マネジメントとリーダーシップは明確に違う
FABRIC TOKYOの森です。
いただいた質問にお答えします。
”マネジメントとリーダシップの違いについてどう考えていますか。教えてください。”
といった質問です。ありがとうございます。
マネジメントとリーダシップは混同して考えている人が多い単語
マネジメントとリーダシップは混同して考えている人が多い単語だと思うのですが、明確に違います。マネジメント能力を鍛えましょう、リーダーシップを持ちましょうというのは明確に違うものです。
今回は僕の考えをご紹介したいと思います。
マネジメントとリーダーシップの違い
早速結論なのですが、まずマネジメントというのは、あるやり方を正しくやることがマネジメントです。
それに対してリーダーシップは正しいやり方を示すことです。
マネジメントはあるやり方を正しくやることだと言いましたが、つまりあるやり方というものがないと、マネジメントは成立しません。あるやり方があれば、それを正しく運用することができる環境を作るというのがマネジメントの役割です。
ただあるやり方が示されていないと、マネジメントいうのはそもそも存在しないわけです。
なのでリーダーシップというのものは、正しいやり方を示すことと言いましたが、このマネジメントが担うあるやり方というものを決める役割がリーダーシップとも言えます。
もっと具体的なマネジメントとリーダーシップの違い
別の言い方をしましょう。
マネジメントというのはある物事を100%と例えると、90%のメリットと10%のデメリットの判断材料があったときに、それを決めるというのがマネジメントです。
今「判断」と言いましたが、誰がどう考えても90%メリットで10%デメリットがあるものであれば当然勧める判断ができますよね。逆に10%しかメリットがなくて90%デメリットだとしたら、やらないという判断ですよね。
これはマネジメントの役割というのは、判断することということです。
一方で、リーダーシップはメリットとデメリットが50%ずつの場合、判断ができません。なぜなら50%と50%でどちらを選んでも正解であり間違いでもあるからです。しかし、仕事をしていれば必ずどちらかを選ばなければいけない場面もある。これは「判断」ではなく「決断」になります。
なのでリーダーシップの役割というのは決断することになるわけです。
マネジメントは判断、シーダーシップは決断です。
マネジメントというのは、正解があること、正しいと示されていることを判断しながら実行していくというのがマネジメントの役割の仕事です。
リーダーシップというのは、そのマネジメントを行う際に必要な「正しいものが何か」「正しい方針はどこか」を定義するのがリーダーの役割になっています。
マネジメントできる人は世の中かなり多いと思っていますが、リーダーシップ能力を持つ人というのは本当に少ないと感じます。
このビジネス界で人とは違う能力を身に付けたいと思う人は、マネジメントを学ぶよりもリーダーシップを学んだ方が、人が持っていない能力を手に入れられるかもしれないということです。
起業すると自然とリーダーシップが強化される
結局、起業家が日本において貴重とされる理由はここになります。
リーダーシップを発揮しやすいポジションにいるからということです。自分が発案し決断していく立場なので、当然そうですよね。起業家が決断をしていかないと、そもそも組織を動かしていくことはできないのです。
そのため起業して組織のリーダーとして立っている立場だと、どんどんこの能力が磨かれて希少価値が増していくといったものが起業家という職業なのではないかと思っています。
実際に自分が希少価値高いとは自分では思わないですが、俯瞰してみたときに、やはり起業家は決断(意思決定)の毎日です。正しい方針を待っていて、誰がどう考えても90%のメリットの「判断」しかしてこなかった人とは明確な差が出てくるというのが事実です。
リーダーシップを鍛える方法というのは、一番はやはり起業することであると言えます。
あなたが組織人で決して起業する立場じゃなくても、組織で何かプロジェクトのリーダーにどんどん自分が手を挙げて行くことは、自分が「決断」する回数を増やし、リーダーシップ能力を上げられる機会を増やします。ぜひ、リーダーにどんどん立候補していきましょう。そうすることで、あなたの希少価値が上がります。
参考になれば幸いです。
質問者の方ははありがとうございました!
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