは毎日酒浸りだけど、いざというときに頭がキレまくって突如として、とんでもない才能を開花させる鬼才。

刺身は人柄の良さから悪い奴に騙されることも多いが、最後は奇声を発しながら仲間のために捨て身で立ち向かう無鉄砲な弟分。

高円寺で起きた事件の真相を4人で解決していくような
そんな感じの漫画があったら絶対に読む。

存在もしない漫画への妄想も勝手に広がるが

そんなことより
この高円寺チャンネルというYouTubeチャンネル
マジでおもろいです。

もはや、新しい形のグルメ番組です。

オススメの飲食店に行って、お店のオススメポイントをしゃべるだけなのだが、その見せ方が何とも良い空気感で新しく見える。

お店の中であーだこーだ言うのではなく、お店に行った後に振り返ってダラダラとしゃべるスタイル。

これって、普通にグルメな人が日常でやりがちなことだったりもする。

この4人が各々ゆる〜く店の魅力、味の魅力を伝える。
その語り口が、もの凄く自然で熱量もちょうどいい。
これ見よがしではないバランスと自然なプレゼンが心地良く
1つの動画で4人がなかなか揃わないのも、なんかいい。
なぜか、全員揃った時には嬉しくなる。

そして、編集が素晴らしい。
ゆるさの中にオシャレかつ高円寺っぽいエスニック風味を絶妙な塩梅で差し込んでいる。

チャンネルのコンセプトやシンプルな企画内容。

このパターンは絶対にありだと思う。

レペゼンする街があって、そこをアピールするためのYouTubeチャンネル。

高円寺は独特な街だからこそディープな空気を醸し出せるが、同じくらいの熱量を生むことができれば、他の街でもやれそうだ。

ただ、この4人くらい魅力的な人が一同に会する街は、なかなか見つからないかもしれないが
それでも大きな可能性を秘めるYouTube企画のフォーマットであることは間違いない。

この企画、この構成、この座組み、この世界観。
そして、ゆる〜く観られる空気感と安心感。

YouTubeチャンネルの新たな楽しみかたを教えてもらったかもしれません。

「気が向いた時にフラッと寄って帰ろうかな…」
まるで、高円寺という街のように立ち寄りたくなるYouTubeチャンネル。

また、高円寺で遊ぼ。

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