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サバイバル料理の定番〜本気で恋したバルセロナの思い出、トルティージャ

フランス北部生活もおよそ終盤。1週間、早い早い。

ふと蘇るバルセロナの思い出

毎日、日本のパリから美味しそうなごはんを作っているケイチェルおじさまのスパニッシュなnote投稿を読んでいた私。

ふと、マイバブル時代にバルセロナ旅行に行ったときの、衝撃的に美味しいトルティージャを思い出した。

当時の相棒、胃袋の合う友Aちゃん(いちごとフェタのエトセトラを参照)と共に、それは美味しいものばかり食べ尽くす旅をしたのだけど、バルセロナ到着初日の夜に訪れたのがCal Pepというレストラン。ここの名物の一皿が、とろっとろんのトルティージャだ。

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それまでのとろとろ系卵料理の概念を覆す、それはもう圧倒的な美味しさ。

「おんな板東」の異名をとるほど私は卵が大好きなのだけど、今でもこれを超えるトルティージャに出会っていない。

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トルティージャ、スペイン風オムレツ

トルティージャの何がいいかって、最低限、じゃがいも、玉ねぎ、たまごがあればできる。大体どこでも手に入る材料で、フライパン一つでできて、尚且つお腹にたまる。温かくても冷たくても美味しい。前菜にもメインにもいける。なんなら朝ごはんにも。

限られた食材および環境におけるザ・サバイバル料理生活には、もってこいだと思っている。

話は少しそれるが、昨年の夏、新婚旅行で行ったニューカレドニア。最初の数日宿泊した首都ヌメアのホテルが、これまた中心地から離れたホテルで、海に近いのはよいけれど、如何せん周りにレストランが皆無だった。

ただ、アパートメントホテルで、うれしいことに簡単なキッチンがついていた。なので、日本からもしものためにと持って行っていた最低限の調味料系*と、街のマルシェで仕入れた新鮮な野菜、そしてニューカレドニア名物、通称「天使のエビ」を買って、バカンスなのにサバイバルな自炊生活を楽しんだものだ。

*旅行時、私は食べ物に関してはぬかりがない。充電器とかスリッパとか上着とか、食べ物以外はうっかり忘れるけど。

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天使のエビ、美味しかったなあ

そしてニューカレドニアのサバイバル自炊生活でも、このトルティージャ、作っていた。

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TOPの画像にも使っているこのとき作ったトルティージャ

こちら現在、義母不在の義母宅でサバイバル自炊生活真っ只中だし、週の頭に買い出した食材も少なくなってきた。かつ気分はバルセロナでちょうどいいタイミングなので、夕飯は簡単トルティージャをメインにすることにした。

なお、Cal Pepのようにとろっとろにしたいのは山々なのだけど、Otto氏が卵の半熟NG、たまごかけご飯なんて死んでも食べないと豪語するおこだわり人なので、泣く泣く固いトルティージャにせざるを得ない。くやしい。

簡単トルティージャの材料(2人分)

・卵:4個
・じゃがいも:中2個から3個くらい。今回は現地産の小型じゃがいもを使用。いずれも皮を剥いて少し厚めの薄切りにしておく。 
・玉ねぎ;1個。薄切りにしておく。  
・溶けるチーズ;ひとつかみくらい。あってもなくても。
・オリーブオイル、塩、黒胡椒、にんにくパウダー(あれば)

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現地のじゃがいも。2.5キロを1週間で食べ切る

簡単トルティージャの作り方

1、じゃがいもとたまねぎをフライパンにいれて、オリーブオイルをよく絡めながら炒める。玉ねぎがしんなりしてきたらしっかりめに塩胡椒をし、15分くらい火を通しておく。

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2、火を通している間に、卵スタンバイ。卵を割り入れてチーズをひとつかみ、黒胡椒と、あれば軽くにんにくパウダーを入れる。

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3、火が通った具材をボウル側に入れて、かき混ぜて、オムレツ液の完成。

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4、フライパンにオリーブオイルをしっかり敷いて、オム液を流し込む。

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5、様子をみつつ、いい感じの焼き目がついたらひっくり返す。あらよっと。

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大変いい感じの焦げ具合

6、両面こんがり焼いて、はい、いっちょ上がり。

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できたてほやほやをいただく

できたてのトルティージャを、シンプルなグリーンサラダと合わせていただく。

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うん、美味しい。というか、じゃがいもと卵と油なんて素晴らしい組み合わせ、美味しくないはずがないんだな。
4分の1は余ったので、翌日のランチのアペロにタパスとしていただいた。

ああ、もう、心は完全にバルセロナモードなので、バルセロナでいただいた美味しいものたちをひたすら貼って今日は終えようと思う。じゅるり。

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これと泡で、朝ごはん

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人生No.1に認定したアサリ

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ししとうを克服して大好物にさえなった

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イカ墨のパエリア最高

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出たマテ貝

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マテで乾杯

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2ユーロいかないんだけど、これだけでお腹いっぱいになりそうなタパス

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もはやなんでも乾杯してた

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バルセロナ最終ごはんバルにて 
この旅のベストセニョール、アダム





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