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日本はなぜすぐ値下げするのだろう

おはようございます。平井です。

今日は観光をテーマに書きます。2年前から観光関連のメディアで記事を書くのはお休みしていますが、個人的には和歌山で紀州東照宮の400年祭実行委員も担当しており、毎日観光のことを考えています。500年祭を迎えるために、どうやって地方にお金を落として頂けるかという仕組み作りの話をすることもあります。日本でお金の話をしてると変な目で見られることも多いようですが、目を背けて生活することはできません。今日はお金の話もします。

昨日は「稼ぐ観光」について、フロリダ大学経営学部准教授の話を知る機会がありました。その中で「日本はすぐ値下げする」というキーワードが印象に残りました。アメリカだと、2泊すると3泊目はタダというやり方が主流のようです。単価を下げるよりこのやり方は利益が多い。値段は1回下げてしまうと上げた時の印象が悪くなり、結果的にブランドの信頼低下にも繋がる。宿の従業員の給料を増やすこともできず、地方から減っていくという悪循環にも陥りいいことなし。

そんな話を知った後に、具体的にどうすれば良いか1人考えていました。地方に観光客を呼ぶ際のトレンドは体験です。日常生活では経験できない欲求を満たすための魅力を打ち出していけば活路を見出せるはずだ。こういう話を地方で聞くと、すぐに写真や映像で広告を作る話になることが多いんですけど、それで実際に変わった場所ってどれくらいあるんでしょうね。めちゃくちゃポテンシャルがある土地なら、魅せ方を変えるだけで効果も出る可能性は大いにあります。ただ、外から観光客を増やそうとしているところの大半は、今のままじゃ難しいだろうと思います。現状の魅力を損ねることなく、価値を最大化するための投資は必要だと感じます。それに蓋をして今あるものだけで戦おうとするから、住民の賛同を得られず計画崩れに繋がったりします。地域の魅力を引き出し訪れてくれた人も、地元の人もハッピーな気持ちになってもらえる活動を実行していきたいと思います。ボクが好きな熊野古道や白浜がある田辺市は良い場所なので、機会があったら訪れてみてくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

写真や旅のことだけじゃなく、今ボクが気になっていることをnoteに書いています!読んでいただきありがとうございます!