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<ラグビー>南アフリカ対ブリティッシュアンドアイリッシュ・ライオンズ第1テスト,結果

南アフリカ17(1T4P)-ブリティッシュアンドアイリッシュ・ライオンズ22(1T1C5P)

TMOのNZ人ブレンドン・ピッケリルが,COVID19規制のため南アフリカに渡航できなくなったため,南アフリカ人のマリウス・ユンカーに交代した。
ライオンズ1番PRウィリー・ジョーンズが怪我で欠場し,17番のロリ-・サザーランドが1番に入り,17番にはマコ・ヴニポラが入った。
なお,南アフリカのCOVID19感染拡大により,無観客試合となっている。また,国内で暴動・略奪が発生している政情不安な状況が,東京オリンピックより危機的かつ選手の安全が脅かされていると思われるが,試合が開催されている。

14分,南アフリカ10番SOハンドレ・ポラードがPG,3-0。
18分,ポラードがPG,6-0。
20分,ライオンズ10番SOダン・ビガーがPG,6-3。
27分,ポラードがPG,9-3。
31分,ポラードがPG,12-3。
36分,ビガーがPG失敗。
40分,ライオンズ13番CTBエリオット・デイリーがPG失敗。

前半,南アフリカ12(4P)-ライオンズ3(1P)。
南アフリカとしては,予定通りのPG合戦で,確実にリード。ライオンズとしては,トライを取り合うゲームに持ち込みたい。

44分,ライオンズ2番HOルーク・カーワンディッキーがトライ。ビガーのコンバージョン成功で,12-10。
47分,南アフリカ15番FBウィリー・ルルーが,13番CTBルッカンヨ・アームがインゴールへキックされたボールをタッチダウン。TMOの結果,ルルーのオフサイドが確認されてノートライ。
50分,南アフリカ9番SHファフ・デクラークが,インゴールにキックされたボールを11番WTBマカゾレ・マピンピを経由してタッチダウンし,TMOの結果トライ。ポラードのコンバージョン失敗で,17-10。
53分,ビガーがPG,17-13。
56分,ビガーがPG,17-16。
63分,ビガーがPG,17-19。ライオンズがついに逆転!
66分,ポラードがPG失敗。
72分,南アフリカ12番CTBダミアン・デアレンデがインゴールに入り,TMOの結果,ハイボールを争った14番WTBチェスリン・コルベのノッコンが確認されて,ノートライ。
78分,ライオンズ22番SOオウウェン・ファレルがPG,17-22。

後半,南アフリカ5(1T)-ライオンズ19(1T1C4P)
合計,南アフリカ17(1T4P)-ライオンズ22(1T1C5P)

後半,ライオンズが,6番FLコートニー・ロウズを筆頭にしたFWの奮闘により,早々にトライを返した後,PGを着実に決めて逆転し,そのまま逃げ切った。一方南アフリカは,後半2トライをTMOで失っているのが,結果的にスコアに影響した。監督のジャック・ニーナバーは,TMOについてのコメントを控えている。

なお,ライオンズはSOダン・ビガーを脳震盪で失ってしまい,既にフィン・ラッセルのプレーする見込みが厳しいため,第2テストマッチ以降のSOが,オウウェン・ファレルと若いマーカス・スミスのみになってしまった。そのため,この初戦の勝利を単純に喜べない。また,この試合では準備不足が表面化した南アフリカも,第2テストマッチ以降はかなり整備してくると予想されるため,ライオンズがシリーズ勝ち越しをすることは,かなり難しいと思われる。

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