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社会人12年目、法務歴8年目の私が広報に異動を決めた理由

こんにちは、マネーフォワードの社長室 兼 広報部 兼 法務部の村井結です。

2021年2月から広報部を兼務することになりました。社会人12年目、法務歴8年目にして、初めて広報という職種にチャレンジしました。その理由についてインタビュー形式で書きたいと思います。

インタビュー形式?!
そうです。今日は私の新境地、同一人物インタビュー形式でお届けしたいと思います!以下、聞き手も話し手も私でございます。

新境地と書いたものの、その後、社内で先駆者がいたことを知り、今恥ずかしさに震えています(笑)

「受信ができる広報になりたい」社会人12年目のキャリアチェンジ、28歳の法務パーソンが語る

記者:村井 結

広報の募集を開始したマネーフォワード。同社がめざす広報は。2021年2月1日に広報に異動した、村井氏に話を聞いた。

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「広報、楽しい!」を連呼するマネーフォワード広報の村井結氏

ー法務のイメージが強いですが、広報に今回チャレンジした理由は。
 
 もともと法務の仕事は、好きだし、向いているのかもな、とは思っていましたが、法務の仕事を続けるということに強いこだわりはなかったです。自分の強みの一つ程度に捉えていました。
 そのため、広報のお話しを聞いたときも、より自分が貢献できそうなポジションがあるなら、という思考でした。当時、広報の仕事についてはプレスリリースの作成があることくらいしか知らなかったので「国語も得意だし向いているかも」と比較的軽い気持ちで即決しました。

ー国語って、何年前の話ですか(笑)
国語の授業は高校生までだったかと思うので、10年くらい前ですかね。あ、私、28歳のときからなぜか年を取らなくなってしまって。社会人12年目だけど年齢は28歳なんですよ(笑)

-社会人12年目でのキャリアチェンジになるが、本人の中では、それほど大きな決断ではなかった、と。

 そうですね。今回、異動が決まったタイミングで、周囲から「法務じゃなくてよかったの」「法務の仕事がやりたくて転職したんじゃないの」と声をかけていただくことが何度かあったのですが、なんというか、逆に新鮮でした。
 イメージが強いと、他の職種や仕事、役割は、なかなか回ってこないと思うので、「広報、どうかな」と声をかけてもらえたのは、本当にありがたいことだったと振り返っています。
 内実、チャレンジしてみて向いてないことが分かれば、法務に戻ればよいと気楽に考えていました。上司にもそのように言ってもらえたので、安心してチャレンジすることができました。安心保険付チャレンジ(笑)こうなってくると、もはやチャレンジと言えないかもしれませんね。

ー法務として入社して2年弱。会社側はなぜ広報を。

 入社してすぐの頃に、大きなプロジェクトの打ち上げがありました。そのときに、代表の辻さんに「村井さん、広報向いている。やろう!」と言われた記憶があります。ただ、そのときは酔っぱらっていて、なんでその話になったのか、その会話がどうなったのか、全く覚えてないんです。多分、辻さんも覚えてないと思います(笑)突破力を見初めていただいたのかもしれません。自分の限界を超えてしまう方の、突破力ですね。
 その後、私がnoteの発信を積極的にしていたので、改めて目に留めてもらえたのかな、と推測しています。辻さんと、noteと、頑丈な肝臓に生んでくれた両親に感謝です。

ー28年前に生んでくださったご両親に。
確かに、出生も28年前だったのか、という点については、深く考えたことがなかったです。両親との対話も必要そうですね。継続的に取り組むべき課題として認識しました。

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「年齢を偽るのではなく年相応の大人になることが大事」と説得する筆者

ー広報を始めて2カ月、感想は。

 率直にとても楽しいです。環境に恵まれていると思います。社内の広報に対する期待値も高いし、Fintechのリーディングカンパニーとしてのブランドと認知を築き上げてきた蓄積もある。偉大でチャーミングな(だが少しぶっ飛んだ)先輩のもとで修行も積ませてもらえました。
 また、意外なほど法務での経験も活きています。法律知識もそうですが、例えば「個人情報については法律の規制以上に慎重な対応が求められる時代になってきている」といったように、法務の仕事も社会の変化を読んでリスク感度を高める必要があったり、物事を俯瞰して事実を正確に捉えるようなことが求められます。コアなスキルの部分では共通する部分も多くあると感じています。これは法務、広報に限らず職種全般において当てはまることかもしれませんが。

 マネーフォワードの現在の広報部は、生粋の広報育ちという人は一人もいない、バックグラウンドも含めて個性豊かで楽しいメンバーがいるスモールチームです。枠にとらわれずに、熱量をもって日々「これどうだろうね」と意見交換しています。
 みんな、やりたいことが多すぎて、圧倒的に人が足りない状況です。実は、今、私が最も注力しているのは採用活動だったりします。

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「あれも、これもやりたい」と語るマネーフォワードの広報のみなさん

ーどんな広報をめざしていきたいか。

 受信もできる広報です。
 広報の役割として、発信ももちろん大事ですが、社会の変化を捉えた戦略をとることに成功すれば、発信は自ずと広く受け入れられると思います。受信のアンテナを張って社会の変化の兆しをキャッチし、それを説得力をもって社内に展開できるような広報になりたいです。

※広報異動前の私に、広報の仕事のいろはを教えてくださった原田さん(マネーフォワード 執行役員/ADXL株式会社 代表)が最近書かれたnote。これまたとても素敵なので、ぜひご覧ください。

ー最後に、ここ最近で一番印象に残っている出来事は。

 少し話はそれますが、先日、使い終わった歯ブラシを捨てる前に、洗濯機や洗面所の隅々の汚れを落とすのに使いました。ecoですよね。それなのにそのあと捨てるのを忘れてしまって。ご想像の通り、その歯ブラシでもう一回歯を磨いちゃったんですよ。
 さらにeco?漂白剤のお蔭で歯もぴかぴかですよ。トイレ掃除に使ってなくて良かったと心底思いました。ものごとの悪い側面ではなく良い側面に着目できるようになった、成長した自分を感じることができた印象的な出来事でしたね。

本日は貴重なお話、ありがとうございました。多くの読者が勇気をもらったと思います。
 
マネーフォワード広報では、新たなメンバーを募集しています。「まずは話しだけ」も大歓迎です!


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