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英語圏15年在住がおすすめする、英語リーディング上達のコツ

前回スピーキングのコツを書いてみて、少し反響をいただきましたので、調子に乗ってリーディングについても書いてみようと思います。

私はカナダで暮らして15年以上になりますが、日本にいるときは、製品を開発して海外の工場に発注したり、貿易関連の仕事をしていたこともありますし、現在は翻訳業もしています。

そんな私の経験をひっくるめてリーディング雑感を書いてみようと思います。Here we go!

勉強としてのリーディング

よくnoteやネットで文章を文法に沿って一語一句訳している記事を見かけたりするのですが、それ逆に難しくないかな?と思ったりもします。

あんまり一語一句に捉われずに、まずは段落をざっと要約することをおすすめします。どんな感じの内容か掴む感じです。

ちなみに私は、翻訳業以外の時は、英語を日本語に訳して読むことはありません。基本的に英語は英語のまま理解します。頑張って訳そうとするとどうしても変な文章構成になったり、言い回しがくどくて読みにくくなるので、訳さないほうが効率良いです。

それと、リーディングにもリスニングとスピーキングが大事かなと思います。

というのも、私はリーディング中は声に出さずに頭の中で全部英単語を音読しています

その時に、言葉に出して読めない単語に何度もぶつかるとリーディングが止まります。そうなると内容もなんだか入ってこなくなっちゃったりして。文字が文字通り「右から入って左に抜ける状態」になったらストップです。そうなると、文字を眺めているだけであって、読めてません。

ただ、意味を推測できる単語は意味が分からなくてもそのまま黙読を進めます。推測でOKな場合もかなりあります。

ざっくり理解でよしとする。
そんなところから初めてみたらいかがでしょうか。

英語力を測る試験

それと、言いづらいですが、TOEICや英検の英語は、役に立たないとは言わないけど、、、、。というのが本音です。
目標としてはいいのかもしれないけど、勉強の方法としてはあんまり実用的でない気がします。(もう20年近く前になりますがカナダにくる前は私もTOEICは930点取ってました。が、実際の英語力とはちょっと違うかなと思います。ただTOEICは貿易関連の仕事をしていた時は、仕事を進める上では役だったかなという印象です。)

ちなみにカナダは移民審査の一環でIELTSを採用しています。大学留学などもIELTS使ってる大学も多いですね。

IELTSは国際的に認知されている英語力を測る試験なので、海外移住や留学を考えている人はIELTSに取り組んだ方が良いかもしれませんね。

それと、リーディングをたくさんすることで結果としてライティングも上達してくるとは思います。

仕事としてのリーディング

仕事に関しては、専門性も問われるし、理解することと同時に伝わることも大切になってくるので、一概には言えないですが、仕事上の私のスタンスは一つ。

「重要そうな表現なのに意味が分からなかったら相手に聞く」です。

いまいち意味が分からない&Googleなどで調べても分からない。そういう言い回しに出会った時は「その人特有の言い回し」である可能性もあります。
文章の中でさほど大事でない部分であれば「こういうことかな?」くらいでスルーしますが、大事な部分だったら「確認したいんだけど、これってどういう意味ですか?」って相手に聞きます。

私も翻訳作業中に、意味が2通りに取れるけれど、どちらか分からない場合や、一般的ではない表現(地域差もあると思います)に当たると頭を抱え込みます。システム上著者に意図を聞けないことも多く、一か八かで訳し、その後に校正者さんに相談したりして意図を導いたりもしています。

もし、英語的に完璧であるはずのカタログ系で理解できないところは、仕事上必要であれば、わかる人に委ねるとか、外部のサービスを使うとかして乗り切って行った方が効率よさそうです。日本語での専門知識が理解度を左右する部分でもあります。

私のリアルな英語力

余談ですが、こういう記事を書くと「Uniearthさんってネイティブ並みの英語力なんだろうな〜♪」という期待を抱かせてしまいそうですが、そんなことはありません。

移民向けの英語学校でも確かに一番上のクラスまで行きました。
翻訳業もしています。英語圏に長いこと住んでます。夫もビジネスやってます。

でも英語はやっぱり常に壁です。ネイティブなんてなれません!
前の記事でも書いたけど、そんなことはもう諦めてます。

私は20歳過ぎてから英語圏に暮らし始めたので、日本語が利き手(右手)だとしたら、英語は左手で使っている感覚です。

両利きにはなってきたけど、やっぱり利き手の方が何事も得意です。
日常は左手多めだけど、左手で全部やるのは面倒だし、小説の世界は文化背景や物の考え方の違いもあるので、馴染みのある日本語で読んだ方が楽しいのと、日本語能力が退化しないためにも日本語を強化したい日々です。

あんまり長くなると、読むのが大変なので今日はここらへんで終わりにしようと思います。

役に立てるか分かりませんが、何かの参考になればと思います!

今後も発音、リスニング、ライティングについてちょこちょこupしていくのでマガジン(無料)「英語圏在住歴15年がおすすめする英語あれこれ」に登録していただくと便利です♪




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