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<ラグビー>オールブラックスの追加スコッド予想、ザラグビーチャンピオンシップのスプリングボクスの動向、ブラックファーンズの試合日程等

参考とした記事
https://www.nzherald.co.nz/rugby/news/article.cfm?c_id=80&objectid=12365705
https://www.nzherald.co.nz/rugby/news/article.cfm?c_id=80&objectid=12365685
https://www.planetrugby.com/springbok-showdown-headlines-south-africas-rugby-return/
https://www.nzherald.co.nz/rugby/news/article.cfm?c_id=80&objectid=12365793

1.オールブラックスの追加スコッド予想

ザラグビーチャンピオンシップ(TRC)が、オーストラリアのシドニーを中心に、11月7日から12月2日まで開催されるが、COVID19の防疫隔離のため、選手たちは10週間にわたって自宅を離れることになる。そのため、クリスマスも家族と共に過ごせなくなる見込みだ。

この長期間にわたるオーストラリア滞在及び隔離政策によって、怪我人が出た場合の代替選手がすぐにプレーできないことから、オールブラックスは10~11人の選手を、既に発表した35人のスコッドに追加する予定でいるが、メディアの予想による追加選手は以下のとおりだ。

HO:リアム・コルトマン
PR:アンガス・タアアヴォ
LO:マナアキ・セルビーリキット、スコット・スクラフトン
FW3列:ラクラン・ボシアー、トム・サンダース、マリーノ・ミカエレツウ
SH:フィンレイ・クリスティー、テトイロア・タフリオランギ
SO:ジョシュ・イオアネ
CTB:ピーター・ウマガジャンセン
WTB:マーク・テレア

【個人的見解】
HO:アンドリュウ・マカリオ、PR:アレックス・フィドウ、FW3列:ディロン・ハント、トム・クリスティー、CTB:ハリー・プランマー、ビリー・プロクターも候補になると思います。

一方、ほぼ追加召集が確定しているのは、PR:アンガス・タアアヴォ、LO:スコット・スクラフトン、FW3列:ラクラン・ボシアー、トム・サンダース、SH:フィンレイ・クリスティー、SO:ジョシュ・イオアネ、CTB:ピーター・ウマガジャンセンの6人でしょう。残る5人は、多くはFWになりそうですが、後述するSHとSOで欠場する選手が出てくる場合は、それぞれ1人ずつプラスされそうです。その場合は、SHはテトイロア・タフリオランギ、SOはハリー・プランマーと予想します。


2.ザラグビーチャンピオンシップを欠場する可能性のあるオールブラックス

ザラグビーチャンピオンシップは、オーストラリアへ長期間に遠征し、12月2日にNZに戻った後も隔離されるため、クリスマスを家族と過ごせない可能性がある。

一方、SOリッチー・モウンガとSHのTJ・ペレナラには、最近子供が生まれた他、SOボーデン・バレットとWTBセヴ・リースは、間もなく子供が生まれる予定となっている。

そのため、これらオールブラックスの中心メンバーでもある4選手は、ザラグビーチャンピオンシップに参加しないという噂が流れているが、モウンガはこれに対して一笑に付している他、バレットは軽々に決められる問題ではないとコメントしている。また、監督のイアン・フォスターは、通常通りに選手たちとのコミュニケーションを密にしており、各選手の家庭の事情については十分話し合っているところだと述べている。

【個人的見解】
特にリッチー・モウンガとボーデン・バレットの2人が欠場した場合は、SOはダミアン・マッケンジーとジョルディ・バレットだけになってしまうので、ジョシュ・イオアネの追加招集は必須でしょう。

次のSO候補は、ハリー・プランマー、ブレット・キャメロン、フレッチャー・スミス、ジャクソン・ガーデンバチョップらになります。いずれにしても、いきなりオールブラックスでプレーすることは心配ですし、フォスター監督はローテーション制を維持するとしているので、十分な人数のスコッドが必要です。


3.ブレディスローカップのNZの試合日程決まる

今年の3試合予定しているブレディスローカップ(NZオールブラックス対オーストラリア・ワラビーズの伝統ある試合)のうち、NZで開催する2試合の日時・場所が公表されている。

