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誤解されるかもしれない「免疫」と「炎症」_[rika_15-1]

ふと思ってしまった。これ理科noteなんだろうか…と。
中学生の理科でもなんでも無い。
むしろ大人の理科noteだ。内容はかなり難しいよね😅

改めて、理科noteってなんだろうと考える。

普段見落としてしまう日常の理科
生活の視点を変えることで理科を意識し、日常を楽しく…

理科noteとして「あり」、ではある。
これで、心置きなく免疫の話が出来ますね😊

いつもどおり、"ざっくり"、"一般の人がイメージできる様に" を目指していますので、詳しい方のツッコミはおととい来やがれです😊

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きっかけはアレルギー

アレルギーについての理解はとても難しいから、お医者さんがわからなくても仕方がない。研究している人だってわからないんだから。

もちろん、僕も困っている。
アレルギーいっぱいだからね😅

制御性T細胞を元気にさせたらアレルギーよくなるって、僕もいいます。
でも、どうやって?腸内環境を整えて、酪酸産生量を増やすと、制御性T細胞は増えるかもしれないんだよ。

それは、わかっているよ。
じゃあ、どうやったら僕のお腹の中で酪酸は増えるの?酪酸が増えた/減ったってどうやったらわかるの?

検査?調べることは出来ます。
でも、調べるのに何万円もかかるんだよ…。まじか。
さらに、調べたとて、毎日その量なのかもわからない。一日どれくらい変動しているのかわからない。適した量、正解がわからない。そういう世界さ。

仮に、腸活として色々試してみたとして、
その「酪酸が高い」状態がキープされているのか不安だし、
酪酸産生量がどれくらい(◯◯以上)だと抗アレルギー効果が出るのかも、実はわかっていないんだ。もう、何のために調べているのかもわからない😭

そう…、そういう状況なの。最先端って言っても所詮この程度。
誰にもわからないのよ、現状…。

だから、「簡単に言うなよ」って思っちゃうんだ。ちなみに、そんなこと(その程度の情報で有料記事してお金もらってんじゃねーって)を先日スタエフでLive配信したもんです。聞いてくれたのは3名ですが、とても大事な3名に届いたと思っています。


やれることからやろう

まず、大事なのは、腸・免疫の分野ってのは「そういうもんだ」と悟ることかなと思います。
過度に期待せず、情報に振り回されず、冷静に体のことを知っていくこと。

アレルギー専門のお医者さんだって、"アレルギー"の専門であって、"僕のカラダ"の専門では無いので、一般的な対処が僕に効果があるかはまた別の話。
だから、話を聞いて伴走してくれる先生がいいなぁ…。


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免疫反応が背景にあるカラダで起こる異常の関係図


rika_15-0では、カラダを護る免疫反応のざっくり全体像を示しました。
色んなものが「免疫」という言葉で重なり合っているわけです。

全体像を知ることって大事で、アレルギーだと思ってたら実は自己免疫疾患だったりする。それって当然のことで、でも正直、別にどっちでもいい事でもある。ただ、アレルギーとしてしか認識していないと、大事なことを見落としてしまうことがあるから大事かなと思います。

見えてるものを見落とさない
それも理科noteの本質…


「免疫」や「免疫力」の誤解

「免疫力を高める」って言葉を聞く(ここ最近増えましたよね)たびに、ゾワゾワしています。

本当は、「感染・癌に対する防御力を高める」だと思うんですね😊
闇雲に(文字通り)高めると、
自己免疫疾患やアレルギーが悪化しそうですよね…
(一応、悪化するようなデータはなさそうです)



某社のプラ◯◯乳酸菌
健康な人の免疫機能の維持をサポート」っていうじゃなーい

何を言ってるかちょっとわからない…って人が多いと思うんです。
でも、ウイルスから守ってくれるとは書いてないし、書くことはNGなんです。そういうルールなんです。治療や疾患予防の領域はお薬の領域なので、食品ごときが侵入してはイケナイ領域です。法律が違うんです。


とはいえ、「健康な人」ってどう定義するんでしょうね…。
免疫機能の維持ってなに?
維持するのではなく、あくまでサポートをわざわざ書いています。
つまり、維持出来なくてもいい。サポートしたけど、免疫機能を維持出来なくてもいいんです。そういうもんです。

機能性表示食品について少し説明しますと、
食品や飲料のパッケージに、「その特定成分の機能について書いていいよ」って消費者庁がOKしたものです。厚生労働省では無いんです。


でも、本当のことがわからない人、ガチで困っている人に対して
「とにかく飲めば大丈夫!」
って言っているようなもんだと感じますね。
ま、データはありますからね。言ってもいいです。
でも、他の人のデータで、僕に効果があるかは別の話ですけど。


アレルギーの機能性表示食品もあるやん

そう、プラ◯◯乳酸菌が初めて免疫機能に関する機能性表示を取得したといってますが、笑わせるな。アレルギーの機能性表示食品が以前からあるのに、どこが初めてだよ…。

感染に関してデータが取れただけで、本質的な免疫に関する機能性表示食品は以前からある。背景にある免疫細胞の働きに影響を与える乳酸菌は昔からあるのです。

プラ◯◯乳酸菌は今後、機能が増えてくると思います。それって結構当然のことで、図を見て分かる通り、関連する項目は繋がっています。おそらく、他の乳酸菌でも同じようなポテンシャルのある菌はあると思います。しかし、そのデータを取得するための資金があるかどうか、その投資回収できる見込みがあるかどうか、それだけです。

データがなくても赤いラベルのもののように、効きそうなCMを打てば売れる、買う、なんとなく風邪を引かなくなった!それでもいいと思います😊

何よりも、プラセボ効果のほうが人を守っている気がする…。

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まとめ

✅ 病気や症状はわかっているが解決する方法はほとんど出来ていない
✅ 免疫という言葉をわかって使っている・使い分けている人は殆どいない
✅ 機能性表示食品は、効果があるんだ!と信じて飲むほうが効果的だ

ま、色々期待し過ぎちゃいけません😊
売れているから効果があるわけじゃないです
でも、どうせ飲むんなら信じて飲みましょう!


さてもう一つ、便利な言葉で、理解の妨げをする言葉があります。
それは「炎症」です。


でも、流石にお腹いっぱいでしょう😆
痒みについても次回、書けたらいいなと思います。


それでは、最後まで読んでくれてありがとうございました!

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