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自分が出来なくて他人ができることに敬意を払うことから始める

今朝の朝礼でした話。前回の朝礼の話が長い、という指摘があったので、今回はかなり短く、簡潔にしてみたつもりだった。ただ、説明し足りない感があるので、このnoteで補足しておこうと思う。

人は、自分が簡単に出来ることなのに、他人がなかなか出来ない、やるのに苦労してるようなものに目が行きやすいものだと思う。そういうところは、ものすごく大きなマイナスに見えもので、なんでこんな簡単なことが出来ないのか、なぜ、この程度のことがこなせないのかと、憤りを覚えたりする。

朝起きるのが何の苦でもなく、始業時間に遅刻しないのが当たり前に出来る人は、毎朝ギリギリ出社で、頻繁に遅刻している人を見ると、その人がすごく駄目な人に見えてしまうし、その駄目さ加減がやたらと目につくものだ。

でもだ。

自分が苦手で、なかなか出来ないことだけど、他人が簡単にできてること、何の苦もなくこなせてることも当然ある。

自分が出来て、他人が出来ない、ところばかりに注目して、そこに怒ったり、嘆いたり、不満をぶちまけたりするよりも、まず、先に、自分が出来ないことで、他人が出来てることを見つけるようにしたい。そういう所を見つけるようにして欲しい。

そして、そういう所を見つけたら、まず、そこに敬意を払う、そこに感謝する、ということから始めたいし、始めて欲しい。

会社にはいろんな専門職の人がいたり、部門があったりして、それぞれが違う能力を持ち寄って、組み合わさって価値を作り出してる。

違う部門や違う職種になると、どんな仕事をしてるかは、実際にはよくわからないことが多い。よく分からないので、自分が理解できるところから、人や部門を見てしまいがちになる。

すると、先に目につくのは、たいてい、「自分(達)は出来てるのに、他が出来てない」ことになる。それが愚痴や不満につながる。

でも、はたと立ち止まって、もう一度よーくよーく考えて欲しい。

多分、不満や愚痴の対象となるその人、その部門は、あなたが出来ないこと、あなたがやれないことをやってくれてるはずだ。あなたと違う業務をやって、違う困難に直面し、違うところで頭を悩ませてたりする。そういう人や部門が集まって、組織が動いてる。まず、そのことに目を向けてそこに対して敬意を持って欲しい。

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