10月11日(日) 15:30キックオフ スカイスタジアム ウェリントン
10月18日(日) 15:30キックオフ イーデンパーク オークランド

現在のところ、観客を入れた試合を想定しているが、NZ政府のCOVID19対応によっては、無観客試合も想定されている。

また、この試合に臨むワラビーズに対しては、隔離の他にトレーニングの人数制限をするなどのNZ政府の厳しい対応が予定されていた。これについてワラビーズのNZ人監督デイヴ・レニーが激しく抗議したところ、トレーニングの人数制限が緩和されることとなった経緯がある。

防疫隔離がされるのは、オーストラリアで開催されるザラグビーチャンピオンシップも同様だが、COVID19の厳しい隔離政策は、遠征してくるチームには不利な条件が多くなりそうだ。

【個人的見解】
オールブラックスの試合が見られるだけでも嬉しいです。


4.南アフリカ・スプリングボクスの動向

オーストラリアで開催することが決まった今年のザラグビーチャンピオンシップだが、NZ及びオーストラリアの参加は確定しているものの、南アフリカの参加は決まっておらず、アルゼンチンも代表選手の中にCOVID19の感染者が出るなど、参加の見通しが立っていない。

その中で、南アフリカ協会CEOのジュリー・ルーは、国内試合の再開と、スプリングボクス代表セレクションの日程を公表した。

まず、9月26日から国内の州代表戦を開始し、来年1月23日まで行う。一方、まず60人のスプリングボクス候補を選び、10月3日に行うグリーン対ゴールドの代表セレクションに向けて、試合に出る25人ずつ計50人に絞り込む。両チームの監督は、前代表監督で引き続きディレクターオブラグビーをしているラッシー・エラスムスと、現代表監督のジャック・ニエナバーが担当する。

ルーCEOによれば、ザラグビーチャンピオンシップにスプリングボクスが参加するか否かは、未だ検討中の段階で、海外渡航についての南アフリカ政府の決定・見解を待っているという。
「スプリングボクス(の参加)については、決められる立場にない。しかし、今年中にテストマッチはやりたい」
「RWC(ラグビーワールドカップ)勝者としてだけではなく、来年のブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズの南アフリカ来征に向けた準備をしたい」
とルーは述べている。

【個人的見解】
日本代表がエイトネーションズに参加できなかったように、選手たちがテストマッチをするためにはある程度の準備期間が必要です。そのため、10月3日にセレクションが開催されるのは、TRCとしては朗報になりますが、南アフリカのCOVID19の感染状況が芳しくないので、スプリングボクスだけを例外措置にできるのかという(南アフリカ及びオーストラリアの)政治的判断が重要になりそうです。


5.ブラックファーンズは、今年のテストマッチなし

NZ女子代表のブラックファーンズは、2021年9月18日から地元NZで開催される女子ラグビーワールドカップを控えているが、COVID19により、今年予定していたテストマッチ8試合は全てキャンセルになってしまった。

そのため、現在行われている国内選手権のファラパーマーズカップ以外に、ブラックファーンズとして、以下の3試合を行うこととなった。
11月7日 ブラックファーンズポッシブルズ(代表入り候補)対ブラックファーンズプロバブルズ(現代表中心メンバー)
11月14日及び21日 ブラックファーンズ対NZバーバリアンズ(ブラックファーンズ以外の選手選抜)

【個人的見解】
COVID19に対する過度の各種規制は、ラグビーのみならず、経済を筆頭に世界各地で問題化しています。そして、女子ラグビーの世界では、その影響を最も酷く受けた形となってしまいました。

一刻も早く、COVID19に対する致死率が極めて高いコレラやペストあるいはエボラ出血熱以上の不要かつ過度な対応を止め、通常のインフルエンザ同様の対応に各国政府とも改めるように願います。そして、ネタ探しをしているマスメディアも、連日嬉々として感染者数の発表(日本では毎年数万人発生するインフルエンザ感染者がわずか数人でしかないのは、明らかに異常です。通常のインフルエンザを故意にCOVID19にしているようにしか思えません)を止めるべきです。

感染症で死ぬよりも、人類が長年かかって築き上げた世界が、自縄自縛の行為によって破壊されることを危惧せざるを得ません。多くの人たちが目を醒ますことを期待します。

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