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私が小さな島でホステルand コーヒーショップを始めた理由

突如、私が、小学校低学年くらいの時くらいから閉まっている古いお土産屋さんの片付けを手伝うことになった。

片付けを手伝うことともに、その建物を借りることになった。

始めは借りるお金なんてない。と、反対でしたが。。。。

片付けをしていると昔遊びにきたときにお土産屋さんのおばあちゃんが仕事をする横で一生懸命読んでいた本が出てきた。こんなところにいたんだこの本。

小さい頃からご近所にはお世話になっていたんだな。

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突如借りることになったこの建物。
何をしよう。。。。
ヨロンに帰ってきて縁があり、ガイドをしている私。
いつも聞くのは”ヨロンには宿泊施設が足りない”
そんなに足りないと困っているのなら作ればいい!!

そう思い立って始まったリノベーション工事。

私は長く島を離れていました。
数十年。親元を離れ、仕事に夢中になり。そんな中、仕事に専念することができたのも、地元の人たちが自分の親や仕事を支えてくれたおかげだからなんだなと少し周りが見えるようになった時に気づいたこと。
そんな島の方々へ感謝をしつつ、何もできない自分。
自分に僅かならでもできることをしよう。

自分が帰ってきて困ったこと。
島の人たちが元気になることは何かをまず考えました。

観光ガイドの仕事をする中、島の1番の魅力は人だなと感じてました。

また、観光業以外の人たちももっと観光客の人と話をする機会を増やし、普段の仕事への刺激・活力にして欲しい。

また、帰ってきて、与論のカフェは11時半以降しか空いてないこと。
充電したり、ネットできるカフェがないこと。昼休憩や不定休のためランチ難民が多いこと。コーヒーのテイクアウトができるところがどこもないこと。お店の中が外から見えるお店がないこと(チキンの私には、中の雰囲気がわからないので行ったことないところには入る勇気が必要でした。)。
などなど。
ないものづくしなのが、島のいいところでもあり。

けれど、自分が欲しいと思っているものは、誰かに頼ってばかりでなく、自分で始めればいいんだと思い、始めたのが、朝6時OPENのお店。

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近所には、古くからやっている大好きなカフェ、同級生がやっている素敵なカフェ、おしゃれなカフェなどたくさんある。
そのお店がOPENする時間は素敵なお店がたくさんあるので、そちらを使って欲しいと願い、短時間のお店をすることにした。

お店を閉めている間は、飲食店をしたいけど、お店を借りて改造するほどまでではない。。。と思っている人たちに場所貸しをしよう。
と、いう気軽な気持ちからカフェをOPEN。

美味しいコーヒーが飲めるように
朝早くから仕事をする人たちが気軽にテイクアウトできるように
日常から離れても仕事をしないといけない人たちが仕事ができるように
一人暮らしの朝食を食べない人たちにも健康な食事を食べてもらえるように
島の人が宿泊者と気軽に話をして1日の活力になるように
宿泊者の人に島の人の魅力を知って欲しい
中央通りを観光客がまた再び歩くことで、近所の人たちが喜んでもらえるように
中央通りにまたお店が増えるように
近所のお店に買い物に来る人が増えるように
etc...

様々な想いをこめ、全くやったことない業種を手探り状態で。

思いはたくさんあるけれども目立つことはしたくない。誰にも気づかれないようこっそりオープンをしたつもりでしたが、近所の人、同業の方々からとてもたくさんお祝いをいただき、感謝感謝感謝。

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初めてのお客様はなんと、HPを立ち上げて1時間後に着信。
ヨロンじまに泊まるところを決めずにきて、ネット検索して電話をしたとw

同業なのに、宿をオープンしたことをとても喜んでいただいた近所の宿の方々、いろんなことを教えてくれただけでなく、お客様も紹介してくれ、今もとても支えてくれており、本当に島の人たちはすごいと。

お店が苦しい時、地元のお客様が支えてくれています。

お店で提供する食材も島の人たちが作ってくれ、安くで分けていただけるからこそ、お客様にも安くで提供ができている。

何かできることがあれば、と思っていたのに、今も支えてもらっているばかりです。。。。

本当にありがとうございます。

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