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おい、受賞者来れないから急遽授賞式までにインタビュー頼む!

3年前のことでした。高速ビデオの学会を父がその年大阪で主宰する運びとなりました。我が家は実は家内制手工業で成り立っています。父は高速ビデオカメラの第一人者。その世界に転じてから20年くらい世界の最先端を走ってきて、とうとうこんなことまでやっちゃいました。

家族は「あっそ」でしたが、夕方のNHKで取り上げられていました。何せ人類が光に追いついちゃったんですから。

いろいろポンコツな父

学者に多いのですが、完全な大人ADHDです。普通の人から見て肝心なことが結構抜け落ちます。こないだ母が倒れた時も、カキフライと焼酎を買ってきたっけな。遠い目。

だからかもしれませんが、特に大きなイベントの際には家族総出で助けてきました。母は、語学の人なので、研究者の伴侶の案内やショートトリップ関係。妹は普段はサイバー犯罪を追っていますが、こういう時はパンフレットの作成など。私は、全体の司会そして・・・

おい、受賞者来れないから急遽授賞式までにインタビュー頼む!

みたいなことにも対応できる、何でも屋です。

Youtubeを使って何かアウォードみたいなのできない?

こんなことを突然言い始めました。そこで、『最優秀賞』1作品、『サイエンス賞』1作品、『アーティスティック賞』1作品、『エンターテイメント賞』1作品を出し、プロが使う機材からiPhone6までスローモーションが取れるものならなんでも参加OKのアウォードをわたしが企画しました。

すごい作品が続々と集まります。中でも東京大学の井上先生撮影の線香花火の表面の様子は心揺さぶられる美しさ。

そして確か高校の先生が作った同時落下とろうそくの実験。こちらはなんとiPhoneでの撮影です。

授賞式に受賞者が来れないハプニング!

元々オンラインでの募集だったからでしょうか、受賞者のうち三人が当日来られないということが割と直前に判明しました。オンラインでの活動をすでにしていたわたしに白羽の矢という名前の迷惑が降臨。

おい、受賞者来れないから急遽授賞式までにインタビュー頼む!

突然言われたのですが、とっさにメールアドレスを調べ、オーストラリアと東京にZoomでつなぎました。Zoomは実はビデオ会議をするだけでなく、その場で録画も簡単にできます。クラウドでもデバイス上でも可能ですが、わたしは加工したいのでデバイス上に。

授賞式に合わせて出だしの華やかな映像から、授賞式でのメッセージまでiMovieで編集して当日出しました。

失敗?何それ、美味しいの?

この間、1週間以内。わたしがやって失敗することは父の仕事関係ではないのですが、それでも失敗のリスクはあります。そこをあえてやってみたからこそ、当日の盛り上がりもあったのでしょう。

失敗を恐れるのではなく、まず知っているだけの知識(+ソーシャルキャピタル)でやってみる。走りながら、考える。

昨今、様々なセミナーやフォーラムが中止になっていますが、それを美徳とするのはどうかと思います。または、「急にそんなの無理に決まってるじゃないですか?」なんて言われた日には、そのイベントの主催者には本当に想いがあったんだろうか?と不思議になります。

ダメもとで、やってみませんか?



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