君はフグ以外の下関土産を知っているか
先日、山口は下関に住む祖母(93)が新幹線に乗って京都に引っ越してきた。
一人暮らしが難しくなってきたのでこれからは京都のサ高住に住む。30年住んだ下関を離れるのは寂しかっただろうな。
祖父母の住んでいた下関は私にとって特別な場所だ。子供の頃から少なくとも年2回は欠かさず訪れているかと思う。下関は海や山といった自然の美しさだけではなく、様々な歴史の舞台となってきた魅力的な土地がたくさんある。弥生時代、源平合戦、幕末〜明治、このあたりの歴史好きからするとたまらないスポットではないだろうか。
大好きな下関だが、不満があるとすれば一つ。
お土産のレパートリーが少なすぎるということ…。
下関のお土産は長年驚くほど変わらない。売店に並ぶラインナップが何十年もずーーーーっと同じだ。ふぐせんべいにふぐ茶漬け、しそわかめ、月で拾ったたまご…。恐ろしいほどの安定感。
今日は、ふぐ関連以外で私の好きなお土産を2つ紹介したいと思う。
▫️巌流焼・おそいぞ武蔵
粒餡のどら焼き。どっしりした餡がふわふわ〜な皮に包まれている。私は白いんげん豆の白餡が入った巌流焼派。
これを食べながら『武蔵と小次郎って何で決闘したんやっけ?』と話題にのぼることがあるが、いつも誰も答えられない。
▫️鶏卵せんべい
ここ数年ブーム(私の中で)。平飼い卵と蜂蜜でできたほのかに甘いおせんべい。ぱりん、と柔らかくて食感がいい。関門海峡が一望できる海峡ビューという旅館に泊まると、お着き菓子としてお部屋に置いてある。優しい甘みに移動疲れが癒される感じ。
海峡ビューの窓から海峡を眺めていると、途切れることなく船が通り過ぎていく。多くは貨物船だが、それぞれ見た目が違うので見ていて飽きない。
お菓子の紹介というにはお粗末だが、これでおしまい。みなさんのおすすめ下関土産があったら教えてください。
下関のことはまた書きたい。