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【心理学】お化けの正体


お化けの正体はだいたい「シミュラクラ現象」です。
人は人の顔を敏感に察知する能力を持っていて、点が3つ集まっただけでも人の顔に見えてしまうほど。
シミュラクラ現象というのは、このように人の顔でもないのに人の顔だと錯覚してしまう現象のことですね。

人は社会的な生き物なので、人の顔を察知する能力はとても重要です。
原始時代では、物陰に隠れている人が「敵か味方か」瞬時に察知できないと危険な目にあってしまう。
なので、顔に対する認識能力が進化していったのです。

しかも、人間は恐怖にも敏感です。
恐怖感がないと、安易にライオンに近づいて食べられてしまうので、恐怖に対する認識も敏感に進化させていきました。

つまり怖い怖いと思っていると、恐怖に対する敏感さと、顔に対する敏感さがマッチして、なんでもないただの板の木目が幽霊に顔に見えてしまうんですね。

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参考
超常現象をを本気で科学する」(石川幹人)28-30頁


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