
賽銭式セルフ喫茶『一休茶房』
大慶寺の玄関の一角に、「寺カフェ」のスペースを作りました。靴を脱がなくてもくつろげる場所です。
2019年12月よりゆるやかにオープンしてます。
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▷靴を脱ぐという心理的ハードル**
ほとんどのお寺は檀家さんや縁のある方、参拝者を迎え入れる時に**
「どうぞ、あがってお茶でも一杯」**
という気持ちがあります。
しかしながら、受け手側からしたら、法事のような「用事があるとき」でしたら、そうしたお部屋でもてなすということも大切ですが、ふらーっと来た方が
「どうぞ、あがってお茶でも一杯」
と言われたら少し構えてしまいますよね。
そして何より「靴を脱ぐ」というアクションが実は非常にハードルがあるんですね。だからこそ、「ふらーっと来ても良い」「用があってもなくても来て良いんだ」というメッセージを言葉だけでなく空間で表現出来ないかと考えていました。
そこで玄関の一角に靴を脱がずに休憩できるスペースを作りました。
その名も賽銭式セルフ喫茶『一休茶房』
▷賽銭式セルフ喫茶とは
お寺では基本的に対価の飲食の販売はできません。
またこちらで作って提供もできません。(厳密には出来ることは出来るのだがハードルも高い)
という形を取りました。
対価ではなくお賽銭としていただき
セルフでお茶の準備をする喫茶です。
ウォーターサーバーやをコップなど必要な者は置いてありますのでご自由にドリンクをお飲みくださいスタイルです。
お賽銭は次回のドリンクの仕入れに使われます。
つまりは「恩贈りの喫茶」です。
飲食営業ができないお寺だからこそ
実現出来る形態の喫茶です。
菩薩モードでお越し下さいませ。
おいてある飲み物は
ご寄付いただいた者や
地域内で循環できるものを準備ています
【ドリンクメニュー】
コーヒー|マツウラコーヒー(蓮華寺池公園)
お 茶 |ちいとらっつ農舎(滝沢)
和紅茶 |めぐみ茶園(瀬戸谷)
黒豆茶 |八木音Brent(茶町)
※その他寄付でいただくティーパック等準備してあります
▷お寺文庫「templelibrary」
一休茶房には図書コーナーには住職厳選の本が置いてあります。
仏教に関する本はもちろん、
グリーフケアに関する本
ケアに関する本
マインドフルネスに関する本
まちづくりに関する本
ファシリテーションに関する本
そして銭湯の本など
大分偏りがありますが
地域でよりよく生きる「ウェルビーイングに関する本」がおいてあると理解いただければと思います。
読書は自由ですし、大慶寺の檀家さん、大慶寺のお便り会員の方でしたらレンタルも可能です。
▷誰がどのように使うの?
基本的にはどなたでもご利用可能です。
とはいえ最初に意識したのは
檀家さんがお墓参りをした時に休憩する場所です
そのあと色んな方からアドバイスをいただき
今のところ大きく分けて3つですかね
①休憩・待ち合わせ
②読書・勉強・仕事
③写経
とはいえ用途は決まって無くて
1人で考える場にしてもよし、待ち合わせ場所にしてもよし
仕事する場にしてもよし、読書してもよし、理由なく座ってもよし
お昼ご飯持ってきて食べてもよし、それぞれがよしなに使ってくれればよいかなと思っています。
もちろんゲスト用のfree wifiも飛んでますのでご安心ください。
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▷一休茶房という名前**
一休茶房という名前は、文字通り「一休みする」ということと、
静かに自分と向き合い、書物を通して新たな視座を得て
一休さんのようにクリエイティブに物事を考えようぜ!
という想いから名付けました。
お寺だから出来る携帯が
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です。
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