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就職活動における自己分析で自分の価値観を知るための3つの方法

学生の皆さんにお伝えしたいことと、その背景

今回は就職活動をしている学生さん向けに書かせていただきます。

今回のお題は、あなたが大切にしている価値観についてです。

私が昨年7月にホワイトプラスにジョインしてから、さまざまな募集記事を通じて、数十名の学生さんとお会いさせていただき、面談の中でいろんなお話をさせていただきました。

面談を通じて、自己分析が足りない学生さんが多いなと印象を受けました。

自己分析で一番大切なのは、自分の「大切にしている価値観」を知ることです。

面談で学生時代に頑張ったことなどをお伺いする中で素直さや行動力、粘り強さなど光るものはあると感じるのに、自分の考えや想いを的確に表現できなくて悩んでいる学生さんに数多く会ってきました。

自己PRや学生時代頑張ったこと、会社選びの軸について話せる学生さんは多いですが、それらの背景の根っこの部分、つまりは自分の価値観について言語化できていない学生さんが多い印象を受けました。

自分の価値観について言語化できないということは、会社選びの軸が話せても、その内容はまだまだ甘いということです。

実際にお会いした学生さんには、アドバイスと言えるほどじゃないけど気づいたことをフィードバックさせていただいています。でも実際に会える数は限られるし、ホワイトプラスに興味がなく、エントリーはしない学生さんももちろんいらっしゃいます。

光るものがあるのに自分の考えや想いを的確に表現できないってことは本当に惜しいことだと思っていて、日本は今後就業人口が減っていくのだからこそ、ホワイトプラスに興味ありなし関係なく、日本を元気にしていただくためにも、学生さんに有益なことを伝えたいなと。そういった想いで今回は書かせていただきます。

さて、前段が長くなりましたが、今回何をお伝えするかというと、

冒頭で申し上げたとおり、価値観についてお話します。

そもそも価値観って?

価値観とは広辞苑によると「何に価値があると認めるかに関する考え方。価値(善・悪、好ましいこと・好ましくないこと、といった価値)を判断するときの根底となるものの見方」だそうです。

簡単に一言で言うと、「あなたが大切にしていること」です。

この大切にしていることは、数多くの企業の面接官が面接を通じて、知りたいことだと思います。学生時代に所属していたコミュニティでどんな問題があって、どう解決をして、その結果どうなったのかも勿論大事だし、知りたいことなんだけれども、そもそもなぜその行動をしたのかの想いの部分のほうが個人的には知りたいと考えています。

この人の行動の源泉は何なのか、この人はどんなときに喜びを感じるのか、悲しみを感じるのか、どんなことにストレスを感じるのかなどなど。行動の源泉や想いがなければ、それを自分で把握してなければ、学生時代にどんなにすごいことをしていても社会人では再現性がなく、会社に貢献してくれるイメージがわきません。

なので、この行動の源泉や想いを自分自身が知ることが大切だし、一方で面談や面接ではあらゆる角度から質問を投げかけながら、お伺いしています。

で、どうやって自分の価値観って見つけるの?

とはいえ、価値観を見つけることは難しいことです。

どのように自分自身を理解し、価値観を明確にすればよいのでしょうか。

そのやり方は下記の3つの手順を踏んで、行うとよいと個人的には思います。(もちろん他にも方法はあるので、自分に合うやり方でやるとよいです!)

