<ラグビー>ジョージア対ルーマニア、TV観戦
RWC出場権に向けての、ヨーロッパチャンピオンシップ。ルーマニアは、ロシアに惜敗した後、相手の反則に助けられて、アウェイのポルトガル、ホームのスペインに辛勝。そして、アウェイの強豪ジョージア戦を迎えた。ここで勝てれば、RWC出場へ大きく前進する。ホームのジョージア・レロスが白ジャージ。ルーマニア・オークスは悪趣味デザインの縦の細柄ジャージ。
6分、ルーマニアが試合開始早々から、ジョージアにスクラムを押されまくられ、右中間ゴール前5mスクラムを繰り返しつぶしたとして、1番PRサヴィンがシンビン。
8分、ジョージアが更にゴール前でスクラムを押し、ルーマニアがそのたびにつぶして、ペナルティートライ。7-0。
17分、ジョージア10番SOアブハンダゼがPG、10-0。
20分、ルーマニア15番FBメリンテへ、ジョージア2番HOマムカシュヴィリが、キック後のレイトチャージ&ハイタックル。当然、TMO。
例によって、スタジアムに大型スクリーンがないため、レフェリーはグランド脇のTVモニターで確認。その結果、ジョージアHOマムカシュヴィリはレッドカード。スクラムを押されていたルーマニアにとっては、想定外の僥倖。
21分、ルーマニア8番NO.8でキャプテンのゴリンが、左ゴール前5mラインアウトからのモールで左中間にトライ。
10番SOプライのコンバージョン成功で、10-7。ゲームを持ち直した。
35分、ジョージアSOアブハンダゼがPG失敗。
41分、ルーマニア9番SHスルギウがラックサイドから、ジョージア9番SHアプラシゼにレイトタックル。両チーム乱闘になり、TMOの結果、ジョージアがPKを得る。
42分、ジョージアSOアブハンダゼがPG、13-7。
前半、ジョージア13(1T1C2P)-ルーマニア7(1T1C)
スクラム押されて劣勢のルーマニアが、相手のレッドカードで15人対14人の数的有利。これを生かして逆転できるか?
42分、ルーマニア22番CTBフロリアン・ヴライクがPG、13-10。
49分、ジョージア3番PRメルキゼと思うが、右サイドを突破した7番FLサギナゼをサポートして、右スミにトライ。アブハンダゼのコンバージョン成功で、20-10。
53分、ジョージアの選手がルーマニアの選手にリフトタックルしてTMOとなるが、何もなし。
60分、ルーマニアが、左ゴール前5mラインアウトからモールで、16番HOカパティナが左中間にトライ。
22番ヴライクのコンバージョン成功で、20-17。
この頃、ジョージアの選手に足を攣るのが続出。14人の影響が出ている模様。
68分、ジョージアが右中間ゴール前15mのPKから速攻し、14番WTBタブツハゼがタッチライン際を抜いて右スミにトライ。ビデオを見ると、ゴールライン直前でタックルに会い、ノッコンしているように見えるが、チェックなし。22番SOバブナシュヴィリのコンバージョン失敗で、25-17。
数的有利なルーマニアだが、ラインアウトのミスに加え、不要な反則が多く、アタックを継続できない。また、ラインアタックのパスの精度が悪すぎる。
82分、ジョージア22番SOバブナシュヴィリが左中間22mからDG成功。28-17。
後半、ジョージア15(2T1C1D)-ルーマニア10(1T1C1P)。合計、ジョージア28(3T2C2P1D)-ルーマニア17(2T2C1P)。
レッドカードに恵まれたものの、ルーマニアとジョージアでは、テストマッチの経験値に差があったほか、ラインアタックはジョージアの方が格上で、その差が得点になった。これで、ルーマニアのRWC出場は一歩後退。
このあとルーマニアは、RWC出場をかけて、5月29日のベルギー対オランダの勝者と、7月3または4日に対戦する。
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