
今日の"結" 2025年1月16日(木)
今日は、午後、令和6年度第2回渋谷区内就労支援ネットワーク会議が開催され、障害者支援機関の方など約20名が参加されました。
メインとなる内容は、東京都心身障害者福祉センター高次脳機能障害者支援コーディネーターの守谷先生を講師に招いた「高次脳機能障害の基礎知識と対応」についてのお話でした。ただお話を伺うだけでなく、高次脳やその障害とはどのようなことかという体験も。健常者が当然のように対応していることが高次脳機能障害者の方にはどれくらい負担になるのかを、複数作業の同時進行、複数対応の優先順位付けなど、通常以上の負荷をかけた動きをすることで身をもって体験しました。

高次脳機能障害とひとことで言っても、障害の内容は様々です。できなくなったことについ意識がいきがちですが、できないことより、できることに目を向けて認め、寄り添って一緒に考えていくことが大切だそうです。
最後に、「多機関、他職種と連携を取りつながってください」「回復していく機能をサポートする支援を!」というアドバイスをいただきました。
午前中には、楽の会リーラの理事長市川さんと、小林さんがいらっしゃいました。ひきこもりの当事者や家族を支援する団体さんです。居場所や交流会などを開催していますが、特に当事者の方は遠方に足を運ぶのが難しいそうです。そのため、居場所の出前の活動をされているとのこと。ぜひ渋谷でも開催したいというご相談で、本日来訪くださいました。

結・しぶやへの居場所の出前事業は、春以降の開催に向けて準備という方向になりそうです。
当事者の方への直接のご支援も大切ですが、当事者のご家族同士がつながることで安心し、家族の安心が当事者の方の安心にもつながるとのこと、ぜひ結・しぶやでも、当事者の皆さん、ご家族の皆さんの安心につながる場が持てればと思いました。
[ コミュニティマネージャー(認定NPO法人サービスグラント)樫尾 ]