**①まずは自分で、自分が大切にしていることを書き出してみる。

**

自分の信条や座右の銘、これまで大切にしてきた考えや、両親や家族からよく言われていたこと、自分の長所などを「思うがままに、自分をよく見せようとせず、飾らずに」書き出してみてください。

次に、出てきたキーワードに対して、「なぜ?」と自問自答してみてください。

「なぜ?」と自分自身に問いかけることによって、より深みがあり、本質的な価値観にたどり着くことができます。できれば2~3回「なぜ?」を繰り返すと、よいでしょう。

例えば、「好奇心旺盛」という長所のキーワードが出たとします。「好奇心旺盛がなぜなのか」を自分に聞いてみます。

必要であれば幼少期などの過去の出来事に振り返る必要もあるでしょう。なぜの自問自答を何回も繰り返した結果、「好奇心旺盛なのは、一生に一度しかない人生をより濃く生きるためだ」という結論になったとすると、あなたが大切にしている価値観は「濃い人生を生きる」ということになります。

(他にもチームワークやスピード、まずやってみる、傾聴する、結果にこだわるなど様々な長所や価値観が出てくると思います。なぜチームワークを大切にするのか、なぜ結果にこだわるのかについて「なぜ」を繰り返すことで、自分の行動の源泉を知ることができます。

②周りの人に「自分ってどんな人か」を聞いてみる

自分ってどんな人か聞くの恥ずかしいって思う人もいるかもしれません。僕も学生のころはそう思っていました。

でも自分のことは自分より相手のほうが知っていることも多々あります。自分ひとりで考えていると、煮詰まりますし、視野も狭くなるし、自分と向き合うって大変で辛いと思います。

実際、僕が新卒の際に就職活動するときも辛かったです。何事も一人で行うのには限界があるので、変なプライドは捨てて、素直に周りの力を借りましょう。自分の長所や短所、キャラクターなどを周りの人にできる限り聞いてみましょう。

自分が思っている自分と、他人から見た自分には必ずギャップがあり、得てして他人から見た自分のほうが正しいことがあります。例えば自分では当たり前で普通のことが、他人から見たらすごい長所だったり、逆に自分で長所だと思っていたことが、周りからは大したことないと思われていたり。

新しい自分を発見することができます。

新しい自分が見つかったら、ぜひその新しい自分についても、自問自答してみましょう。今までは自分は協調性あると思っていなかったけど、周りの人から協調性があると言われたら、なぜ協調性があるんだろうと考えてみましょう。なぜと自問自答することで新しい価値観がきっと見つかると思います。

③自分が思う自分と、周りから見た自分をまとめ、まとめたものを周りの人にぶつけてみる

①と②で自分を構成する長所や短所、あなたのキャラクターや信条など材料がそろいました。それらについてなぜと自問自答することによって、本当の価値観も少しは見い出すことができると思います。とはいえ、まだゴールではありません。

最後に自分の長所や価値観について、周りの人に話してみましょう。

自分のことを自分に伝えるのは論理的な十分な説明がなくても感覚的にわかるものですが、面接では自分の長所や価値観を相手に伝え、相手に伝わる必要があります。

伝えることと伝わることは違います。

そのために、事前に練習をしましょう。周りの人に話そうとすると、うまく言語化できなかったり、相手にうまく伝わらなかったりします。その気づきを得ることが大事です。

話すことでうまく言語化できていないなと気づきを得たり、相手からフィードバックをもらい、自分の価値観を見直したりすることで、自分の長所や価値観はブラッシュアップされます。

より深みのある自己分析に役立つことでしょう。できれば、自分と同世代の人ではなく、社会人の先輩や知り合いの方に話を聞いてもらうと、より精度の高いフィードバックをもらうことができます。

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今回は人事として学生に伝えたいこと、価値観について書いてみましたが、いかがでしたでしょうか。本文中でもお伝えしましたが、これ以外にもやり方があると思いますし、自分に合う合わないはあると思います。

自己分析のやり方に必ずしも100点満点の答えはないと思います。

なので、まずは行動する。

何が正解のやり方かわからないのであれば、まずはやってみる。この一歩を踏み出せるか、一度やると決めたらとことんやれるか、そこが勝負だと思います。

とことんやったなら、例え自分に合わないやり方だったとしても学びがあると思います。学んだうえで、自分に合うやり方がわかってくると思うので、そこまではまずやってみましょう。

最後になりましたが、

みなさんの就職活動が、人生を豊かにしてくれるものとなりますように。

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