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ユーザー100人ヒアリングを続ける理由

昨日、LayerX福島さんの日経ビジネスの記事を読んで、すごく共感したので自分なり「ユーザー100人ヒアリングを続ける理由」を書いてみます。ちなみにこの「100人ヒアリング」は創業以来すごく大事にしてきた考えで、常に新しいことを始める時、また事業を続けていく上でも100人のエンジニアユーザーやテック企業にヒアリングというのを続けています。(もちろん、ヒアリングさせて頂く方にもメリットあるようエンジニア採用周りの知見シェアなど頑張ります🙇‍♂️)

脳内データベースができる

まず、100人くらいにヒアリングをするとだいたい想定しているユーザーのパターンが頭の中に蓄積されます。また、ベン図のように共通する点なども見えてくるので、結果的にプロダクトや営業の方向性を決める際の感覚、意思決定の精度が上がっていきます。スタートアップに求められるのはスピード、大手のように定量調査をしている暇もお金もないですし、時には直感で決めていく必要もあるため、この脳内データベースはとても有効だと思っています。また営業時に抽象化した事例を話すためのトークスクリプトになったりもします。

次のサービス成長のアイデアがもらえる

ユーザーに向き合うことで、次のサービスやプロダクト拡張のアイデアがもらえるのもとても貴重です。例えば、Findyのエンジニア転職サービスの場合、スキル偏差値というGitHubを解析してスキルや年収を予測する機能を開発しているのですが、同様に組織の生産性改善に向けたアルゴリズムを開発してもらえないかという声をたくさんもらいました。

その結果、開発したのがGitHubやJiraなどのデータを解析して、組織の見える化や改善を行うFindy Teamsだったりします。まずサービスを出してみて、ユーザーヒアリングを通して次のアイデアをもらい次のサービスに生かしていく、そして事業も成長するというループを回せるようになるのは長年、同じことに向き合っていく強みだと思っています。

ユーザーが応援してくれる

特にサービスローンチ時の初期や新しい機能が出たタイミングでユーザーヒアリングを実施し、何度も出てきた意見を実施に改善するというプロセスを繰り返すのを大事にしています。このプロセスに真摯に向き合うことで、ユーザーが応援してくれるというのはとても嬉しいことですし、実際にユーザーの声に勝る事業の後押しはありません。

また、Findyの場合は対エンジニアサービスということもあり、ヒアリングしている中で、「だったら僕が作りますよ」と副業でジョインしてくれたメンバーがそのまま今は社員で活躍してくれていたりもします。

転職した直後もできる限り100人の話を聞くのがオススメ

プロダクト企画や営業系の職種に大事なのが転職後に実際にサービスを使っているユーザーの話を聞きまくることだと思っています。

転職初期は価値を出さないといけないと焦ってしまうことも多いのではないでしょうか。ただ、その業界もプロダクトも初めての場合、焦って少ない知見で緊張しながら説明してもユーザーの満足度はそれほど高まらないと思います。それよりもどんどん社内外の関係する人にヒアリングしていくのが大事だと思っています。

そうするとことで、脳内データベースが早くできてユーザー・顧客に提供できる価値なども上がっていくはずです。

何よりも創業初期からインタビューに時間を割いていただいたエンジニアや人事、経営者の方にはもう本当に感謝しかないですし、自分もずっとヒアリングを続けていきたいと思っています。

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