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何にもない。泣きそうなICT環境、一人で立ち上がった結果…*

以前、ある大阪の公立高校の友達に頼まれて研修をしに行ったことがあります。そのICT環境は驚くべきものでした。タブレットPCが全校で8台。あまり使われていない様子でした。ここで、ほとんどの人は心が折れてしまいます。「私立じゃないから仕方ない」「何を言っても教育委員会は動いてくれない」「ICTなんてなくてもいい」…

中西は違いました。

えとーと中西一雄との出会い

2015年夏。ADEのシンガポールインスティテュートが行われました。ADEとはApple Distinguished Educatorの略で、2年に1度全世界から600名程度の教師が選ばれます。選考基準は創造性だったり、斬新さだったり、継続性だったりするのでしょうが、とにかく全世界から面白い先生が大集合します。3日間ホテルに缶詰で朝から晩まで研修ですが、これがまた面白いのなんのって!

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このメンバー、見る人が見れば分かると思いますが、とにかくすごい。日本有数の教育者たちのはずですが、三日間でみんな、ガツーンと物の見方が変わって帰国しました。

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えとーの左にいるのが中西一雄さんです。滋賀県の公立中学で教師をしています。わたしは当時近畿大学附属高校という全国でも有数の恵まれたICT環境での実践を元に学校の出張費で参加したのですが、中西さんは自力で調達したiPadに自腹での参加でした。この差は歴然としています。

教育委員会の研究員になってタブレットが支給されたものの

最初のきっかけは、意外なことに研究員になったことだったと言います。

教育委員会の研究員になってWindowsのタブレット機を6台渡されて、活用を研究しろと言われた。だけどうまく行かず、パナソニックの助成金でiPadを購入して研究し始めたのが最初かな。

実際にエビデンスも明確だったため、その後はiPadでの実践を続けている。これはAppleのワールドオリエンテーション参加でドイツに移動した際の写真。ふざけているように見えますが、

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本人、至ってシリアスです。その後、様々な助成金や奨励金に応募するようになり、いくつもの団体から資金を調達しています。

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助成金にもいろいろ、組み合わせもいろいろ

先日、助成金ぽいのをネットで見つけたので早速相談してみました。えとーは何と今まで一度も申請したことがありません。

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中西さんによると、めくらめっぽうに出すのが良い訳でもないそう。仮にたくさん取れたとしても、報告義務が当然あるし手が回らなくなる可能性もあります。毎年2,3の助成金を獲得して,研究構想→助成金申請→授業実践→成果集約という流れを循環させるのがベストなんだそうです。まあ、聞いてもさっぱり分かりません。

オンライン講座で学べること

まずは棚卸しをしましょう。今ICT環境が無い場合、あったらどうかというのは夢の世界です。いろんな方の実践を見て、夢物語でもいいのでまずは全て吐き出してみましょう。これは文字化した方がいいです。「やりたい授業形態」でも「欲しい機器一覧」でもOK。

次に助成金の仕組みについて学びます。どのような助成金がどんな時期に出るのか、申請やその後の報告義務の仕組みはどうなっているのか。

やってみたいことと仕組みが分かったら、タイトルのつけかたです。その日のうちに完成することはありえないので、そのあとは秘密のFBグループに移動。なんと講座終了まで中西さんのアドバイスをもらうことができます。少人数なので、みんなでワイワイとやりながら考えましょう!

さいごに

一人一台環境がすぐそこまで来ていますが、指をくわえて待つよりも動き出しちゃいましょう!えとーはこういう申請がとても苦手なのですが、今回はテンプレートまで作ってくれるというので、チャレンジしてみようと思っています。

大事なのは、チャレンジすること、具体的な棚卸しをして言語化すること、みんなでワイワイ話しながらブラッシュアップしていくこと。

これを、暗黙知→形式知→集合知と言います。

今から3月4日がとっても楽しみです。一緒にチャレンジしましょうー。

早割は2020年2月15日まで!詳細はこちらをクリック ↓


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