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僕は天狗になりan excuseは3つの失敗を犯した。

僕はan excuseを今年3月に立ち上げた。
渋谷、恵比寿でのコーヒー系の店舗経営とECでのコーヒーの販売を行っているのがan excuse。

あんえく改


ただ、an excuseはコーヒーブランドではない。

”僕らを繋ぐ曖昧な口実を作る”それが僕のやりたい事。

ブランド立ち上げ半年後には2店舗展開。店とE C をベースに”僕らの小さな宇宙”を育てていた。

上京した1年前は家もなく外で寝てた。
金も友達も何もなかった。

そこから1年。
正直、全て上手く行き過ぎだった。
正直、調子に乗った。
正直、おもしろいほど、可愛い子が寄ってきた。
気分は最高だった。

店の1つ目がan excuse アパート201号室。これはコーヒースタンド。昔溜まってたアパートの201号室をイメージして渋谷のど真ん中に作った。OPEN当初から、毎回満席になり、土日は店に人が入り切らないほどに。

看板アパート

2つ目の店舗はトーキョーシナプス。深夜にだけ開くコーヒーカクテルのお店。シナプスとは神経の接合部という意味。トーキョーという街と自分の境界線を溶かす場所をイメージして作った。OPEN初日から売り切れに。

線あり_アートボード 1

おかげで、この街に、愛する恋人、仲間、場所ができた。ずっと1人だと思い込んでたけど、価値観なんて180度変わったよ。愛してくれてありがとう。

ただ、an excuseは大きく分けて3つの失敗を犯した。原因は全て僕だ。

①”僕ら”の定義が甘かった。
なんども、”僕らを繋ぐ曖昧な口実” ”僕らの小さな宇宙”を作りたいと話している。店ではアーティストの子がイベントを頻繁に開催していた。ただ、”僕ら”の定義が甘かった。誰に届けたいのか、何を問題定義したいのか、分からなくなっていのだ。最近では、僕が展示のディレクションに入る事も出来ておらず、納得の行くものが出来たとは言い難い。

②ブランド立ち上げ時と今の感情の乖離。
ブランドとは、自分の中の一部の感情を切りとったものだと思う。立ち上げ当初、”好きだった人と一緒にいるための言い訳が欲しかった”その一心でブランドを作った。最初は1人のために作ったブランドが、いつしか周りの期待を勝手に感じてしまい、アウトプットの質、純度が下がっていたのだ。結果的にブランドイメージは下がった。この半年で、僕の周りの状況も大きく変わった。ブランドと僕の感情との乖離を感じていたのだ。

③溜まり場としての設計ミス。
溜まり場には、良い溜まり場悪い溜まり場があると思う。その中で、店に来る方が固定化しすぎ、身内感が過度に出てしまい、新規を獲得出来ない状況が続いていた。結果的に、人の出入りがない溜まり場と化してしまった。

an excuseは没落した。ただ、ここからが始まりである。僕はワクワクしている。折れた天狗の鼻を拾って、振り回す。こんな所では終わらない。

画像3

今後はまず。来週からしばらくは、土、日、月の営業に限定する。展示に関しては、an excuse側がディレクションに入り、展示の質を高める。また、プロモーションから,ECとの接続の方法を設計仕直す。それによって、小さな宇宙を再定義し、作り、守り、拡大する。細かい政策は追って話す。

また、公表は出来ないが、今後メインとなる新規事業を仕込んで行く。プロダクトのリリースは年明けになるが、ぜひ楽しみにして欲しい。

よろぴ。



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