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バスク風イカのソテーと、明太バターフランス

昨日の予告どおり、1日遅れで「毎月10日は、イカの日」。

朝頑張って早めに起きたら、突如Otto氏からの依頼で一緒にワクチン会場についてきてくれと。あら怖いのかしら?なんて一瞬思ったのもつかのま、正確には、氏がワクチンを打っている間に駐禁を切られないように車の助手席に乗っていてくれということらしい。あ、そう。

そういえば2回目ワクチンは今日だといっていたけど、まさかの朝一だったのか!

寝ぼけ眼で7時過ぎに着替えて、バッグインした俺とともに車の助手席へ。俺もねみーよ。

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助手席からエッフェル塔の写真を撮ろうとしたら、隣車線にいたパリ市の道路清掃車の黒人ムッシューがニコッと笑って後退してくれた。なんて気配りのある心優しい方!

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どこにいても世知辛い世の中だけど、たまーにこういうことが起こるのはうれしい。

一方で、無事にOtto氏のワクチンは終了。仕事に向かう氏の途中でおろしてもらって、俺とあさんぽ&金曜のマルシェをぶらぶらして、帰宅。


今日のイカ料理

さて、昨日考えていた、イカ料理。
最有力候補は、私のフランス最愛地域のひとつ「バスク」地方のビジュアル&料理本からだ。先日超お買い得価格で衝動買いした例のやつ。

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ちなみにこの記事、投稿して結構経ってからいきなり沢山通知がくるなと思っていたら、どうやらnoteのまとめ記事に入れていただいたからのようだ。
驚き桃の木俺の木。まじか・・・シメは俺のKKなのに。

俺のKK柱の恩恵が、より多くの方々に届くことを願ってやまない🐩


さて、参考にしたバスク本、ペラペラめくっていたらば突如、見目麗しいイカ様がどーん!その名も、「 Chipirons Grillés aux oignions confits(イカのグリル、玉ねぎのコンフィとともに)」。Chipirons(シピロン)はイカを表すバスクの方言っていうのは前にも書いた。

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レシピ自体はとってもシンプルなのだけど、これは見た目のイカぶりがとにかく美しいではないか。まあ正直、どこがバスク風なのかはわからないけど!!

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よくよく見ると裏表紙にもこの写真が掲載されていた。


肝心のイカについて

金曜のお魚デーは、やっぱりマルシェのお魚屋さんも昨日に比べて気合いが入っている。6ユーロくらいでイカ4ハイゲット!(1ハイはすでにランチに使ったので、また後日。)

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あれ、捌いたアフターを写真に撮ったはずなんだけど、どこにもない・・・。
記憶障害か?

一番おおきな真ん中の方を使用することにして(Otto氏はたぶん食べない)、残りは冷凍へ。

まずは、たまねぎコンフィ

マルシェから帰ってきてすぐに仕込んでいた、白たまねぎ(約600g)を使ったコンフィ。

最初は鍋八分目くらいまでの量がある。オリーブオイルをスプーン2杯くらいいれて、ひたすら弱火〜中火で火を入れていく。

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家事などをしている間にたまにかき混ぜて1時間経過。
水分が抜けてはきたけど、まだまだ。

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2時間ちょっとでこんな感じ。
もうちょっとキャラメリゼしたいお年頃である。

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さらにもう少し。
トータル3時間くらい。これくらいで、よいかな。

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日中家にいないとできない芸当である。

パセリソース

材料もシンプルながら、工程もシンプルなのがこのレシピの特徴。

レシピの4分の1量で、パセリ(25g)と砂糖(約5g)と水をガーするだけらしい。フープロが負傷中なので、ミキサーでガー。

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ちなみに我が愛しのBF、キッチンエイドのフープロは、稼働日が多かったせいか不具合が発生。カスタマーセンターに問い合わせたところ、ベルギーの修理工場に収容されることとなり、ちょうど昨日荷造りしてしばしのお別れを惜しんできた。いち早い復帰が望まれる。

でもまあミキサーも仕事はしてくれて、これでレシピ通り、オニオンコンフィとパセリソースはそろった。

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レシピにはこれらのほかに、ひまわり油とシードルヴィネガーのヴィネグレットが記載されているけれど、オリーブオイルと白ワインヴィネガーを適当に混ぜて酸味要員としておいた。

ちょっと寄り道

イカを焼いたらすぐに食卓に出したいので、副菜?の準備を。

夕方、俺と散歩の途中に美味しいバゲットを購入してきたので、エシレと久々登場(冷蔵庫に眠っていただけ)のロシアンたらこ缶と唐辛子を使って、明太バターフランス、つくろ。

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なんのことはない。バターを塗って、たらこを塗ってオーブンで焼くだけ。
半分にはカイエンヌペッパーを加えて即席明太風に。

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イカを焼いて、フィニッシュ

帰宅後のOtto氏に、ダメ元でバスク本の美しいイカを見せながら「コレ、食べる??」と聞いたら、秒で「ノン!」との返答。

ほーら予想通り!
よって本日も夫婦別食、確定である(ちなみに氏は昨日のクスクスのあまり)。

皮もとらないでいいとレシピにあったので、にんにくの微塵切りとオリーブオイルで両面ソテー。くたばれアニサキス。

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ここからかなり縮んでしまうのよね、イカ様。

イカに火が入ったら、盛り付け。

今日はソースではなくオニオンコンフィを下にしく女。
その上にイカどーん。

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パセリソース?ペースト?も添い遂げる・・・

と、ふとここで、イカの日当日にイカ&オレンジ合わせをされていた方々のことが思い出された。

昨日つくったオレンジスイーツ(スイーツ渋滞中・・・来週どこかで記事にしたい)の余りのオレンジがあったので、皮を削って振りかけてみることにした。

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最後に適当ヴィネグレットとフルール・ド・セルをふりかけたら完成。


ア・ターブル!

お酒は控えめにしようと思ってはいるのだが、手をかけた料理にはどうしたってワイン。お手頃なシャルドネで。
明太フランスは油断して焦がした。

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オレンジの皮、からすみみたい!
キャラメリゼされた玉ねぎの香ばしさとパセリソースの苦甘い感じに、ヴィネグレットの酸味が良い感じのコンビネーション。オレンジで爽やかさが増した。

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でもバスク風ってのはどこにあるのだろう・・・。
たまねぎのコンフィなんて定番だしなあ。パセリ?それともイカ自体??

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ちなみにOtto氏は、上の写真に写っているものなにひとつ手をつけていない。昨日の残りのクスクスを消化してくれたのでよかったことにするか・・・。


ということで1日遅れたけど、バスクの本を有効活用できたイカの日なのでありました🦑



朝8時前、定点観測はいつものLOVELOVEにて。

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