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少女はいわば、二度殺す

「はぁい!あと1分です☆」
気怠く元気に実況が告げる。

ネオンが照らす銃撃戦。響くのは軽快な電子音。仮想空間だ。

娯楽の減った日本では美少女だらけの仮想闘技場が大盛況。水色髪の巨乳が猛々しい叫びをあげ道を開く。合成音声越しにテストステロン。依代は女性以外で構わない。だが少数派は目立つ。つまり美少女ばかりになった。

それに投げ銭が集まる。賭博だ。自分好みの性的仕草で集めた金を撃ち込むゲーム。遊びじゃない。借金して自分に賭けた。だから水色髪に巨乳に軽機関銃だ。通路の先を睨む。学生服の黒髪が一人。躊躇なく UMP を構える。

「やっぱ、男ってサイテー……」

自然な音声に驚いたのではない。眉間に正確なエイム。巨乳が消し飛び意識が沈む。

同時刻、何処かの安普請で腹に響く音がなる。焦げた HMD の横、全裸中年男性の頭に花が咲く。よくある話。ちょっとしたボヤ騒ぎで 1000RT に到達した。【続く】

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VR と esports / ポップカルチャーメディア KAI-YOU.net にてライター活動中 / いつも心に響木アオ / ご依頼は Tw の DM にて

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小説の冒頭400字でコロナを狙う、逆噴射小説大賞への投稿作品です。

コメント (2)
大好きが詰まったパルプ小説なのがわかりました。
サイバー独特の倦怠感とか博打せざるを得ない人独特の追い詰められた感じが次のページを読みたい意欲!
ありがとうございます。
コメント機能に初めて気が付きました。
好きを全部詰め込んだのに地味になってしまった。
次は極彩色の爆発を取り入れますKABOOM!!
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