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キャベツが無限にススム君な、自家製ソースとんかつ

ククー!みんな、ユイじょりだよ!

あっ、「ククー!」は九九じゃなくって、「Coucou!」。
フランス語で、「やっぴー♪」みたいな感じだよ。

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冒頭、今日お世話になったレシピ主のご挨拶をちょっと真似してみました。
ケイチェルおじ殿


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最近、献立をどうしよう?と思うとき、自分の過去のカメラロールに続いて参考にさせていただくのが、noteのお料理仲間。

私ひとりの朝とお昼は、いいのだ。限りなく適当で。

実際昨日なんて、ちょっと集中したいことがあったので、気付いたらお昼を食べるのを忘れていた。14時ごろお腹が鳴って、「あ、お昼忘れてた」と気付き、某スーパーで買っていたこれをかきこんだくらいだ。

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でも夕ごはんくらいは、外でのお仕事お疲れ様でしたなOtto氏も、一応ちょこちょこと動いたりクリエイション活動に勤しんだ私もきちんとしたものを食べたいし、特に私はちゃんと飲みたい。むしろ後者が目的か。

ということで、愛犬の夕方のお散歩中。今日は何にしよっかなあと考えつつ、ちょうど思いついたのがこちら。酒処ユイじょりの常連、いつもお世話になっているケイチェルおじさん。

うちのOtto氏はちょっとでもトロっとした卵がNGなので、卵とろとろな私の大好物のカツ丼は死んでも食べてくれない。

でも、「ソースカツ」ならいけるかもしれない。そんな期待を持たせてくれる素晴らしい記事で、速攻次に作ろうリストにメモをしていた。

ちょうどお好み焼き用に買っていたキャベツも4分の1くらい余っているし、卵も小麦粉もパン粉もある。赤ワインだけ買えばソースもモーマンタイ、ということで、これに決めた。

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スーパーに行くと、肩ロースの切り身はたくさん売っていたのだが、ヒレ肉は塊しかなく。でもセール価格な感じだったので、これでいいやと思って買った。ヒレ肉600g也。どーん。

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半分を厚み1.5cmくらいに切って、使おう。残りはぶつ切りにして冷凍庫へ入れて、いつの日かのカレーか何かに。切ったお肉たちには軽く塩胡椒をふる。

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うちのOtto氏のように、一応万年ダイエッターっぽいケイチェルおじレシピによると、揚げない代わりにパン粉をオリーブオイルで炒めておくらしい。これまた目からウロコ。なるほどなるほど。

がしかし、パン粉の在庫をちゃんと把握していなかった私。ショックで写真を撮るのを失念したが、多めに言っても豚ヒレ2枚分くらいしか市販のパン粉が残っていなかったのだ。やばい、もう1km先のアジアンエピスリーに歩く気もないし。どうしよう。

・・・でもこういうときに限って、歯が折れそうなくらい硬くなった前日のバゲットが、ちょうどいい量余っている素敵な我が家。

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めちゃくちゃ切れるいつもの削り器で、手の皮に気をつけながら、ひたすらゴリゴリ。ゴリゴリ。。

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ドラマー気取りな包丁づかいによる豚肉ミンチ作業より、さらに身も心も疲れる感じだけれども、最終的に4倍くらいの量になった。写真ではわかりにくいけど、結構な量。さすがにこれで足りるかな。。

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ここで私の悪い癖、ちょい足し。パルミジャーノが眠っていたので一緒にすりおろすことにした。

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この方たちを、オリーブオイルでかるく炒めて、油が全体に行き渡ったら、ボウルにあげて冷ます。ちょこっとつまみ食いしたけれど、これだけで十分美味しい。

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あとは、普通のフライを作る要領で、小麦粉→卵→自家製パン粉の順に衣をまとわせる。

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230度のオーブンで両面合わせて35から40分くらい焼く。

焼いている間に、付け合わせの野菜の準備。お好み焼き用のキャベツを、スライサーで細かくし、水にさらしておく。千切りというよりもはや微塵切りになってしまった。まいっか。

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味の要となるソースも作っておこう。ここはちょっとオリジナルもいれつつ、しょうゆ、とんかつソースを大さじ2ずつ、白だし大さじ1、はちみつ大さじ2、赤ワイン大さじ2、バルサミコ酢小さじ1/2をフライパンで煮詰め、最後にバターをほんの気持ち程度加えてみた。

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オーブンでこんがり、普通に揚げたようなとんかつが焼き上がった。すごい。
こちらをこのソースの海へどぼん。

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ひっくり返して、両面にソースを行き渡らせる。

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盛り付け。キャベツを「これ絶対食べきれないだろうな」ってくらいどーんと盛って、トマトとパセリとレモンを添えたら、できあがり。こちらがOtto氏用。

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なお、今回白米はなし。自称ダイエッターのためキャベツ大盛りでお腹を満たしていただき、万が一のためバゲットだけ用意しておく、ということに(単にジャポニカ米を炊きたくなかっただけ)。こちらが私の分。

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ご帰宅のOtto氏、キッチンにひょっこり現れて、「今日はpané(パネ、パン粉で揚げたという意味)か〜♪」とご機嫌。

食べ始めてから案の定、「とても美味しいけど、これはナンダ?」とお尋ねになる。
「ああこれ、鶏派なあなたがあまり好きでない豚肉なんだよね・・・」と心の中で思いつつ、「これ豚肉だよ」と正直にお伝えするも、ふうんというだけで、ぺろりと平らげた。そしてなんと、大量のキャベツもパセリまでも完食!!!すごい、ソースかつ。

たしかに、普通のとんかつにソースをかけるのとは違う美味しさ。こってり甘めのソースがしみこんで、さらにキャベツを誘う。ちょっと洋風にチーズとバターを入れたのも成功だった。これは、美味しい!!

フランス人のとんかつソース好きは前から薄々気づいていたけれど、おかげさまでさらに進化版が開発できて嬉しい限り。インスピレーションを与えてくれたケイチェルおじ殿に心から感謝。

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Merci beaucoup🐶

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