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音楽と写真の話

こんにちは、平井です。

音楽の思考への影響は偉大だなと何度も思ってきたけれど、今日も同じように音楽に囲まれた時間を過ごしています。これまでを振り返ると写真より音楽と過ごしてきた時間の方が長いし、写真は心の拠り所というよりは乱すような存在でもあるから落ち着きたいときは自然と写真から離れて過ごしています。それでも完全に忘れられる訳ではないのが辛い。目を開けてたら見えている風景を切り取ってしまうし、目をつぶっても気になっている写真が浮かんできてしまいます。

音楽を見ることができたらその悩みから逃れられるかもしれません。だけど、結局そうして見えるようになった音楽も切り取ってしまうのだろうからこのまま音に癒されながら、写真をやさしく見つめられる時間を意識することが大切なのかもしれません。音楽によって写真の見え方が変わるのは、感情が音楽の力で揺らいでいる状態によるものなので、写真展などの構成を考えるときに聞いている音楽を展示会場のBGMに使うと、写真への共感も得られやすくなる可能性が高くなります。音楽に対する受け止め方は人それぞれなので、客層によっては全く効果がなくむしろ逆効果になる場合もあります。会場選びはそこまで設計した上で決めると、後で悩む内容が減って良いよねって昔誰かと話した気がします。

例えば、「花束のかわりにメロディーを」聴くとどんな風景を思い浮かべますか? メロディーの印象だけで風景を想像する人もいれば、歌詞から追いかける人もいると思います。同じような経験をしたことがある人なら当時の自分に重ねあわせたりするかもしれません。では、この曲を写真1枚で表現してくださいと言われたら、どんな写真を選びますか? 選べる写真が手元になかったら、どんな写真で表現しますか? ボクは音楽と写真を関連づけるのが好きなので良くこれをして遊んでいます。街を歩いていると、その場所のイメージに合った音楽が頭の中に流れてきます。そのときの気分に影響されることもあるけど。元気がないときは、トトロの「さんぽ」を流すと元気だと錯覚させてくれます。元気が足りないときに試してみてください。今年になってから意識して雑草を撮るようになったので、いつか雑草を見てそれぞれのイメージソングを対応づけられるようになれば雑草への愛も深まりそう。

写真と音楽。見るものと聞くものという受け取り方の違いはあるけれど、表現という視点で見れば似ている部分もあります。どちらも人の記憶と繋がりやすい性質を有していることもその中の一つです。写真に対して考えることが出てきたときは、好きな音楽を聞いて見方を変えると現状を打破するキッカケになるかもしれませんね。最後までお付き合いいただきありがとうございました。

写真や旅のことだけじゃなく、今ボクが気になっていることをnoteに書いています!読んでいただきありがとうございます!