高校と大学を繋ぎたい。高校生たちよ、その進路に”意志”はあるか。
新年1発目の投稿になります。
皆様、2022年もよろしくお願いします!!
現在、僕は卒業研究のラストスパートに突入&フィットネスジム”LifeFit 24h Smart Gym”の開業を目前に控え非常にスリリングな毎日ですが、noteも元気に更新していきます!
さて、大学入学共通テストも実施され、本格的に受験シーズンとなりました。受験生の皆さんはぜひとも最後まで頑張ってください!!
今回は”大学受験”に関して前々から書き溜めていたものをアップしたいと思います。最後まで読んでもらえると嬉しいです!
高校生と大学を繋ぎたい
さて、僕は少し前からやりたいことがありました。それは
現役大学生として、大学進学の先にある実際の景色と自分の経験を高校生たちにお伝えし、進路について一緒に考える場を創る
というものです。
文部科学省によれば2020年度の大学進学率は54.4%と過去最高の数字だったようで、日本人の2人に1人が大学に進学しているということになります。
僕も3年前に大学進学を経験しました。
少しだけ自分の話をさせてください。
僕は1回目の受験では力及ばず、予備校での浪人生活を経て2回目の受験でなんとか京都大学に合格できました。
そして幸せなことに、僕はもともと大学でやりたいことがある程度決まっていました。
一つは、高校時代から憧れていた京都大学体育会サッカー部でサッカーをプレーすること。
もう一つは、工学部地球工学科で資源開発を学び日本のエネルギー問題の解決に貢献すること。
これらは高校でも予備校でも、一貫して持っていた意志です。どちらの方が大きいとかではなく、志望動機はこの二つで本当に半々でした。1浪したとはいえ大変有意義な予備校生活を送り、念願叶って希望通りの進路に進めました。
どうしてこんな意志を持って進路選択ができたかというと、京都大学サッカー部と年に2回定期的に試合や交流をしていたり、海洋研究開発機構の研究員の方の講演を高校で聞いて海底に興味を持ったり、といった有意義な経験を高校時代にできたからです
受験を通して気づいたこと
ところが、京都大学に入学してすぐに、自分のようなケースは少し稀なのだと気づきます。
いや、正確には高校の頃から薄々感じてはいましたが、京都大学を志望する動機としてはっきりとした意志を持っている人が想像以上に少なかったのです。(あくまで僕の肌感です。)
僕の母校は滋賀県の公立進学校です。地理的にも京大は目と鼻の先で、成績の良い人たちは高校1年の頃から毎日塾に通い、とにかく京大を目指すんだとギラついていました。「京大を目指しなさい」と先生方に指導された記憶はないのですが、確かに京大を目指す風潮がありました。
高校としても京大との連携授業が頻繁に開催されていたり、実際に毎年数十名の先輩達が京大に合格している環境で、僕たちの代も多分に漏れずたくさんの人が京大を目指しました。
しかし、当時の知り合いと「なぜ京大を目指してるか」といった話になると、「とりあえず京大やろ」「周囲から褒められたい」などといった意見をよく耳にしました(もちろん中にははっきりとした意志を持っていた人もいました)。
彼らは京都大学を偏差値や「京大」という看板でしか評価していないように感じました。
入学してからもはっきりとした意志を持って学生生活を送っている人も思ったより少ないように感じています。僕が友だち少ないだけかもしれませんが、、、笑
やはり一定数の人が大学入学をゴールにしてしまっているように思います。
扱っている研究領域、教育・研究環境の充実度、指導教員の先生方、大学やその土地の文化・風土、はたまた部活動など、大学の中身を見て進路を選んでいない場合は、そうなってしまって当然だろうと思います。
高校生と一緒に進路を考えたい
いかにも周りの学生を批判するような書き方をしてしまいましたが、僕は批判をしたいわけではありません。なぜなら、
とりあえず偏差値が高い大学を目指す
大学入学をゴールにしてしまいなんとなく大学生活を過ごす
などといった価値観は主に過去の経験から生まれており、僕はその経験にメスを入れたいからです。そもそも高校生にとって、大学がどのような場所であるかについてあまり生の情報に触れられないのが現状だと思います。
“その進路に、意志はあるか。”
こう現役高校生たちに問いたい。そして、自分や周りの学生の進路選択の動機や大学生活での経験を共有し、高校生たちと一緒に進路選択やその先の大学生活を考える場を、創りたい。
決して先輩として何かを教えようというような上から目線の姿勢ではなく、「僕たちの場合はこんな選択をしてこんな経験をできた。大学はこんなところだよ。みんなはどうしようとしてるの?」と話し合える場を創りたいのです。
正解のない、そして一生に一度しかできない選択であるからこそ、納得できるプロセスになるよう機会を提供してあげたいのです。大学生・大学院生が生の声を直接届ける・本人から直接相談に乗るというところに価値があると思っています。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
このところ大変なニュースが続いていますね。何不自由なく自分の活動に没頭させてもらっていることに感謝です。
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