自分を育てると宇宙も育つ。「アルケミスト」読書感想文

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先日読書会で
「アルケミスト」という小説を読みました。

ブラジルの作家
パウロ・コエーリョの作品です。
【ざっくりあらすじ】
半飼いの少年サンチャゴは
ピラミッドに宝物が隠されているという夢を見る。
彼は夢を信じて
飼っていた羊たちを売ってお金を作り
エジプトに向かって旅にでる。
エジプトでいきなり全財産を失うも
エジプトで働きながら金を貯め
貯めた金を持って家に帰るか
夢を信じて再びエジプトを目指すか...。
少年はさまざまな出会いと別れを通じて
人生の知恵を学んでいく。

僕はこの本を知らなかったのですが
「星の王子さま」と並んで評されることも
ある程の名作だそうで

Amazonの商品サイトにこれまでに愛読書としてあげてくれた著名人として
オバマ元大統領、ウィル・スミス、ブリトニー・スピアーズ、マドンナ、オプラ・ウィンフリー、ラッセル・クロウ、ビル・クリントン、ジュリア・ロバーツ、ルイス・ハミルトン、森山未來、戸田恵梨香、中山美穂、元JUDY AND MARYのTAKUYA、サカナクションのボーカル・山口一郎ほか多数。
と書いてありました。

シンプルな物語に
様々な名言が散りばめられていて
読む度に印象が変わる本になりそうです。

【感想】
直感に従うこと。
前兆に従うこと。
心の声を聞くこと。
自分を信じること。

この本には
要所要所に
生きる上で大切なこと
が、書かれています。

その全てを取り上げて
感想を書く訳にもいかないので
今回の読書で
1番印象に残った言葉を
取り上げてみます。

それは

大いなる魂を育てるのは、私たちなのです。

という言葉。

物語の後半
サンチャゴ少年が
「愛とは何か」
砂漠と風と太陽と
問答する場面があるのですが
(かなりファンタジーですが
本当に出てくる場面です)

その中で出てくる言葉です。

大いなる魂とは

「宇宙のチカラ」とか
「サムシンググレート」とも
言い換えられるかもしれません。

科学では説明し切れない
人智を超えた神秘的なチカラのことです。

何かに導かれたように…

元からこうなることが
決まっていたかのように…

「偶然」という言葉では
とても説明がつかない
不思議なシンクロニシティ(偶然の一致)を
経験することは
誰しもあると思います。

その時に感じる
自分の意志や意図を超えた
なにか大きなチカラ。

それをこの小説では
大いなる魂と
表しています。

それを
私たちが育てるとは…？

私たちを超えるものを
私たちが育てることが
できるのでしょうか…？

答えは…

できます!!

なぜなら
私たちは
宇宙の一部だからです。

私たちは
大いなる魂の
一部なのです。

小説の中での台詞より抜粋

お前が何かを本当にやりたいと思うときは
その望みは宇宙の魂から生まれたのだ。
お前が何かを強く望めば
宇宙のすべてが協力して
実現するように助けてくれるよ。

小説「アルケミスト」より

宇宙が私たちを助けてくれるのは
私たちがその一部だから。

私たち個人と『大いなる魂』は
別個の存在ではなく
ひとつであって
互いに影響を与えあっているのです。

そのことを
昨日の読書会では
脳と腸の相関関係に
例えてくれた人がいました。

脳腸相関とは
脳の影響が腸に影響をもたらし
腸も脳に影響をおよぼす現象のことです。

脳と腸ははなれたところにありますが
密接に関連しています。

人体もそうであるように
宇宙と私も
相関関係にあります。

私は宇宙の影響を受け
私も宇宙に影響を与えているのです。

腸内環境はめちゃくちゃでも
脳からはいい作用だけをもらいたい
ということはできないように

宇宙からの応援を受けたいなら
自分も宇宙に
良い影響を与えていないといけない。

相関関係で影響である以上
そのようにしか
作用しないのです。

では
宇宙に良い影響を与えるには
どうしたらいいでしょうか？

それは
愛の力を使うことです。

私たちは愛する時
もっと良くなろうと
必ず努力します。

より良いものになるため
より良いものにするための
成長の努力が
自分の為になり
自分の周りにも波及し
その波動が宇宙に拡がり
その宇宙への反響が
そのやまびこのように
自分に帰ってくるのです。

それが
大いなる魂を育てるということです。

この小説の主人公の少年は

夢見ることをやめてはいけない。
前兆に従ってゆきなさい。

という言葉を胸に
挫けそうになっても
諦めそうになっても
自分の夢と使命を信じ
宝物への冒険を続けます。

彼にとっての宝物とは
なんだったのでしょうか…。

私が今回の読書で得た宝物は

自分を信じて行動することの尊さでした。

みなさんの宝物は何ですか？
この愛と希望と勇気の物語を通じて
ぜひみつけてみてください。

このブログを読んで
「あの人にぜひ教えてあげたい」
と思い浮かんだ人がいれば
ぜひともシェアしてあげてください✨

最後までお読みいただきありがとうございました！